訪日外客1300万人超の見込み

日本政府観光局(JNTO)は11月の訪日外客数と出国日本人数の推計値を発表した。
発表によると今年11月の訪日外客数は116万8500人と前年同月の83万9891人から39.1%増となった。

今年1月から9月の暫定値と10月と11月の推計値を合わせた累計は1217万7500人となり、前年同期の949万9413人から28.2%増と大幅に伸びた。

市場別にみると、韓国が23万9000人で9か月ぶりに最多となった。以下、23万6500人の台湾、20万7500人の中国と続いている。

増加率では、前年同月比103.6%増の中国、同83.9%増のフィリピン、そのほか韓国、香港、シンガポールが30%代の増加とアジア諸国が堅調。豪州、カナダ、英国も大幅に増えている。

12月は欧州市場のクリスマス休暇、東南アジアの学校休暇など年末休暇を利用した訪日が期待される。とくに今年は円安傾向の継続、10月からの消費税免税制度の拡充、IC旅券を所持するインドネシア国民への事前登録制によるビザ免除措置などの好材料があり、86万4000人が訪日し12月の過去最高値を記録した昨年を上回ることが予想され、今年1年間の総数では1300万人を超える見込みとなった。

<月別推計値と 2003 年以降の訪日外客数のデータ>
(日本政府観光局(JNTO)のウェブサイト)

●月別推計値
http://www.jnto.go.jp/jpn/news/data_info_listing/pdf/141217_monthly.xls

● 国籍/月別  訪日外客数(2003 年~2014 年)
http://www.jnto.go.jp/jpn/reference/tourism_data/visitor_trends/pdf/2003_14_tour