第10回MICE国際競争力強化委員会を開催~観光庁

観光庁は6月15日に「第10回MICE国際競争力強化委員会」を開催した。

今回の会合は「日本全体、都市、MICE産業それぞれの国際競争力強化」の観点から、各主体の取組みおよび連携の強化や、MICE関係者の総力を挙げた取組みの推進、PDCAサイクルでの取組み検証を進めながら、官民を挙げてMICE全体目標の実現を目指したもの。

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MICEの全体目標としては、2030年度のMICE関連訪日外国人消費額のほか、グローバルMICE都市を中核としたシームレスな地域広域連携の促進を目指すグローバルMICE都市プロモーション(仮称)の実施を含む体制強化の推進など、都市力強化の具体案とチームジャパンによる総力を挙げた推進体制の構築について提言した。

冒頭、田村明比古観光庁長官は国際会議協会(ICCA)の統計で昨年、日本が国際会議の開催件数が414件(アジア1位世界7位)だったことや、インドやオーストラリアが件数を伸ばしたことについて言及。開催する都市の誘致力強化や、都市と主催者の連携強化の重要性について語り「MICE開催をきっかけとした波及効果をいかに地域に起こしていくのか。官民政府全体のプラットフォームをどう構築してくのか。目標を立てて取組む必要がある」と述べた。

 

見本市展示会通信」781号より(2018年7月1日発行)

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