【出展者に聞く!】
介助者の負担の軽減が 老老介護に安心を与える (株)オフィス・ラボ

オフィス・ラボは「新価値創造展2015」に、同社が展開する“みんなで創る福祉家具のブランド”スマイルケアを出展した。

なかでも注目を集めていたのは、自立促進・腰痛予防に効果の高いラバーウッド製の「カチェットチェア90」(=写真)で、座面が回転するため、立ち座りの介助で押したり引いたりする必要がなく、介助者の腰の負担を軽減するというもの。90度ごとの4カ所で自動ロックもかかるため、事故が起きにくいのも特徴となっている。

 同社の田﨑純一営業マネージャーは「日本は世界でも類を見ない超高齢化社会であり、従来の若者が年寄りを支えるといった構図が通用しなくなっています。今後ますます老老介護が増えていく中で、要介助者と介助者両方の負担を軽減し、事故や怪我を未然に防ぐことが大切です」と語る。

 

同社のブースには杖・傘ホルダーの「つえポンシリーズ」も展示されており、「カチェットチェア90」ともども全国の介護施設や住宅に導入され、好評の声が届いているという。
田﨑氏は「おかげさまをもちまして、スマイルケアは福祉業界で高い知名度を得ることができました。『新価値創造展』では、異業種の方とお話する機会が多く、今までとは違った視点をいただくことができましたので、これを糧に新たな展開にも力を入れていきたいです」と今後の展望に対し、前向きな姿勢を見せた。

<展示会データ>
■展示会:新価値創造展2015
■会期:2015年11月18~20日
■会場:東京ビッグサイト