レイが東京事務所を移転

(株)レイは7月18日に「東京新オフィスのお披露目会」を開催した。同社は資材倉庫ととともに東京流通センター内にの東京事務所を構えていたが、このたび事業拡大にともない、オフィスのみ東京都大田区平和島のヤマトインターナショナルビルに移転した。

クロコダイルブランドで知られるアパレル企業ヤマトインターナショナルの東京本社として建造された同ビルは、東京大学名誉教授でもある建築家原広司氏が設計したもの。複雑な形態のファサードは評価が高く第1回村野藤吾賞を受賞。映画「マルサの女2」の撮影にも使用された。同氏が手掛けた京都駅の設計にもその形式は継承されているという。

開会の挨拶で代表取締役社長の分部至郎氏は「バブル前に建てられ、映画やテレビドラマの撮影に使われたり、建築賞も受賞したりと、特徴的なデザインのビルに引っ越しました。これからもよろしくお願いします」と挨拶。また、取締役の鈴木安夫氏が、集まった来賓たちに幹部社員を紹介した。

乾杯の挨拶で、日本映像機材レンタル協会(JVR)の副会長を務める(株)光和の塚本貴信代表取締役社長が「レンタル業界は過去5年間は厳しい状況でしたが、五輪開催決定など、ここにきてイベントの世界は伸びていくのではと期待が高まっており、一緒に協力していきたい。新しい場所で、より一層のご発展をお祈りします」と挨拶した。

中締めの挨拶では、同じビルにオフィスをもつ映像機器開発・製造のバルコ社のマーク・G・プット代表取締役社長が「これから両社の関係性はビジネスだけでなく、ご近所どうしとしてさらに良好になっていくでしょう」と歓迎の意を表した。

お披露目会には、同業である映像関連企業や機器メーカー・商社などから業界関係者約50人が参加した。職人がその場で握る寿司カウンターやケータリング、ワインを楽しみつつ、親睦を深めたり情報交換をする関係者が多く、映像機材レンタル業界の横のつながりの良さが垣間見られた。