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キーエンスによる物流現場の効率・コスト改善ソリューション(国際物流総合展2023 第3回 INNOVATION EXPO)

センサ、変位計、画像処理のキーエンスは、9月13日から15日にかけて東京ビッグサイトで開催された「国際物流総合展2023 第3回 INNOVATION EXPO」(主催:日本産業機械工業会、日本産業車両協会、日本パレット協会、日本運搬車両機器協会、日本物流システム機器協会、日本ロジスティクスシステム協会、日本能率協会)で物流現場における「読み取り率改善によるスループットの向上」と「荷物サイズの自動測定」を提案した。

物流ラインの効率化およびコスト削減に向けて、スループット向上を追求し、かすみやにじみも読み取れるコードリーダを提案。ノイズがあり不明瞭で、従来は難しかったバーコードも読み取りが可能。しわや破れ、フィルムなどにも対応する。業界最大級1680万画素カメラを採用しており、凹凸やばらつきに対しても安定感のある働きが期待できる。

運送業務作業の効率化・コスト削減を実現する自動測定に向けては「TLD950シリーズ」を展示。黒のビニールや青色素材、ツヤなしゴム、段ボール箱、ポリバッグ、反射の多い素材など、測定が困難なさまざまな表面素材の荷物を正確に測定できる。高いレベルの自動化を提供できることから、国内外の運送大手企業へ多数の納入実績を有する。

レックス・ベリーが提供する、やげん掘の「七味アイス」(FOOD STYLE Japan 2023)

業務用アイスクリームのレックス・ベリーは9月13日と14日に東京ビッグサイトで開催された「FOOD STYLE Japan 2023」(主催:FOOD STYLE Japan 実行委員会)に、七味唐辛子の老舗であるやげん掘の七味唐辛子(中辛)を使った「七味アイス」を出展した。

「香り」と「辛さ」が決め手のやげん掘七味唐辛子(中辛)ならではの、ごまや山椒の香りと風味が楽しめる、ピリッとクセになる味わいが特徴。ベースはミルクアイスとなっており、甘いのに辛く、辛いから甘さを求めるとまた辛い、といったように延々と食べる手が止まらない一品になっている。

やげん掘の七味唐辛子は徳川三代将軍家光公時代、献上品としても使用された逸品。初代からしや徳右衛門が漢方をヒントに考案した。2種の唐辛子で辛さに深みを出しており、その辛みは辛いもの好きの大人もうならせる本格的なものとなっており、子供に食べさせる時には注意が必要だ。

ブースではほかにも各種フレーバーのアイスが試食可能となっており、さまざまな組み合わせを楽しむことができた。

 

 

「東京ゲームショウ2023」4年ぶりの幕張メッセ全館使用で過去最多の出展者に

2023年9月21日、千葉・幕張メッセでコンピュータエンターテインメント協会(CESA)が主催する「東京ゲームショウ(TGS)2023」が開幕した。共催は日経BPと電通。

開会式の様子

コロナ禍の制限がなくなり4年ぶりに幕張メッセ全館を使用する今回、44カ国・地域から787社・団体が出展する。国内出展者は381社・団体(オンライン出展は11社・団体)、海外出展者は406社・団体(オンライン出展は30社・団体)となり、過去最多の出展者数となる。出展小間数は2682小間で、出展タイトル数は2291タイトル。

今回、長らく中止となっていた家族向けの「ファミリーゲームパーク」が復活。12社・団体が出展する。また、近年注目されているゲーミング家具や、ゲーム配信用機器・機材などが出展する「ゲーミングライフスタイルコーナー」にはニトリなど13社が出展。ゲーム産業の枠にとらわれない展示内容となっている。

また、2021年より開催しているTGS VRを今年も同時開催する。昨年はリアル展と同会期だったが、今回は1週間延長し10月1日まで開催。新たにスマホにも対応した。

初日のビジネスデーには大勢が来場した
辻本春弘会長

CESAの辻本春弘会長(カプコン代表取締役社長)は開会式で「4年ぶりに幕張メッセ全館を使用し、過去最大規模での開催となった。2020年には(コロナ禍で)オンライン開催となったこともあったが、出展企業の協力のもと、中止せずに継続開催してきた結果だ」と語った。

また、「デジタルコンテンツは成長産業であり、ゲームはその中核だ」として、世界から注目を集める日本のゲーム産業成長のため、クリエイターの努力やゲームの情報を世界に発信していきたいとした。

TGS 2023は9月24日までの開催。21日と22日はビジネスデーで、23日と24日が一般公開日となる。会期4日間で約20万人の来場が見込まれる。

【JNTOデータ】8月の訪日外客数は215万人 コロナ前の8割まで回復

日本政府観光局(JNTO)は9月20日、8月の訪日外客数などを発表した。

<発表の要点>

●8月の訪⽇外客数は、2019年同月比85.6%の2,156,900人となり、新型コロナウイルス拡大後初めて8割を超えた。

●2019年同月の訪⽇外客数を上回る地域も多く、特に東アジア地域では香港、東南アジア地域ではインドネシアやフィリピン、欧米豪中東地域では米国やカナダなどで訪⽇外客数が増加したことが回復率の押し上げ要因となった。

●国際線定期便に関しては、2023年夏ダイヤ時点でコロナ禍前の約6割まで運航便数が回復し、その後も東アジアを中心に増便・復便が続いている。

●韓国は、日本側の水際規制緩和、日本各地への地方路線復便、学校の夏期休暇等の影響もあり、訪日外客数は569,100人(対2019年同月比184.3%※)だった。

※2019年7月以降、日韓情勢により訪日旅行を控える動きが発生していたこと等もあり、訪日韓国人旅行者数が減少傾向にあった点は2019年同月比を見る際に注意を要する。

●中国は、日本行きの海外旅行制限措置※が8月10日付で撤廃。日本と中国双方の水際規制緩和、学校の夏期休暇等の影響もあり、訪日外客数は364,100人(対2019年同月比36.4%)だった。

※2023年8月9日まで中国文化旅游部より日本行き団体旅行・パッケージツアー商品の販売禁止措置が継続されていた。

●台湾は、出境規制※、台風の影響等があるものの、日本と台湾双方の水際措置緩和、学校の夏期休暇等の影響もあり、訪日外客数は396,300人(対2019年同月比94.3%)だった。

※台湾における渡航警戒レベルで、渡航の是非検討等に日本が含まれている。

●香港は、日本と香港双方の水際規制緩和、学校の夏期休暇等の影響もあり、訪日外客数は206,300人(対2019年同月比108.4%)だった。

●米国は、日本の水際規制緩和等の影響もあり、訪日外客数は138,400人(対2019年同月比117.5%)だった。

「B’z」のステージセット解体中に事故 7名が重軽傷

9月17日、ロックバンド「B’z」の福岡PayPayドーム公演終了後の深夜、ステージセット解体中にセットの一部が落下する事故が発生した。

この事故でツアースタッフ・アルバイトスタッフのうち7名が重軽傷を負い、会場では警察による現場検証が行われた。なお負傷者の命に別状はないという。

株式会社B ZONE / 株式会社VERMILLIONは19日、事故原因の究明の結果、ステージ完成時の安全性は確保されており、今回発生した事故は撤去作業時に起因していたことが判明、撤去作業の再検討および見直しを実施したと発表。

その検証結果を元に、ステージの一部部材をカット、再発防止対策の為、一部ステージプランを変更して、21日からのヤンマースタジアム長居での公演は予定通り開催する。

エムイーシーフーズのこだわりの美食卵「レシピ」(FOOD STYLE Japan 2023)

地養卵・金福卵のエムイーシーフーズは9月13日と14日に東京ビッグサイトで開催された「FOOD STYLE Japan 2023」(主催:FOOD STYLE Japan 実行委員会)にこだわりの美食卵「レシピ」を出展した。

レシピは目に良いとされる栄養素であるルテインが豊富に含まれているのが特徴で、その量は普通卵の約3倍。葉酸、ビタミンD・Eが強化されており、特殊旨味資料配合であることが評価され「ジャパン・フード・セレクション」では金賞を受賞している。

レシピという名称には、季節や地域でさまざまなレシピがあり、いろんな人々のそれぞれのレシピに活用してほしいという思いが込められている。

また、ブースではレシピを使用した冷凍液卵も展示。お菓子やパンはもちろん、オムレツや茶わん蒸しなどに使用することで、甘みがありコクのある味わいに仕上げることができる。

「第4回 大阪・関西万博 開催支援EXPO」11月1日からインテックス大阪で開催

大阪・関西万博 開催支援EXPO実行委員会(実行委員長:堀 正人/運営:株式会社イノベント)は「第4回 大阪・関西万博 開催支援EXPO」を、11月1日から2日にかけてインテックス大阪で開催する。

同展の取組は2025年日本国際博覧会の「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジとして登録されているもの。「万博を『ビジネスチャンス』にする」ことを目的に、大阪・関西万博で各国のパビリオンや各種のイベントを行う国・企業・団体が多数来場し、内装、人材/マンパワー、ステージ制作/運営、警備、清掃、販促サービス、食品・飲料など、様々な業界から多くの企業・団体が出展する。

セミナーには大阪・関西万博会場運営プロデューサーの石川勝氏や2025年日本国際博覧会大阪パビリオン常務理事兼事務局長の清水克昭氏などが登壇。万博の「全体像」「現状」「ビジネスチャンス」が分かる内容になっている。

同時開催展は「住まい・建築・不動産の総合展 [BREX関西] 2023」および「第3回 デジタル化・DX推進展 (ODEX) 大阪会場」の2展。

「第3回日本観光ショーケース in 大阪・関西」出展募集開始

日本観光ショーケース実行委員会(委員長:落合和之 株式会社マイナビ 執行役員)は、2024年2月22日から23日にインテックス大阪で日本観光に特化した展示会「第3回日本観光ショーケース in 大阪・関西」を開催する。

コロナ禍が収束に向かい、世界的な旅行需要の回復が見込まれる中、日本でも観光立国の復活に向けた地域の取り組みが重要になってきている。高まる旅行需要の中、同展は日本の魅力をとことん深堀りし、四季と島国ならではの豊かさや文化を知ることで日本を散策したくなるような展示会を目指す。

また、大阪では2025年に万博開催を控えており全世界から注目が集まることが予想される。日本の第二の玄関口である大阪から日本全国の観光地の魅力を発信することで、日本観光の活性化につなげていく。

現在出展者を募集しており、出展料金は中小間27万5,000円、角小間30万8,000円(3m×3m、料金はいずれも税込)。10月末日までの早割や前回出展者を対象にした割引も実施する。

大阪産業局、ベトナム最大級の国際工作機械・金属加工関連見本市に出展

大阪産業局は2023年10月4日から6日にホーチミンで開催されるベトナム最大級の国際工作機械・金属加工関連見本市「メタレックスベトナム2023」にブース出展をする。

ベトナムはASEAN地域の中心に位置する立地、競争力のある人件費、政府による積極的な外資企業誘致政策など、特に日本の製造事業者の海外展開にとって、魅力的な条件を備えている。

そのベトナムにおける大規模展示会である「メタレックスベトナム」は、2007年の初開催以来、工作機械や金属加工機、金型、測定器、ファクトリーオートメーション関連機器等を扱う日本企業にとって、ベトナムのみならずASEAN地域におけるビジネス拡大のための重要な機会となっている。

大阪産業局は、府内中小企業の海外販路開拓を後押しするため、「メタレックスベトナム2023」に共同出展ブースを設置する。今回は、高度なものづくり技術で業界をリードする大阪の中小企業10社(8スペース)が参加し、製品PRや商談を実施する。

「メタレックスベトナム」は2022年に開催された前回、205社(内、日本からの参加企業数42社)が出展し、37カ国・地域から1万1043人が来場した。

【参加企業 / 全10社(8スペース)】

・WAKO VIET NAM CO.,LTD.(和光金属工業株式会社)/大阪市住之江区 /金属加工・溶融亜鉛メッキ
・株式会社三栄金属製作所 /大阪市生野区 /金属プレス加工
・株式会社AMT /東大阪市 /機械装置・金属部品
・株式会社エンテクス /大阪市中央区 /鉄・ステンレス・非鉄金属の材料及び加工販売
・株式会社フリーベアコーポレーション /東大阪市 /各種搬送機械及び自動位置決め装置
・株式会社光洋 /東大阪市 /精密小物ばね・薄板ばね
・株式会社イチネンアクセス /池田市 /各種工具
・株式会社タカヨシジャパン /八尾市、株式会社清明エンジニアリング /河内長野市 、精密工業株式会社 /大阪市住之江区(3社合同出展) /摩擦接合技術

【大阪・関西万博特集】日本を支える中小企業の魅力を世界へ(ボクシーズ 鳥居暁社長)

本記事は2023年8月31日発行の『EventBiz』Vol.32で掲載した内容の一部をWEB版記事として転載および再編集したものです。掲載されている内容や出演者の所属企業名、肩書等は取材当時のものです。

 

UXイノベーションカンパニーのボクシーズは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のテーマ事業「シグネチャーパビリオン」の中で、アニメーション監督、メカニックデザイナー、ビジョンクリエイターの河森正治氏が担当する「いのちめぐる冒険」にパートナーとして協賛する。その背景について、同社の鳥居暁社長に話を聞いた。

 

つくば万博での感動が原点
中小企業でも臆せず挑戦を

――ボクシーズの事業内容についてお聞かせください

鳥居 テクノロジーを駆使して「心に響くユーザー体験」を生み出し、社会課題を解決することをミッションに、サービス/プラットフォームの運営、システム開発、開発コンサルティングなどの事業を行っています。いかに優れた技術があっても、それが社会実装されないことには意味がありません。ボクシーズでは社会に受け入れてもらうべく、ユーザー体験(UX)に重きを置いたサービスやプラットフォームを展開しています。

設立は2006年で、受託開発をしながら、独自でプロダクトを開発して事業化の価値があるプロダクトは、専門の事業会社を設立していることが特徴です。2018年には自店舗のプリペイドを発行できるモバイルオーダー「Putmenu」を取り扱うプットメニュー株式会社を、2019年にはIoT電球よる見守り・防犯サービス「HelloLight」を取り扱うハローライト株式会社と、12言語対応の無料観光プラットフォーム「SpotTour」を取り扱うスポットツアー株式会社を、それぞれグループ会社として設立しました。いずれも社会課題の解決を目的としています。

――ボクシーズの強みはどういったところでしょう

鳥居 一般的なシステム開発会社と違い、社内にコンサルティング、企画、クリエイティブ、エンジニアリングといった専門部門を有しており、経営コンサルティングのような領域もこなせる点が評価されてきました。新規事業の立ち上げも積極的に行っていて、イメージ的には今後芽吹く可能性のある事業を育てていく「スタートアップスタジオ」のような感じです。

UXに重きを置いたサービスやプラットフォームを展開

――大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険」にはどのような考えがあり、協賛したのでしょうか

鳥居 大阪・関西万博に関わっている知人から、博覧会協会が広く協賛者を募っているという話を聞いたのがきっかけです。協賛者には誰もが名前を知っているような大企業が名を連ねており、当社のような中小企業に何ができるんだろうか……という迷いもあったのですが、挑戦してみたい気持ちが勝りました。

実は私は1985年に茨城で開催された国際科学技術博覧会(つくば科学万博)に家族で訪れたことがあります。当時はまだ10歳と幼くはありましたが、子供心に世界中からいろんなものや技術が集い、未来を見せてくれる光景に感動を覚えたものです。今にして思えば、それが私の事業の原点だったのかもしれません。

そんな私ですから、知人の話を聞いて「万博に関わってみたい」「今度は担い手として参加してみたい」という気持ちをおさえられなくなりました。中小企業でありつつも事業内容を評価していただく形で、協賛が決まった時は本当に嬉しかったです。

 

「自分たちが社会を良くする」
日本の魅力を世界へ届ける

――大阪・関西万博にどのようなことを期待しますか

鳥居 子供だった私がつくば科学万博で刺激を受け、大阪・関西万博に関わるようになったように、夢洲に訪れる子供たちに驚きと感動を与え、未来の担い手を育てる場になってくれることを期待しています。万博にはアミューズメントパークの楽しさとはまた違った、好奇心を刺激してくれる学びがあふれていますので、協賛者としてそれを支えていきたいと思います。

――今回の協賛は河森正治プロデューサーのパビリオン「いのちめぐる冒険」に対するものですが、そこに対する思いはいかがでしょう

鳥居 河森さんは人気アニメ『マクロス』シリーズなどの監督として有名ですが、地球と人間の共生という社会課題について深い考えをお持ちで、テクノロジーでそのことを伝えることに挑戦されています。ボクシーズのテクノロジーを駆使して社会課題を解決したいという理念とも共通しています。

すでに特設サイトと動画でパビリオンの世界観を広く発信していて、XRなどの最新の映像技術を使ったリアルな体験を打ち出しており、パビリオンの完成を想像するだけでもワクワクしてきます。

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――大阪・関西万博に向けた取組みと展望をお聞かせください

鳥居 協賛の発表を受け、取引先などから期待の声をいただく機会が増えました。万博を共に創り上げるパートナーとして2025年に向けて、社員と共に事業に取り組んでいきたいと思います。

ボクシーズが中小企業でありながら協賛にいたったのは、ひとえに自分たちの力で社会を良くしたい世の中に貢献したいという強い思いがあったからです。日本には421万の企業があり、そのうち99.7%が中小企業だと言われています。言い換えるなら、中小企業こそが日本を支えているのです。

大阪・関西万博という日本の素晴らしさを世界に発信していくまたとない舞台で、日本の中小企業の活躍を世界に示していきたいと思います。また、まだ大阪・関西万博に関わっていない中小企業に興味を持っていただけるような模範となるべく、引き続き邁進していきたいと思います。