イベントにおけるリスクマネジメント考~後編~

イベントを安全に運営するためには、リスクを想定し、対策を整え、万全の体制で当日を迎えたい。しかし何がイベントのリスクかを考えること自体が実は難しい。イベントを成功に導くためのリスクマネジメントについて大山利栄・東京富士大学准教授に聞いた。(後編)

前回のまとめ

リスク回避のために~リスク回避の4つの戦略~
イベント運営においてリスクを予測した後、どのように回避すべきか。
ここでは大山氏がJEPCイベントプロデューサー認定コースで紹介する4つの戦略を見てみる。

①回避
リスクが予見される作業を実施せず代替作業によって目的を達成できないか、もしくはリスクの要因を潰すことを考えること。

②受容
受容時のインパクトよりも対処コストの方が高くつく場合に、そのリスクをあえて引き受けた方が有利かどうかを考えること。

③緩和
リスクの発生確率を最小限にするにはどのような手を打てばよいのかを考えること。または、発生時のインパクトを最小限にする、すなわちリスクが起きてから後工程への影響を最小限に抑えるにはどうすればよいかを考えること。

④転嫁
第三者、例えば保険会社や警備会社などにリスクを引き受けてもらえないかを考えること。

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