日本最大級のアート見本市3月開催 新たな価値を表現する作品も アートフェア東京2021

アート東京ほか3団体は「アートフェア東京2021 (AFT2021)」を3 月18 日から21 日の4日間で開催する。(3 月18 日は招待制)。5月以降に延期が決定している世界のアートフェアに先駆け、東京国際フォーラムでのリアル開催に踏み切る。ホールEでGalleries(ギャラリーズ)115 軒、ロビーギャラリーで Crossing(クロッシング)12軒・Projects(プロジェクツ)14軒、合計141 軒のギャラリー・美術団体が集結する。

新型コロナウイルスにより新たな生活スタイル、価値観が大きく変化する中、アートフェア東京でも日常の見方や考え方を変化させることで新たな価値を表現する作家・作品を展示。
ギャラリー・YUKIKOMIZUTANIからは横尾忠則氏の作品を出品。東州齋写楽のよく知られた役者絵を元にした木版画で、浮世絵の刷りあえてずらし、木版画の技術についての再発見や新たなアレンジの可能性を促す作品。ほかにも横尾氏がこれまで発表した「文豪シリーズ」「ピンクガールシリーズ」などの作品群をMask Portrait としてアレンジした最新作も展示する。人々がマスクを着用する異様さが日常となった昨今をコミカルに、そしてシニカルに表現したシリーズだ。

摺れ摺れ草-初代中山富三郎の松下造酒之進娘宮ぎの
摺れ摺れ草-二代目沢村淀五郎の川蓮法眼と初代板東善次の鬼佐渡坊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギャラリー・TARO NASUからは、パリと京都を拠点にパフォーマンスとインスタレーションを組み合わせた制作活動により国内外で高い評価を得ている池田亮司氏の作品を展示。今回はヒトのDNA 情報を主題とした映像作品を出品する。壮大な科学的データを可視化した映像とミニマル電子音楽が一体となり、独特の感覚と体験をもたらす作品となっている。

©Ryoji Ikeda Courtesy of TARO NASU Photo by Kei Okano

また、伝統工芸と新しい視点の融合により、表現を深化させた作品も多数点展示する。金沢の優れた伝統工芸を継承しながら新たな創作活動を行う「金沢卯辰山工芸工房」や「金沢クラフトビジネス創造機構」、香川の伝統的な漆芸技法を用いた「香川県漆芸研究所」、京都市・パリ市の職人やアーティストたちが交流しそれぞれの文化や技術からインスピレーションを受けながら創作を行う「Savoir-faire des Takumi 対話と共創」の現代工芸ギャラリーが出展する。

3月3日に美術品・展示会のオンライン鑑賞体験を提供するVRコンテンツのプラットフォーム「Art Scope」をリリース。会期中はオンライン上でもイベントを展開し、誰でもPCやスマートフォン、タブレットなどを通じて、臨場感ある美術品鑑賞を気軽に楽しむことができる。