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 工場は第1から第5まであり〈図1〉のようにそれぞれの役割をもって稼働している。パレットや台車などが“サクラ・ピンク”に染まっていて、モノと機械が無機質に行き来するドライな空間に明るいアクセントを加えているのが印象的だ。また「環境にやさしく」をモットーとしている企業だけあって、バッテリーフォークリフトを使用し、第3工場の屋根にはソーラーパネルが稼働するなど、省エネの推進に積極的に取り組んでいる。

 ちなみに東京と大阪の営業車にはハイブリッド車が使われている。また、大阪本社ビルの屋上には芝生が敷きつめられ、いわゆる「屋上緑化」により、ヒートアイランド現象の低減に貢献している。緑の真下をバスやトラックがせわしなく行き交い、都会の喧噪とのコントラストがおもしろい。いまはすべての設備が環境対応というわけではないが、少しずつこうした設備が増えていくことだろう。


 ところで、こうした環境対応は確かにサクラの企業イメージの向上に貢献はしているが、そのために管理・運用コストが上がったのでは企業としての意味をもたない。特にサクラの場合、環境対応とともに「コスト削減」を売りにしているだけに、コスト競争の足かせに目をつぶってまで、地球にやさしい活動はできない。これは同社・妙代社長も認めている。これまで紹介してきた環境への取り組みも、それがサクラの利益になるから実行できることは言うまでもない。「Ecology with Economy」というわけだ。


大阪本社ビルでは「屋上緑化」を実施。環境保護への貢献だけでなく、仕事の疲れを癒すリラックス空間として、スタッフにも大好評。また、営業車の一部にハイブリッド車を導入しており、環境にやさしい企業を実践している。







<サクラ・奈良工場レイアウト図>