【特集】「CES 2025」注目の出展企業情報まとめ(最新版)

世界最大級のテクノロジー展「CES 2025」(主催:全米民生技術協会=CTA)が2025年1月7日(火)から10日(金)まで(米国時間)の4日間、米・ラスベガスで開催される。本特集では日本企業を中心に、注目の出展企業の最新情報をまとめた。
(五十音順、随時更新。最終更新:2024年1月6日)

 

アルプスアルパイン(LVCC, North Hall – 10548)

磁気とセンサーの技術により、感触とON時点の押し込み量の変更の両方を兼ね備えたスイッチを初出展。ヘビーユーザーの多いアミューズメント市場において、コントローラーに求められるニーズは年々高まっている。同製品を使用することで、ユーザー個人の好みに合わせた操作感を実現するだけでなく、ゲームのシーンに応じた操作の感触を可能にし、臨場感を与えることに寄与する。
また、「1A1M形マルチユース ミリ波レーダーセンサー」も出展する。優れた堅牢構造と耐環境性を誇り、様々なシーンで活躍する。段ボール箱の内容物やポリタンク内の液面など、反射の弱い物体を透過して複数の対象との距離を同時に検知することが可能。水蒸気や粉塵などの環境でも誤検知しにくい精度の高さも持ち合わせる。Bluetooth通信に対応しており、パソコン画面でセンサーの設定やモニタリングが可能。

 

旭化成エレクトロニクス(Venetian Expo, Halls A-D – 54418)

エイジテック分野からは、高齢者の見守り用途を想定し、6m×6mの空間内で、最大3名までの存在検知や位置追跡を行うことができ、また姿勢の検知も可能な「ミリ波による高齢者見守りソリューション」を展示するほか、DC/DCコンバーター(AP4470L)を使用し尿中の水分を利用して発電し、バッテリーレスで排尿を通知する「スマートおむつ」のコンセプトデモを実施する。
その他の分野では「ウェアラブル機器向け温度・筋電位(EMG)計測ソリューション」、「スマートホーム向けソリューション」、「車載ソリューション(ミリ波レーダーによる生体センシング、光学樹脂を使った次世代HUD)」の展示も行う。

高齢者見守りソリューション イメージ

 

AGC(LVCC, West Hall – 6466 & 6576, Venetian, Lvl 2 – Bellini 2001A)

<次世代モビリティ分野>では安全性と先進性に寄与する「次世代HUD」や、ディスプレイとの一体感を高め卓越したデザインを実現する「薄型狭額縁深曲げデュアルディスプレイ」などを展示。ガラスが持つ質感と美観、機能性が融合した未来のコックピットを体感することがでる。
<次世代半導体分野>ではAGCが開発・生産・販売している、「EUVフォトマスクブランクス」や「CMPスラリー」といった、最先端半導体の製造に欠かせない部材を展示。次世代半導体パッケージ向けガラスコア基板はガラスの優れた剛性と平坦性、微細加工性等により、半導体の更なる高集積化・高性能化の実現に貢献することが期待されている。
<次世代エネルギー分野>では、太陽光など電圧変動が大きい再生可能エネルギー由来のグリーン水素の製造に適したフッ素系イオン交換膜「FORBLUE Sシリーズ」を展示する。

コックピットデモンストレーター(CES2025 展示予定)
微細孔付きガラス基板(Through Glass Vias)

 

 

 

 

 

NTT QONOQ(Venetian Expo, Hall G – 61217)

JAPAN TECHにてXRグラス「MiRZA(ミルザ)」を展示する。
MiRZAは2024年10月に発売したNTTコノキューデバイス製のXRグラス。着脱のしやすさ・疲れにくさを重視し、約125gの軽量で一般的なメガネに近い形状を実現。MiRZAと無線接続したスマートフォンを用いてハンドジェスチャなどでコンテンツを操作できる。
CES 2025では以下のコンテンツを展示予定。①MR技術により技術継承、人手不足、安全確保などの課題を解決する遠隔作業支援ソリューションを体験する「NTT XR Real Support」。②コノキューのバーチャルアーティストユニット「Tacitly(タシットリー)」による音楽ライブを、MiRZAを通してまるで目の前で歌って踊っているように視聴できる「Tacitly ARミュージックビデオ」。③XRAI(エックスレイ)が提供する多数の受賞歴のあるアプリXRAI GlassをMiRZAで体験する「XRAI Glass-文字起こし・通訳アプリ」。④“ルーム”と呼ばれる空間に画像や動画などのコンテンツを配置・保存して、持ち運べるサービス「AR ROOM」。⑤MiRZAをかけると周囲が360度キャンバスになり、指先だけで空中に立体的な絵を描ける「AR Painting」。
また、複数のカメラで現実空間を撮影し、3Dデータ化して自由視点で再現する映像技術「ボリュメトリックビデオ」のデモコンテンツとしてMiRZA上で見ることも可能。

 

ENEOSホールディングス(LVCC, North Hall – 9827)

水素社会に向け世界初の技術実証に成功した「Direct MCH技術」や、「合成燃料」「潤滑油」「CCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage):二酸化炭素の回収、活用、貯留)」の研究開発事例など、カーボンニュートラル社会実現に資する各種技術を展示する。
同社独自の「Direct MCH技術」はMCH製造を電解槽のみのシンプルなプロセスで実現。設備投資削減とエネルギー効率向上を実現しており、安価なCO₂フリー 水素供給に向けてリーダーシップを確立している。
また、同社グループで石油・天然ガスの開発・生産を担ってきたENEOS Exploraは、地下技術を強みにCO₂を分離・回収して地下に圧入・貯留するCCSと、回収したCO₂を地下に圧入するだけでなく再利用するCCUS技術を世界に先駆けて推進している。

 

LGイノテック(LVCC, West Hall – 3800)

韓国のソウルに本社を置く電子部品メーカーであるLGイノテックは、CES 2025で車両照明モジュール「ネックスライドA+」や、LiDAR(光検出測距)、自動運転用センシング部品など、差別化されたさまざまな製品を発表する予定。
CES 2025イノベーションアワードを受賞した「ネックスライドA+」は、自動車の前方照明モジュールに面光源を適用。一般的な点光源と異なり、表面全体に均一に光を放射する。独自の面光源技術により追加部品なしで均一な明るさを実現し、既存製品よりモジュールを40%薄くした。空間の効率的な活用と車両設計の柔軟性の向上を可能とする。
また、高耐熱樹脂コーティングやフィルム技術の適用により放熱性能が向上し、明るさも従来の後方照明製品に比べて5倍向上。デイタイムランニングライト(DRL)世界法定基準である500cd(カンデラ)をクリアしている。

 

obniz(Venetian Expo, Hall G – 61000、61001)

J-Startup/JAPANパビリオンで、2025年4月頃より一般発売予定の新製品「Intelligent Edge」を発表する。ブースでは先行販売を含む各種商談やパートナーシップ提携の相談も受け付ける。
同製品は独自OS「obniz OS」を搭載しており、同社のアプリ「obniz Now」にも対応。Intelligent Edgeとobniz Nowを組み合わせて使うだけで、稼働・エラーの監視やクラウドやアプリと組み合わせた自動制御などが可能になる。大型の製造装置から小型の玩具まで、電気で動作するほとんど全ての機器に対応する。
複雑なシステム構築やプログラミングが不要で、1台から購入可能。小規模のプロトタイプ開発やPoCにも最適で、「自分でハンズオンで組み立ててコストを抑えたい」といったニーズにも応える。

 

Garmin(LVCC, West Hall – 3540)

CES 2025モバイル機器、アクセサリー、アプリ部門でベスト・オブ・イノベーションを受賞した、冒険家・登山愛好家向け衛星通信コミュニケーター「inReach Messenger Plus」などを出展。
「inReach Messenger Plus」は、コンパクトサイズのボディに、全世界カバーの衛星通信ネットワークを活用した高速で大容量のメッセージ送受信、位置情報の共有、SOS発信に加え、写真とボイスメッセージ機能を備えたGarmin初の衛星通信デバイス。陸海問わず、携帯電話の電波の届かない場所にいるすべてのユーザーに有用なアイテムで、安全を確保するナビゲーションや緊急時に助けを求める機能に留まらず、家族や仲間とのコミュニケーションツールとしてさまざまに活用できる。

 

加賀FEI & KAGA FEI America(LVCC, North Hall – 10663)

無線LAN/Bluetoothモジュール「CONTINECT」の出展では、20種類以上のBluetooth Low EnergyとWireless LANのモジュールを紹介。オフィスやホテルをイメージし、遠隔で全部屋のドアの状態監視、一括施錠/開錠の操作が出来るスマートキーメッシュネットワークデモを実施する。
UI/UX Design Tool「CANDERA」の出展では、車載分野で定評のあるCGI Studioによる四輪・二輪コックピットデモを実施。直感的なインターフェースを備え、ハードウェアに依存しないスケーラブルなソリューションを体験できる。
また、加賀電子グループが自社工場19工場(日本、ASEAN、ヨーロッパ、北中米)を保持し、、グローバル展開するEMS (Electronics Manufacturing Service)事業の紹介も行う。

 

CalTa(Venetian Expo, Hall G – 61001)

日本国内で高い評価を得ているデジタルツインプラットフォーム「TRANCITY」を出展。「TRANCITY」は、スマートフォンやドローンなどで撮影した動画データをアップロードするだけで、撮影した構造物や空間の3D・点群データを生成することができるウェブアプリケーション。線路や橋梁、配管、工場などを簡単にデジタル化することで、3D空間(デジタルツイン)上で、遠隔地にいながら、現場の点検・計測業務などを確認・管理することが可能。

 

Casley Deep Innovations(Venetian Expo, Hall G – 61217)

クラウドのデータストレージを使わず、機密文書や動画、画像ファイルを多数の意味のないバイナリデータに分割し、暗号化をかけ、それをノードにつながった分散コンピュータに保存し、オリジナルファイルを削除することで、ハッカーによる攻撃を受けてもオリジナルファイルの複合化が極めて困難な、非サーバ型機密分散保存を実現する、ハイパー・セキュア・ストレージ技術「 furehako(フレハコ)」を出展。
ソフトウェア内部で利用されるハイパー・セキュア・ネットワーク技術は特殊なシールドを設け通信網の内部のパケットを秘匿化する。この技術は日本の政府関連機関などでもすでに採用されており、機密性、安全性が確認されている。

 

GIGABYTE Technology(LVCC, North Hall – 8505、Venetian, Lvl 3 – San Polo 3504、Venetian, Lvl 3 – San Polo 3505)

台湾のパソコン・周辺機器メーカーである同社は、「ACCEVOLUTION」というテーマの下、CES 2025でさまざまな最先端技術を紹介する。
主な展示内容は、①大規模データセンター向けのラックスケールのクラスタコンピューティングソリューション、② 次世代の「スーパーチップ」をサポートするAIサーバー、③エネルギー効率とパフォーマンスを最適化する高度な冷却技術、④小規模なワークロード向けにカスタマイズされたワークステーション、⑤エンドポイント展開および商用アプリケーション向けに設計されたミニPC、組み込みシステム、車載プラットフォーム、など。

 

Gigalogy(Venetian Expo, Hall G – 61000) 

J-Startupパビリオンへ出展。ノーコードで生成AIを用いたスマートアプリケーションが開発できるプラットフォーム「Maira」を紹介する。
「Maira」は、先進的な生成AIを用いたスマートアプリケーションをノーコードかつ最短30分で開発できるプラットフォーム。直感的な操作画面を備えたUIから直接アプリケーションが作成できるように設計されており、技術的な知識に関わらず、誰でも簡単にプラットフォームを操作し、高度なアプリケーションが構築できる。利用することで、誰でも簡単に、短時間・低コストでスマートアプリを構築でき、企業の生産性とイノベーションを向上させる。

 

GEEKOM(LVCC, South Hall 1 – 31166)

台湾のテック企業であるGEEKOMはCESに2年連続出展。業界初のミニPCを展示する。
GEEKOM QS1はQualcommチップセットを搭載した世界初のミニPC。12個の4.0GHz Oryon CPUコアを搭載したARMベースのQualcomm Snapdragon X1E-80-100プロセッサ、3.8 TFLOPSのAdreno X1-85 GPU、45 TOPSのHexagon NPUを備えている。家庭やオフィスでのコンピュータ作業をスムーズにこなすほか、電力効率も非常に高く、電気代を大幅に削減することができる。
GEEKOM A9 Maxは強力なAMD Ryzen AI 9 HX 375プロセッサ(12個のZen 5およびZen 5c CPUコア)、Radeon 890M iGPU、最大80 TOPSのAI性能を搭載し。オフィス・ワーク、ゲーム、コンテンツ作成の体験を次のレベルへと引き上げる。
GEEKOM IT15は最新のIntel Core Ultraプロセッサ(最大U9-285H)、デュアルチャンネルDDR5-5600MHz RAM、デュアルSSDスロット、高速SDカード・リーダー、そしてクアッドモニター・セットアップをサポートするIT15は、コンテンツ・クリエイターに重宝される。


京セラ(LVCC, West Hall – 4816)

ブースではグループ会社であるKyocera AVX ComponentsやKyocera SLD Laseの製品も展示。
” Technology Advancing Mobility, for Engineers Driving the World Forward”をコンセプトに、高精細空中ディスプレイやAI測距カメラ、水中光無線通信など、モビリティ社会の実現に貢献する部品からシステムまで同社グループの製品・技術を紹介する。

 

小糸製作所(LVCC, West Hall – 6522) 

2018年の初出展から今回で7回目となる。ブースでは、次世代モビリティ社会に向けた小糸グループのライティングとセンシング技術を、来場者が実際に体験・体感することが可能。また、米カリフォルニア州にあるCepton(セプトン社)との協業事例など、オープンイノベーションの取り組みも紹介する。
ドライバーに最適な夜間視界を提供するライティング技術であり、米国でも2022年2月に法制化され「ADB」について、同社では次世代ADBとしてハイビームの照射範囲を16,000 個に分割し、点消灯・出力光度を制御することで、前方の車両だけなく、歩行者や標識にも最適な配光を提供する前照灯の機能に加え、クルマの状態・意思(メッセージ)を周囲の交通参加者に視覚的に伝える路面描画機能も搭載した「高精細ADB」のデモンストレーションを実施する。

高精細ADBは路面にメッセージを描画することができる

 

コーセー & 東京エレクトロン デバイス(Venetian Expo, Halls A-D – 55339)

コーセーと共同出展。コーセーと東京科学大学(旧:東京工業大学)工学院 情報通信系 渡辺義浩研究室が共同開発したリアルなメイクシミュレーションシステムによって、化粧品の色をプロジェクションに反映させる色補正技術や動く顔にも追従できる高速プロジェクションマッピング技術を体験することが可能。
高速プロジェクションマッピング技術には、東京エレクトロン デバイスが開発したモノクロ時/Max 1000fps8bit階調、カラー時/Max 925fps24bit階調で投影可能な「DynaFlash(ダイナフラッシュ)」による超高速画像処理技術が採用されている。

 

commissure(Venetian Expo, Hall G – 61217)

JAPAN TECHブースに出展。独自の特許取得技術を活用したハプティックデバイス「FeelFuse」を初公開する。
FeelFuseでは振動刺激及び回転せん断刺激(皮膚の上を捻るような刺激)によって多様な感覚を提示可能。指先のモジュールでは振動刺激を加えることで何かを持ったり撫でたりといった身体表面の感覚を提示する。手首のモジュールでは回転せん断刺激を加えることで、何かに引っ張られたり重さを感じるなど身体内部の感覚を再現。これらの振動刺激と回転せん断刺激が調和することで、多様な感覚を生み出し、現実に近い触覚体験を実現する。
ブースでは動物との触れ合い体験、危険な場所での作業体験、果物を絞る体験のデモを予定。

 

Qorvo(Venetian Expo, Halls A-D – 52908)

「進化するスマートリビング」をテーマにIoT、スマートホーム、自動車、超広帯域(UWB)アプリケーション向け最新技術を展示する。
展示内容は、①同社独自のConcurrentConnect技術を活用し、複数のスマートホーム規格を同時運用する「Matter」、②車載アプリケーション向けのセキュアなデジタルアクセスと正確なリアルタイム位置追跡を行う「UWB自動車技術」、③資産追跡、紛失物発見、室内ナビゲーションなどのアプリケーション向けの高度なリアルタイム位置情報サービス「Find My」、④ヘルスケアおよびスマートリビング向けの存在検知および呼吸検出機能「UWBレーダー」、⑤機械式ボタンを置き換え、よりスマートで直感的な操作を可能にする「タッチセンシング技術」、⑥線形および非線形Wi-Fiテクノロジ-で設計の柔軟性と高性能を提供する「Wi-Fi 7」など。

 

コンチネンタル・オートモーティブ(LVCC, Central Plaza – CP-715)

車両とドライバー間のインタラクションのための技術革新を、特別に準備したデモカー「インテリジェント・ビークル・エクスペリエンス・カー」で紹介する。
今後3年から5年の間で量産化が見込まれるさまざまなソリューションを集約したこのデモカーは、ヒトと車両間の車外のコミュニケーション、とりわけ、生体認証を使用した直感的でタッチフリーのアクセスに焦点を当てている。ユーザーが乗車する前から車両側がユーザーを認識し、顔や動きの特性を解釈して車両を開閉したり、スーパーマーケットの駐車場でテールゲートを積極的に開けたりするなどのアクションを導き出す。さらに、車両使用を許可されておらず、犯罪の意図を持って車両に近づく可能性のある人物の特定も可能。この場合、ドアはロックされたままで、警告を発する。
また、最新のディスプレー技術とスワロフスキーのユニークなデザイン要素を集約した「エモーショナルコックピット」や、乗客の生体パラメーターをモニタリングする「インビジブル・バイオメトリクス・センシング・ディスプレー」なども出展する。

 

Jizai(Venetian Expo, Hall G – 61001)

Japanパビリオンに出展。開発中の「カスタマイズできる汎用AIロボット”Mi-Mo(ミーモ)”」初号機を展示するほか、会期中に開催される3つのメディアイベント「LaunchIT」「Unveiled」「ShowStoppers」にも出展・登壇する。

 

Thinker(Venetian Expo, Hall G – 61001, J-Startup)

ジェトロがスタートアップ限定エリア「Eureka Park」に設置する「Japanパビリオン」へ出展。
防塵・防水タイプの近接覚センサー「TK-01G」のデモンストレーションを行う。カメラを用いることなく、赤外線とAIを組み合わせた独自の高速・高分解能なセンシングによりモノの位置と形を非接触かつ高速に把握できる。これにより、従来の産業用ロボットでは難しいとされていた鏡面・透明物質の取り扱いや、現場環境に応じた臨機応変なピックアップが可能となり、ロボットハンドによるピッキングの可能性を広げる。また、ティーチング(ロボットに作業を教え込む工程)の時間や労力を大幅に軽減できることから、従来と異なる領域でのロボットハンドの活用も期待される。
同センサーはほこりや水沫のある現場でも採用できるよう、適切なケーシングをすることでメンテナンスを容易にするために開発された。防塵機能を備えることで、ロボットの安定したハンドリングを可能とし、これまで導入が見送られてきた製造現場でも活用できるようになる。     

 

 

 

 

 

 

スズキ(LVCC, West Hall – 5340)

初出展となる今回、「Impact of the Small(小さなものづくりが、大きく社会を変える)」をテーマに出展。創業以来、大切にしてきたものづくりの理念「小・少・軽・短・美」を通じた、社会課題の解決に共感する仲間づくりを目的に掲げる。
「小・少・軽・短・美」とは、製品はコンパクトに(小)、シンプルに(少)、軽く(軽)、スピーディーに(短)開発し、その調和は必然に美しいもの(美)になる、という理念。会場ではそれを体現した製品例としてスズキが日本で生産・販売している軽トラック「スーパーキャリイ」を参考出品。また、電動車いすの技術を応用した「電動モビリティベースユニット」を展示。さらに、協業例としてApplied Electric Vehicles(Applied EV)、Glydways(Glydways)それぞれの車両を展示・紹介する。

軽トラック「スーパーキャリイ」

 

住友ゴム工業(LVCC, West Hall – 4824)

2年連続で「SENSING CORE」ブースを出展。また、一般公開に先立って1月6日(月)に開催されるメディアデーのパワーセッションにも初出展する。
パワーセッションでは、より安全なモビリティ社会が実現できるという未来の可能性についてプレゼンテーションを行う。クルマがソフトウェア化する自動運転社会において、住友ゴム独自のSENSING CORE 技術が、カメラやレーザー光だけでは計測できないタイヤの状況や路面などの環境情報をセンシングすることで、リアルタイムに車両や路面状態を把握する。
ブースでは2024年のCESで出資を発表した、AIを活用した車両故障予知ソリューションサービスを提供する米国のベンチャー企業Viaduct(バイアダクト)との協業ソリューションの紹介や、今後の展望などを披露する。

 

Cellid(LVCC, North Hall – 8374)

4度目の出展となる今回、初めて自社開発に成功し2024年11月に発表したメガネタイプARグラスのリファレンスデザイン(検証モデル)や最新のウェイブガイドも含め、実用シナリオを想起させるデモを通じ日常に溶け込む軽量な次世代のARグラスを体験することが可能。

 

ソニー・ホンダモビリティ(LVCC, Central Hall – 19904)

2022年にソニーグループとHondaの合弁会社として設立された同社では、人とモビリティの新しい関係を提案するブランド「AFEELA」を立ち上げ、2025年に最初の量産EVモデルを発売。2026年にはデリバリーを開始する予定。
ブースでは発売に向けて進化した最新モデルを展示。展示車両やさまざまな動画を通じ、AFEELAが提供価値として掲げるコンセプトAutonomy(進化する自律性)、Augmentation(身体、時空間の拡張)、Affinity(人との協調、社会との共生)の具体像や、最新の取り組みを紹介。
また、ソニー・ホンダモビリティとしてCESで初めてとなる、自社単独のプレスカンファレンスを開催。1月7日(火)の自社単独プレスカンファレンスでは、AFEELAの全体像についてより詳しい説明をする。

 

ダイヤ工業(Venetian Expo, Hall G – 61217)

Japan Tech内に出展。電源不要かつ軽量柔軟で服のように手軽に着られるアシストスーツの製品展示・ピッチを行う。
今回、米国・カナダでの市場調査の結果を反映した製品を展示。現場の声に寄り添いたいという考えから、ユニフォームの中にアシスト機能を追加した。また、安全ベストとアシストスーツの両方を着用する手間を省き、利用者のコストメリットもある。安全ベスト(ユニフォーム)+アシストスーツの形状を提案する。
また、CES2024で紹介し大好評だったアシストスーツをデザイン性、装着性、利便性を向上させて展示。空気圧人工筋によるアクティブな支援ができる、まるで衣服のように軽量柔軟。主に荷物の持ち上げ時に背中から腰にかけて筋肉を支援する。実際に会場で着用することも可能。

 

タダノ(LVCC, West Hall – 6552)

初出展となる今回、「Safety. Every day. Every lift.」をコンセプトに、吊荷制御や周辺監視などの安全な建設現場を実現するための技術研究所の取り組みを展示。業界内外に幅広く技術・ソリューションをPRすることで、新たなパートナーの発掘、イノベーションの発見を期待する。

 

ダッソー・システムズ(LVCC, North Hall – 8705)

バーチャルの力で人々がより長く、よりよく生きることができるよう支援する、ヘルスケアとウェルネスの未来を紹介。インタラクティブな展示ブースで、バーチャルツインの活用・導入事例、没入型の視覚映像の紹介や、スタートアップ企業のプレゼンテーションや専門家によるセッションを実施。バーチャルツインとリアルタイムデータの融合による、健康課題解決や個別化された健康管理におけるイノベーションを体験できる。
また、「バーチャル・ヒューマンエクスペリエンス:生命のバーチャル・シティをめぐる旅」と題したインタラクティブな展示を実施。人体を「都市」に見立て、疾患の予知や個別化治療、公衆衛生の戦略策定におけるバーチャルツインの可能性に焦点を当てる。AIを活用した健康状態の最適化を視覚映像で解説し、生物学と工学の深い関連性を明らかにする。

 

知財図鑑(Venetian Expo, Hall G – 61000)

Japan(J-Startup)パビリオンに出展。AIを活用した新規事業アイデア共創プラットフォーム「ideaflow(アイデアフロー)」を展示する。
「ideaflow」は2024年6月末のプレスリリース以降、これまで500を超える企業の新規事業部門や知財部門から問い合わせがあり、さまざまな領域の事業アイデア創出に活用されてきた。製造メーカー・ゲーム会社・スタートアップ・コンサルティングファームなどで正式導入が進んでいるほか、大学や自治体とのアイデア共創ワークショップなども実施されており、アイデア創出におけるAI活用やコラボ発想ツールとしての利用が注目されている。
その反響を受け、2025年2月には個人ユーザー向けの無料版を公開することを決定。中小企業やスタートアップ、個人研究者など幅広いユーザーが、知財情報とAIを駆使して新たなアイデアを生み出す機会を得られるようになる。リリースに向けて、現在ウェイティングリストで事前登録を受付中。

 

ティアフォー(LVCC, West Hall – 3460)

自動運転のためのオープンソースソフトウェア「Autoware」を基盤とした自動運転レベル4の実用化に向けたソリューションと、自動運転のためのAI開発をスケールさせるプラットフォーム「Co-MLOps」のデモを実施する。
展示内容としては①AI Pilot:自動運転車両に搭載したセンサーによるCES会場のライブセンシング、②Open AD Kit:車載向けECUを用いた、SOAFEE準拠のアーキテクチャに基づくクラウドネイティブなAutowareのプランニングとパーセプションのデモ、③AWSIM:東京・お台場のバーチャル空間を走行する車両シミュレーションおよびリアルタイムシステムモニタリング、④Co-MLOpsプラットフォーム:データ検索・可視化およびアクティブラーニング機能のハンズオン、⑤Co-MLOpsリファレンスAI:データ収集車両(画像右側)に搭載したセンサーシステムを使ったライブパーセプションを予定。

ブースイメージ(公式HPより)

 

TCL (LVCC, Central Hall – 17704)

中国の広東省恵州市に本社を置く電気機器メーカーである同社は、今回で31年間連続の参加となる。
今年の展示の目玉として、これまでにない視覚体験を提供する革新的なQD-Mini LED技術と製品を発表。受賞歴のあるNXTPAPERテクノロジーの展示とともに、NXTPAPER 4.0を正式に発表する。
また、新製品カテゴリーにおける最新AI技術と、世界的に有名なテクノロジーブランドとの提携を紹介。さらに、エネルギー効率を向上させ、ユーザー体験を充実させるために設計されたインテリジェントソリューションとの統合を含むスマートホームエコシステムを発表する。これにはエアコン、ビルトイン冷蔵庫、洗濯機、スマートロック、モバイルルーターが含まれる。

TCL CES 2025 KV

 

TBS(Venetian Expo, Hall G – 61217)

日本パビリオンブース内で、TBSテレビとWOWOWが共同開発した映像・音声・制御信号伝送ソフトウェア「Live Multi Studio(略称:LMS)」を使い、ラスベガスの会場と東京・赤坂のTBSを繋いだ、リモートプロダクションのデモを予定。LMSは2024年3月に一般提供を開始。TBSのテクノロジービジネスを牽引する製品であり、一般的なインターネット回線を用いて放送局クオリティーの映像伝送を行うことができる。特許を取得した“Multi Latency”(ひとつの帯域から、超低遅延映像と遅延ありだが高品質な映像を作ることができる機能)が最大の特徴で、ポート開放不要で簡単接続、制御信号の送信も可能。
映像制作分野はもちろん、VTuber事業、イベントやメディアアート、機器遠隔制御など多くの分野から注目を集めている。

DIC(LVCC, South Hall 3 – 40726LVCC, South Hall 3 – 40726)

CES Innovation Awards 2025 Honoreeを受賞した、全方位マルチコプター「HAGAMOSphere(アガモスフィア)」のプロトタイプを初出展。8つのプロペラの回転を独自のアルゴリズムで制御することで、機体を傾けることなく移動することができる。さらに、幾何学形状の球体ガードを装着することで、地上を転がって自力で移動することも可能。陸上や空中、両方での活動に対応し、ドローンの活躍の幅を広げる。

 

トゥーコネクト(Venetian Expo, Hall G – 61001)

Japanパビリオン内ウォーターデザインジャパンブースに出展。高速ナノバブル水ジェネレーター「NanoWasala ナノバサラ」を展示する。
同製品は、業務用に開発された優れた技術を担保したまま、浴室用にアレンジした「高速ナノバブル水ジェネレーター(ナノバブル生成器)」。生成されるナノバブルは0.001㎜未満の超微細バブルで、一般的に知られているマイクロバブルの100分の1サイズ。1秒間に約3億個以上のナノバブルを供給するためマイクロバブルでは入り込めない細かい隙間にも入り込み、水の洗浄力を高める効果がある。

 

トヨタ自動車

トヨタ自動車は2024年12月17日、公式YouTubeチャンネルに「CES 2025 ティザー動画:Welcome to Woven City」を投稿。同日には2025年1月7日(日本時間)、豊田章男会長がCES 2025でプレスカンファレンスを行うことも発表した。
5年ぶりの参加となる今回、同社が静岡・裾野市で建設中の実験都市「ウーブン・シティ」の取り組みについて紹介を行う。2020年のCESで発表されたこの都市ではトヨタグループ、スタートアップ、研究機関、企業などの「Inventors」と、住民や来訪者などの「Weavers」が集い、コネクテッド・カーや自動運転などに関する、さまざまな実験を行うことが想定されている。

画像は公式チャンネル「CES 2025 ティザー動画:Welcome to Woven City」スクリーンショット

 

ニコン(LVCC, Central Hall – 19504)

三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)と共創した、望遠レンズと広角レンズを一体化し、遠方と周辺を確認できる革新的な車載カメラシステムを展示する。
望遠レンズと広角レンズの一体化を実現し、遠方と周辺を同時に撮影することが可能。遠方と周辺の光軸が同一のために視差が生じないことから、車載カメラであればAIが車両周辺の情報を画像認識する際に、遠方で認識した標識や他車をトラッキングしても、対象を見失ったり二重に認識したりする問題を減らすことができる。
また、車載カメラとして活用する場合、望遠レンズと広角レンズを一体化したカメラシステムを効果的に車体に配置することにより、車両に設置するカメラ台数を抑えながら全周囲360度を途切れなく見ることが可能。従来の課題であったシステムコストや故障率などの低減が期待できる。

CES2025に展示する望遠レンズと広角レンズを一体化したカメラ

 

ハイセンス(LVCC, Central Hall – 16625)

中国・山東省青島に本社を置く電機メーカーである同社は、CES 2025でAIへの革新的な取り組みを初披露し、最新のイノベーションを通じ、よりスマートな暮らしの新たな形を提案する。
ブースの中心となるテーマは、AI技術のシナリオベースの応用。テレビ分野におけるリーダーシップと卓越した画質を提供する専門知識を強化するとともに、現代のライフスタイルを変革するAIの統合を来場者に直接体験してもらう。ハイセンスはULED MiniLED TV、レーザーTV、その他のスマート家電、自動車、業務用ディスプレイ、ヘルスケア、エネルギー・システムにおける先進的なアプリケーションを含め、17の没入型体験と59の技術的ハイライトを備えた最高級の製品群を披露する予定。

Hisense will redefine smart living at CES 2025 under the theme “AI Your Life”

 

パイオニア(LVCC, West Hall – 3528)

創業以来培ってきた車室内サウンドに関する知見や、コネクティビティ、センシング、AIといった新たな強みを活かしたさまざまな商品・サービスを展示。SDV(Software Defined Vehicle)時代に向けたサウンド統合プラットフォームや二輪向けのコネクテッドソリューションを初公開する。
展示内容は、①SDV時代に最適な、拡張性の高い独自のサウンド統合プラットフォーム、②二輪用コネクテッドソリューション、③車載カメラ用高性能AIコンピューティングプラットフォーム、④コネクテッドドライブレコーダーソリューション、⑤モビリティデータや位置情報を活用したソリューションサービス。

 

palan(Venetian Expo, Hall G – 61001)

Japan(J-Startup)パビリオンに出展し、AR✕AIガイド「Spatial Guides(スペーシャルガイド)」やノーコードAR作成ツール「palanAR(パラナル)」を展示する。
「Spatial Guides」はAR技術を利用してAI NPCガイドをさまざまな場所に配置できるプラットフォーム。ブラウザ上で自分の顔写真を撮影することでアバターを簡単作成し、好きな場所に配置。配置したAIアバターはスマートフォン(WebAR)またはXR/MR/ARメガネを通じて体験可能。拡張現実(AR) × 人工知能(AI)を掛け合わせることで観光ガイドや小売店でのセールス、展示会での案内など幅広い人材不足の解消に役立つ。
「palanAR」は誰でも簡単にWebARを作成できるオンラインツール。AR名刺や商品プロモーションなど様々なシーンで使われるWebAR作成を無料(フリープラン)で試すことができ、商用利用可能なプランも用意。直感的操作により、Web制作やAR作成のプログラミング知識がなくても簡単にARを作ることが可能。2019年のサービス開始以来、イベントや教育、プロモーションなど40,000以上のARが作成されている。

 

BionicM(Venetian Expo, Hall G – 61001)

同社の開発したパワード義足「Bio Leg」を展示。従来の義足にはないパワーアシスト機能によって新しい歩行体験を提供しており、2024年5月には米国医療保険の適用承認を取得。同年8月には米国市場での販売と納品が開始され、すでに多くの顧客からその技術力と快適性について高く評価されている。
CES2025においてはAccessibility & AgeTech部門の最高賞である「Best of Innovation」を受賞し、「Innovation Awards Show Case」に特別展示される。

 

ヴァレオ(LVCC, Central Plaza – CP-709)

フランス・パリに本拠を置く自動車部品メーカーである同社は、ブースで電動化、ADAS、ライティング、持続可能性に関する最新テクノロジーを紹介。また、Piero’sの駐車場に設けるデモンストレーション・エリア(355 Convention Center Drive)では、ヴァレオのSDVソリューションに関する全ての製品を展示するほか、実演エリアでソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)向けの包括的なソリューションを紹介する。

最新世代拡張ディスプレイ「パノビジョン」 

 

VicOne

自動車業界向けの最先端サイバーセキュリティソフトウェアおよび、サービスの受賞歴のあるポートフォリオを展示する。

 

ビュージックスジャパン(LVCC, Central Hall – 19340)

新しいフルカラー1.0mm薄型ウェーブガイドと、超薄型0.7mmウェーブガイドに加え、µLED(マイクロLED)からフルカラー超小型LCoS(Liquid Crystal on Silicon)プロジェクターまで、さまざまなディスプレイエンジンを展示。
また、マイク、スピーカー、内蔵カメラを搭載したフルカラーの双眼モデルを含む、複数の新しいOEM Ultraliteスマートグラスのリファレンスプラットフォームも展示する。

 

Hyundai MOBIS(LVCC, West Hall – 4440)

ソウル特別市に本社を置く自動車部品メーカーであるHyundai MOBIS(現代モービス)は、「Beyond and More」というテーマのもと、人と関わりコミュニケーションする「ヒューマンテック」を通じて、ユニークなユーザー体験を提供する。
CES 2025では「ホログラフィック・フロントガラス・ディスプレイ」、「ヒューマンセントリック・インテリア照明システム」、脳波基盤の運転注意散漫ケアシステム「M.Brain」といった3つの技術を紹介する。
ドイツのグローバル光学企業ZEISSと共同開発した「ホログラフィック・フロントガラス・ディスプレイ」は今回が初公開となる。同製品は運転席から助手席まで車両のフロントガラス全体にさまざまな運転情報、ナビゲーション、インフォテインメントデータをパノラマ投影する。フロントガラスに特殊な光学フィルムを設置し、運転者はこの革新技術を通じて開放感と広々とした感覚を確保しながら、さまざまな情報にアクセスできるようになる。現在量産されていない次世代ディスプレイ技術として、早ければ2027年に実際の量産を開始する計画だ。

 

Penetrator(Venetian Expo, Hall G – 61000、61001)

JAPAN パビリオンの出展企業の一社として出展。2024年11月にリリースした不動産取引支援SaaS「WHERE」グローバル版を展示する。「WHERE」は衛星×AI×登記情報システムで、宅建業者及び関連業社の業務効率化及び最大化を目指す。グローバル版では全ての画面が英語翻訳に対応し、米国全土における不動産オーナーの情報取得が可能となった。

 

Honda(LVCC, West Hall – 4640)

2026年からグローバル市場への投入を予定しているEV「Honda 0(ゼロ)シリーズ」のプロトタイプ2車種を世界初公開するとともに、Honda 0シリーズに搭載を予定している独自のビークルOSを発表する。
HondaはCES 2024においてHonda 0シリーズと、その開発アプローチである「Thin, Light, and Wise.(薄い、軽い、賢い)」を発表した。CES 2025では1月7日(火)にプレスカンファレンスを開催し、Thin, Light, and Wise.の中でも特に“Wise”にフォーカスを当てたプレゼンテーションを行う。Honda 0シリーズに搭載する独自のビークルOSや自動運転技術がもたらす提供価値を紹介するとともに、ソフトウェアデファインドビークル(SDV)としての価値を支えるSoC(System on Chip)半導体の概要を発表する。
また、カーボンニュートラルの実現に向け、Honda 0シリーズと共に展開する新たなエネルギーサービスについても紹介する予定。

 

MIXI(Venetian Expo, Halls A-D – 52673)

CES Innovation Awards 2025 において「Robotics」部門を受賞した会話AIロボット「Romi(ロミィ)の新モデル「Romi(Lacatanモデル)」を出展する。プロトタイプ版では、新たに搭載する「視覚機能」や「自然なタイミングの会話・相づち」「人間のような自然な声」のデモを体験可能。

 

ミクロスソフトウエア(Venetian Expo, Hall G – 61217)

JAPAN TECH ブースに出展。ロボットがAIを活用して人と自然なコミュニケーションを行い、各種センサーを通じてデータを取得する「DTage」を紹介する。データをAIで分析し、ブロックチェーン技術を用いて安全に記録することで、セキュリティとプライバシーを確保しながら、データの価値を最大限に引き出すもの。
ブースではロボと人が家族や親しい友人と話すような自然で率直な会話を行い、その会話内容を分析してユーザーのメンタルヘルスの状況を数値でビジュアルに示すソフトウェアサービスを展示。健康経営での活用などを想定している。また、ロボット同士が健康に関して会話する様子も展示する。

 

みはたま(Venetian Expo, Hall G – 60654)

初の単独出展。専用アプリで好みの味を入力することで、好きな時に好みの味になるようにコーヒー豆を配合できる「Flavor Craft AI」を展示する。

 

ユカイ工学(Venetian Expo, Halls A-D – 52671)

ユカイ工学が手がける最新のロボットを一堂に展示するほか、企業との協業事例となる開発実績も紹介。味の素の研究、アイデア具現化のためプロトタイプ開発の協働に参加した、電気刺激により食品の味を増強する「電気味覚プロダクト」、ベースドラム作成の生成AIとユカイ工学のコミュニケーションロボット「BOCCO emo」の連携によるデモを体験可能。
また、新商品2製品を初公開する予定。

電気味覚プロダクト(共同出展:味の素株式会社)

 

ヨクト(Venetian Expo, Hall G – 61217)

Japanパビリオン内に出展。次世代型IoTヨガマット「yoctoMat」を展示する。
同製品は健康的なライフスタイルを追求する人のために開発された次世代型ヨガマット。重圧センサーを搭載し、専用アプリ「yoctoApp」と連携することで、リアルタイムにユーザーの姿勢や重心を可視化。初心者から上級者まで、安全かつ効果的なトレーニングが可能となる。