Home > 展示会とMICE人物 > ヤマトボックスチャーター(株)イベント・催事センター センター長 清水 康正さん
新センター設立し、展示会向けサービスを強化

 展示会の搬入・搬出時に出展者や支援企業が現場作業を行なっているなか、段ボールや出展物を載せた金属製のカゴ車を押している姿を多く見かけるようになった。その物流サービスを提供しているヤマトボックスチャーターでは、4月16日に展示会とイベントに特化した営業セクション「イベント・催事センター」を創設した。センター長の清水康正氏に、同社の取組みについてうかがった。

展示会場でも活躍するクロネコブランド
安全、迅速、安価なJITBOXチャーター便 ヤマトボックスチャーター(株)は 2001年(平成13年)3月に創立し、「クロネコヤマト」の愛称でみなさまにご愛顧いただいているヤマトグループの一員として、サービスを提供してまいりました。

社名の由来にもなっているボックスチャーターは、トラック一台や段ボール箱一つという単位ではなく、1ボックス単位で運べるサービスのことです。1.8?で、最大600?sまで積載できます。

ロールボックス1台で大小さまざま詰め込んだ荷物を指定の場所におとどけします。JITBOXチャーター便として提供しています。

ご利用いただく上でのメリットをいくつか紹介させていただくと、第一はサービス名にもなっているジャストインタイムの実現でしょう。宅急便同様の指定時間配送が可能で、有料のオプション利用で15分単位の指定と時間外納品も可能になります。また、ボックスごとの取り扱いのため口割れのおそれがなく、貨物すべてが同時に手元に届き、配送ミスや遅延が減少します。

第二に安全性の高さも大きなメリットです。金属製のカゴ自体が荷物を保護し、軽いものや壊れ物を上にしたりと積付けの工夫で破損の危険はさらに少なくなります。

もちろんコスト面でもお客様のお役に立つことができます。ボックス単位での課金ですので、1ボックス同地域内で9600円からと、貨物の量に応じた料金により輸送コストを押さえることができます。それにより少量多頻度な輸送を可能にします。 展示会の搬出・搬入を物流面から支援する JITBOXチャーター便は、厳しい時間的制約や種類が多岐にわたる荷物のある展示会にマッチした商品と言えます。

お客様の荷物すべてが指定時間に搬入されるため、短い搬入時間の間でもスムーズに準備にとりかかれます。また、搬出日は煩雑になりがちな展示物や装飾品をボックスに詰め込むだけで、あっという間に片付けが終了します。

細かいことですが発送伝票も1枚で済みますので、作業負担はぐっと少なくなり、会期終了1時間後には会場をあとにすることもでき、地方からの出展者の方はその日の便で帰れます。

また、展示会で多くを占める1〜3小間規模の出展者にとって、4t車貸切便は大きすぎるため、ボックスを必要な数だけ利用する当サービスが効果を発揮します。

昨年の東東京支店からのJITBOXチャーター便の利用実績は8300本ですが、そのうちの約2000本が東京ビッグサイトの催事によるものです。これに幕張メッセからの数字も加わりますので、展示会での利用は当社の事業にとってとても大きなウエイトをしめています。
潜在需要を発掘するイベント・催事センター
川上・川下双方から認知度向上を 弊社ではこれまで、受注した業務の遂行が主体で、JITBOXチャーター便に特化して組織的な営業活動を行なってはいませんでした。

ヤマトグループの顧客や営業マンでも存在を知らないことも多かったのです。そこで認知度の向上を課題と捉え 「イベント・催事センター」を4月16日付けで東京本社内に設立しました。

業務を遂行する各支店とは別個に、イベントに特化したプロモーションを行ない、お客様へ提案や顧客満足度をあげることで潜在的需要を掘り起こし、取扱量増加に結び付けられると考えたのです。

展示会向けには主催者・出展者の双方にピーアールをはじめています。主催者に対しては指定業者の指名や出展者説明会での告知など、JITBOXチャーター便の認知度や便利さを広めていきます。また、出展者向けにはDMでの訴求活動を進めながらで認知度を向上させ、実際に荷主を訪問する担当営業マンの後方支援も行なっていきます。 豊富な実務経験活かしサービスの魅力伝える わたしは2001年の当社設立から立上げメンバーとして参加しています。トラックの乗務からはじまり所沢営業所の営業職、北東京支店の支店長を経て、このたびイベント・催事センターのセンター長の任を拝命しました。

誰よりもJITBOXチャーター便の現場をよく知っていると自負していますので、このサービスの良さを展示会主催者や出展者のみなさまにお伝えできると思います。

これまで当社ではヤマト運輸(株)からの出向者が役職に就いていたのですが、プロパー職員登用の第1号ですので、会社の期待に応えたいという意気込みと責任の重大さをひしひしと感じています。

今年の目標は取扱いを3500本まで伸ばすことです。昨年度の75%と大きな伸びですが決して不可能な数字ではないと考えています。この3年でおよそ2倍に伸びていることや、リピート率が高いので、過去の数字をベースに新たな展示会や会場での取扱いを積み上げていけば達成可能な数字と考えています。

全国各地を足しげくまわって積極的な営業を行ない、事務所の電話がジャンジャンなるような活気のある部署にしたいと思います。
見本市展示会通信」2011年5月15日号(本紙)掲載