ハイレゾテーマにオーディオ・ホームシアター展、10月に開催

オーディオ関連のコンシューマー向け展示会「オーディオ・ホームシアター展2014」が10月17日(金)から19日(日)の3日間、東京都江東区青海のタイム24で開催される。

同展は、主催の日本オーディオ協会が創立した1952年に「第1回全日本オーディオフェア」として初開催されて以来、「オーディオエキスポ」、「A&Vフェスタ」と名称を変更しながら続けられ、今年で62回目の開催となる歴史の長い展示会。昨年から、展示会と視聴会場の一体化などを目的に、タイム24に会場を移して実施されている。

今回のテーマは“ハイレゾリューションオーディオ(音源とその技術)”。メインコピーも“ハイレゾ!音が違う Hifiからハイレゾへ、オーディオ新時代が見えてきた。”となっており、6月12日に日本オーディオ協会が発表した「ハイレゾ定義」を前面に押し出したものになりそうだ。

同協会の校條亮治(めんじょう・りょうじ)会長は、会見で「1920年に提唱されたHiFiの概念に続く、もしくは超える概念としてハイレゾを位置づけ。世界に先がけて発信することで、新しい市場を創造したい」と意気込みを語った。

会期中には、協会テーマ展示、協会セミナー、専門誌セミナー、ホームシアター体験室、音のサロン、真空管オーディオ協議会セミナー、NHKスーパーデモンストレーション、ライブコンサート、音楽番組生収録、工作教室など、多数のイベントが企画され、ハイレゾ・オーディオの情報発信、音と映像の質感体験、新時代の展示を目指す。

7月22日現在で昨年を1社上回る85社・団体が出展を決めており、昨年使用した1、2、18階に加えて3階も会場とし、規模を拡大して開催される。事務局では目標来場者数を昨年の1万7900人を上回る2万人としている。