【インタビュー】20 年目に向けて新たな挑戦~株式会社スリービー~

展示会のブース施工などを請け負う株式会社スリービーが今年、設立10周年を迎えた。代表取締役である三橋和也氏に、スリービーの10年間の歩みやこれからの展望などについて聞いた。

スリービーの取組みと10年を振り返る

スリービーは展示会ブースの企画・デザイン・施工や、事務局・セミナーの運営、会社の受付・ショールームのディスプレイのプランニング、またそれに伴う事前の集客業務や、展示会後の効果測定などを行う企業として2007年に設立。

市民や企業、国・自治体がともに海の再生を考え、体験する場として2013年秋に初開催された「東京湾大感謝祭」では出展者、スポンサー集めからさまざまなコンテンツの企画までスリービーが担当した。東京・臨海副都心のタイム24で第一回目を開催。来場者が1500人だったイベントも回数を重ね、会場を横浜赤レンガ倉庫に移し4回目となった昨年は、来場者9万8000人を記録するまでに成長した。三橋氏は「主催者の苦労や思いなど、大変勉強になった。今後もBtoBやBtoCのイベントにこだわらず、要望があれば応えていきたい」と話す。

イベント×音楽の力

スリービーの特徴的な業務のひとつに、音楽制作がある。豊島区出身の三橋氏は都知事選挙の際、応援する気持ちを込めて小池百合子氏の応援歌を制作。小池都知事がFacebookでシェアしたことにより話題を呼び、現在約3万5000回再生されているという。

また、スキージャンプ選手である葛西紀明選手の応援歌「Wonder jump〜風神喝采が飛ぶ〜」も制作。葛西選手はソチオリンピックの際、この曲で気分を高めて試合に臨み、メダルを獲得したという。

ほかにも、先述の東京湾大感謝祭でもイベントのテーマソングを制作し、イベントの盛況に一役買っている。このようにPR・イベントと音楽との相性の良さを応用して、社歌の制作などにも携わっている。さらに10周年を記念して動画を制作した。ユーモアたっぷりにスリービーの魅力が紹介されており、YouTubeのスリービーのチャンネルで視聴することができる。

三橋和也氏

展示会には夢がある

“展示会には夢がある”をキャッチコピーにするスリービー。それは一体どういうことなのか。三橋氏は「出展者が商品を展示し、商売にして儲かるといった仕組みが展示会で、ある意味宝くじのようなものだと思います。その勝率をあげる手助けするのが自分たちの役目」と語る。主に現場で活躍しているスリービーだからこそ、成功の瞬間を現場で目の当たりすることが多く、そこにやりがいがあるという。

次の10年に向けて

ゴルフ、釣り、マラソンなど、趣味の豊富な三橋氏。最近では、今までで一番苦手だった”音楽”に挑戦してみようと、ピアノを習いはじめ、今では”少年時代”を弾き語りできるまでに上達したという。「この10年でなんとか会社を継続する方法が分かってきた。次の10年は今までの流れを活かしつつ、新しいチャレンジにつなげていきたい。特にこれからは若い人材を採用し、若い世代が活躍できる会社を作っていきたい」と話す。次のステップへ走り出したスリービーの、積極的な姿勢とチャレンジに、今後も注目していきたい。

株式会社スリービー HPはこちら☞ http://www.threeb.co.jp/

10周年記念動画はこちら☞ https://www.youtube.com/watch?v=59s5gkWoT3I