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【インタビュー】業界に光を照らす一手を(RX Japan 田中岳志社長)

本記事は2023年6月15日発行の『見本市展示会通信』900号で掲載した内容の一部をWEB版記事として転載および再編集したものです。掲載されている内容や出演者の所属企業名、肩書等は取材当時のものです。

 

コロナ禍を経て、展示会ビジネスは大きな変革期にある。
そこで、日本の展示会を牽引するRX Japanの田中岳志社長に将来展望を語ってもらった。

 

ー これからも先頭を走る決意 ー

新オフィス”RX Central Station”移転への思い

今年4月、東京駅前に新たに竣工した東京ミッドタウン八重洲にオフィスを移転しました。新オフィスのコンセプトは、”RX Central Station”。日本最大のRX Central Stationである東京駅を目の前に、RX社員はもちろん私たちにかかわるすべての人がここに集い、未来に向かって出発していくという思いが込められています。

また、オフィス移転は、未来に向けた布石であり、”展示会業界の発展のためにも当社が先頭を切って走り続ける”、という私たちの決意でもあります。展示会業界は他の大きな業界と比較すると未だに社会に浸透していないため、良い人材が集まりづらいのが現状です。この現状を打破したい。2019年の社長就任後、コロナ禍ではありましたが、必要だと思うことを一つずつ取り組みチャレンジしてきました。この新オフィスの移転は私の考えを具現化した第一歩であり、これからの始まりなのです。

成長を求めて~変わる企業文化

従来の企業文化を変えることが目的ではありません。もっと良い会社にしたい、もっと業績を上げたい、そう願い実行し続ければ、企業文化は自然と変化していくものだと考えています。これまでも当社は常に業界トップを走ってきたし、私もその一翼として多くの展示会を手掛け、実績を重ねてきました。けれども私が社長に就任した時、これまでの業績を1+1=2、2+1=3…というような足し算の成長ではつまらないと思いました。

先が読めてしまうようなことを繰り返すよりも、新しいことに挑戦し、これまで以上の成長率に引き上げたい。そのためにも数ある業務は現場の社員に任せることにしました。私が現場に口を出せば、社員は指示待ちになります。最初は不安になりますが、思い切って任せていく。そうしてアドバイスに留めて、任せるようにしました。そうすることで、今では展示会の創り手である現場の社員が、責任をもって実行しています。展示会以外でも、実は今回のオフィス移転も、すべてを現場社員中心のプロジェクトチームに任せ、私自身も新オフィスオープンを楽しみにしていたほどです。

私の役割は、最終的に企業の成長を促し、次代にバトンタッチすることだと考えています。当社の事業活動で言えば、例えば承認ルートを簡素化し、意見が言いやすい雰囲気をつくる。あるいは評価制度や展示会を成功に導くモチベーションを促すなど、社員が働きやすい仕組みを作ることに全力を注いでいます。

 

ー 将来への投資を続ける意味 ー

来場者の変化を捉えて

私たちの生活を快適にするプラットフォームは広がり、ビジネス環境のみならず日常生活も便利になってきました。今後は人の行き来や情報伝達のスピードが2次関数的に増していくでしょう。

このような状況下、展示会を立ち上げ続ける当社は、半歩先を行かなければならない。求められるからプラットフォームを作るのではなく、われわれが事前に用意し、「皆さん、こっちですよ」というように呼び込む仕組みを提案し、受け皿になることが大切です。これをやらずに、ずっと同じテーマの展示会を続けていても同窓会のようになってしまい、やがて来場者はその展示会に行く意味を失ってしまいます。

受付回り~自動化で時間短縮に成功

10年前、私が責任者を務めていた展示会では、来場者一人当たりの平均受付時間が1分30秒もかかっていました。名刺2枚を持参した来場者が受付カウンターに来訪し、スタッフが招待券に名刺をホチキスでカチッ、もう一枚の名刺を来場者バッジホルダーに入れ、アンケート項目に記入がないとその場で記入してもらうという作業が生じ、入場待ちの行列ができていました。

行列は、来場者の時間を奪い、出展社の商談機会の損失につながります。仮に2時間しか会場に滞在できない来場者がいたとしたら、受付で先に20人が並んでいれば、30分も並ばなければいけない。すると25%のマッチング・ロスを引き起こす計算です。

この解消のために受付回りの自動化・デジタル化の開発を進め、ようやく実現しました。自動化は、受付時間の短縮のみならず、来場者のイライラによるトラブル対応も減り、現場の作業効率が上がったことは言うまでもありません。ただし、これはあくまで、時間の短縮化であって、全く満足はしていません。従って、一部展示会で導入開始していますが、現場で受付せずとも……

 

この続きは「見本市展示会通信 電子版」のバックナンバーから読むことができます。

 

grabssのライブイベント向け総合プラットフォーム「TIGET」(ライブ・エンターテイメント EXPO)

Webサービスの企画開発、運営を手掛けるgrabssは、6月28日から30日に東京ビッグサイトで開催された「LIVeNT」内のライブ・エンターテイメント EXPOに出展した。
ブースでは主に、イベント主催者や芸能事務所向けのイベントプラットフォーム「TIGET(チゲット)」の提案を行った。電子チケットの販売、グッズショップの作成、ライブ配信といったサービスを提供するほか、抽選や公式定価リセール、顔認証を利用したチケット購入などの機能を備えている。
今年6月には、複数日開催されるフェスやスポーツイベントに対応した、「通し券イベント作成機能」も実装した。

「夢を抱く人々をつなぎ、世界中をワクワクさせる」をテーマに掲げてスタートし、現在すでに20万件を超えるライブイベントやオンライン配信で導入されている。
また、通常のスマートフォンで簡単にチームの連絡網を構築できる無料通話サービス「THISIS」も併せてPR。デモンストレーションを交えながら、来場者に両サービスの事例を紹介した。

アスカネットの空中ディスプレイ「DELZO LIFE-SIZE」(第13回コンテンツ東京2023)

アスカネットは2023年6月28日から30日までの3日間、東京ビッグサイトで開催された「第13回コンテンツ東京2023」(主催:RX Japan)に空中ディスプレイ「DELZO LIFE-SIZE」を出展した。

リアルな等身大の人物や大型の物体を空中に表示することで、イベントなどにおいてアイキャッチや広告として活躍する。AIやリモート接客システムと連携することで来場者とのコミュニケーションも可能。

ブースではキャラクター事業を展開するGateboxとコラボし、オリジナルキャラクターである「逢妻ヒカリ」の等身大空中サイネージを展示した。ARグラスなどを装着せずとも、3Dのキャラクターが目の前にいるかのような存在感を感じることができるため、道行く人は足を止めてサイネージに見入っていた。

「DELZO LIFE-SIZE」はガラス製ASKA3Dプレートである「ASKA3D-1050」(1,050×1,050×9.0mm)を2枚連結することで、60インチサイズの空中像を表示することが可能。

展示会データベース

最大過去5回分の出展者数・来場者数を収録
出展計画の指標のほか、イベントや展示会の企画に役立つ

2024年版 展示会データベース 

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展示会への出展を検討したり、展示会選びを行ううえで重要な指標となる過去の開催結果(出展者数、小間数、来場者数)を国内の展示会約830件について、最大過去5回分を収録した。2023、2024年の次回展示会情報を掲載することで、出展計画をサポート。さらに第二章では、開催都市や産業別展示会の件数統計など展示会業界動向も紹介する。

【第Ⅰ部:データ編】
国内の展示会主催者・運営者に対して行ったアンケートをもとに、最新情報を掲載。

2022年・2023年の国内の主要展示会(原則として企業のプライベートショーや即売会は除く)の会期・会場をチェックできるほか、出展計画に必要なコスト(出展料)、スケジューリング(募集期限)、過去5年分の出展者数・出展小間数・来場者数などを掲載。

生産財20業種と消費財22業種の42業種で、800以上の展示会を収録。

【第Ⅱ部:資料編】
展示会 & MICEに関する独自調査および関連機関の資料を紹介。

◆ 2022年の展示会の総合分析<ピーオーピー調査資料>

◆ 令和4年度「展示会等のイベント高度化推進事業(展示会を契機とした海外販路開拓に関する実証事業)」<経済産業省> ほか

・体裁:A4判 本文:440ページ
・定価:9,350円 (税込)+送料
・発行:2023年7月1日
・ISBN:978-4-908638-15-2

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よくある質問
Q.「見本市展示会総合ハンドブック」と何が違うの?
A.「見本市展示会総合ハンドブック」は年末に発行している来年の展示会スケジュールが掲載された本です。一方で「展示会データベース」は過去の実績を収録している本で、出展者数や来場者数を確認できます。


バックナンバー

展示会データベース 2022年版

・体裁:A4判 本文:380頁
・定価:8,500円 (税別)+送料
・発行:2021年7月1日

展示会データベース 2020年版

・体裁:A4判 本文:380ページ
・定価:9,350円 (税込)+送料
・発行:2019年6月30日
・ISBN:978-4-908638-07-7

 

展示会データベース 2018年版

・体裁:A4判 本文:380頁
・定価:8,500円 (税別)+送料
・発行:2017年6月30日

今週の展示会スケジュール(7/10~7/17)

7/10~7/17 開催の展示会

▽東京

7月12日(水)~14日(金)
東京ビッグサイト
国際モダンホスピタルショウ2023

7月12日(水)~15日(土)
東京ビッグサイト
MF-TOKYO プレス・板金・フォーミング展

▽愛知

7月15日(土)~17日(月)
ポートメッセなごや
Pet博2023なごや

▽大阪

7月12日(水)~13日(木)
ATCホール
第8回関西放送機器展

7月12日(水)~14日(金)
インテックス大阪
第15回ホテル・レストラン・ショー & FOODEX JAPAN in 関西2023

【レポート】LIVeNT2023『第10回イベント総合EXPO』が東京ビッグサイトで開催

6月28日から30日、東京ビッグサイトで「LIVeNT2023」(構成展示会「イベント総合EXPO」「ライブ・エンターテインメントEXPO」「eスポーツビジネスEXPO」)が開催された。

今年からJapan Event Weekの名称を「LIVeNT(ライベント)」と変更しての開催で、同時開催展は「レジャー&アミューズメントEXPO AMLEX(アムレックス)2023」「Japan Sports Week 2023」「自治体・公共Week 2023」

主催はRX Japan(株)。

LIVeNT2023の3日間の合計来場者数は13,639名。

同時開催展を合わせた4展の合計来場者数は45,538名だった。

※来場者が受付で提出した名刺1枚を1名と数え、同じ人が複数日来場しても1名として集計
※合計数に出展者・報道関係者は含まない

【LIVeNT(ライベント)の構成展示会】

ライブ・エンターテインメントEXPO
コンサート、演劇、各種ショーに必要なすべてが出展。最新のエンターテイメントサービスを比較検討できる。

イベント総合EXPO
イベントの企画、機材、会場、遊具などが出展。イベント開催に必要な製品・サービスを比較検討できるす。

eスポーツビジネスEXPO
大会企画会社、ゲーミングPC、会場・施設などが出展。eスポーツに関する新製品やソリューションを比較検討できる。

会場には、ライブ・イベント・eスポーツに関するあらゆる製品・サービスが出展し、来場者は活発に情報収集や商談に取り組んでいた。

次回の「LIVeNT(ライベント)」は2024年7月3日(水)~5日(金)、東京ビッグサイトで開催される予定。

 

スポーツ施設及びテーマパークの企画、設計などを手掛けるSEアミューズメントはアスレチックタワーの模型などを展示。相模湖や万博記念公園で実績があるという。

幅広い事業を手掛ける三和物流サービスは お化け屋敷VRなどを展示。リアルに再現されたパトカーは自社制作だという。

ARスポーツ「HADO」をグローバル展開するmeleap。国内ですでに常設が80か所を数え、大会も開催されている。

イベント業界屈指の商品在庫数を誇り、全国のイベントやオフィス向けにレンタル事業を展開するジャパンレントオール。セキュリティゲートは国際的な大規模イベントや宝飾品を扱うイベントでも採用されている。

沖縄市スポーツコミッションはアスリートの合宿などを誘致している。ケガをしにくい温暖な気候やプロも使用できる施設、マリンアクティビティ、ゴルフも人気だそう。

愛媛県庁も出展。野球、陸上、テニスなどのアスリートによる合宿の実績があり、補助金も用意しているとのこと。しまなみ海道のサイクリングも人気だ。

福島県観光物産交流協会は復興関連の学びの場を提供するホープツーリズムを実施している。Jヴィレッジでは高校生の全国大会も開催されており、内陸部には疲れをいやせる温泉も多いという。

女子学生アスリートが抱える「生理×スポーツ」の課題に対し、トップアスリートの経験や医療・教育分野の専門的・科学的知見をもって向き合う「1252 プロジェクト」などが参加。

 

女性ATの派遣・育成、女性アスリートのサポート、学会や競技場などへの託児サービスの提供などを手掛けるWIS

中本製作所では、鈴・ガラス製品を中心に、卸販売やOEM・ノベルティ・オリジナルグッズ制作を手掛けている。アクリルと比べて、劣化しない・変形しない・高級感などの特徴がある。

超音波ミスト演出機器の設計製造販売および超音波ミスト演出のコンサル業を手掛ける星光技研はミストをスクリーン状に吹き出し、そこへプロジェクターで映像投影できる『ミストスクリーン』を展示。

 PKBソリューションはタッチするたび違うQRコードを発行する『デジタルスタンプラリー』『電子クーポン』を提案。NFCの技術を使用している。

大阪に本社を持つワールドコウゲイは得意の印刷技術などを活かした特注品の制作などを提供している。

アルミを主材にした仮設のステージ、観覧席、ひな段や常設の観覧席を製造しているニードは、斜面でも使えるアジャスター付きステージなどを展示。

展示会/ファッションショー/企業イベント/インスタレーション/コンサートライブ/音楽フェス/空間装飾など幅広いイベントジャンルのライティングデザインを手掛けるdeco。オリジナルの機材も制作しておりオリジナリティの高いライティング提案が可能。

ハイブリッドは静岡県三島市の金属加工会社。ゲーマー向けの、操作感が全く違う4種類のメタルマウスパッドも展示していた。

MCクラフトは、自社工場と職人を有していることによるハイクオリティかつローコストな木工造作や、VRを駆使したハイブリットな提案を行っている。VRはサブスクプランになっており、誰でも簡単に操作できることが特徴。

SO-KENは印刷によるギミックソリューションを展示。手品のような体験価値を提供している。テーマパーク・商業施設・文化施設・公共施設・展示会などの「体験型展示」やイベント・プロモーションなど向けに、6つの「TRICKPRINTシリーズ」を市場展開している。

リビングCGは介護施設やヨガ教室で活用されているヒーリング効果のあるパノラマプロジェクターや、1人でも1台でホテルの部屋などをスキャンできるスキャンカメラを展示。

【JTB】2023年夏休み(7月15日~8月31日)の旅行動向の見通しを発表

JTBは6日、「夏休み(7月15日~8月31日)に1泊以上の旅行に出かける人」の旅行動向見通しをまとめた。

本レポートは、各種経済指標、業界動向や交通機関各社の動き、宿泊施設の予約状況、各種意識調査などをもとに算出したもの。1969年から発表し、今年で54回目となる。

なお、2022年は新型コロナウイルス感染症対策として出入国に関する水際対策が実施されており、海外旅行平均費用および海外旅行消費額は発表していなかった。

調査結果の概要は以下のとおり。

●国内旅行者数は7,250万人、対前年116.9%、コロナ禍前と同水準まで回復
●海外旅行者数は120万人、対前年214.3%
●海外旅行は短期傾向、ハワイ・韓国・台湾方面から回復

*旅行人数は延べ人数、 平均費用は一人1回あたりの費用
*対前年比は小数点第2位以下を四捨五入
*国内旅行人数は宿泊を伴う旅行者の人数 (観光および帰省目的の旅行に限る)、 海外旅行人数は出国者数 (業務目的の旅行を含む)
*国内旅行平均費用は、 交通費・宿泊費・土産代・食費等の旅行中の諸費用を含む *海外旅行平均費用は、 燃油サーチャージ・旅行先での交通費・宿泊費・食費を含む

【旅行動向アンケート 調査方法】
調査実施期間: 2023年6月14日~17日
調査対象: 全国15歳以上79歳までの男女個人
サンプル数: 事前調査20,000名 本調査2,060名
(本調査対象者は、事前調査で「夏休みに旅行に行く/たぶん行く」と回答した人から抽出)
調査内容: 2023年7月15日~8月31日に実施する1泊以上の旅行
(国内旅行は観光および帰省目的の旅行に限る、海外旅行は業務目的の旅行を含む)
調査方法: インターネットアンケート調査 (調査委託先:株式会社マクロミル)

富山スガキのSDGs達成に向けたパッケージ(インターフェックス Week 東京)

パッケージや容器の印刷物のデザイン・印刷などの事業を展開する富山スガキは、7月5日から7日に東京ビッグサイトで開催の「インターフェックス Week 東京」内のインターフェックス ジャパン -[医薬品] [化粧品] 製造展-に出展した。

同社ではSDGsの達成に向けて人や環境にやさしいパッケージの開発と製造を行っており、今回の出展ではユニバーサルデザイン、またジェンダーレスデザインの化粧品パッケージを提案した。
医薬品パッケージのユニバーサルデザインとは、誰もが商品の情報を正しく理解し、安全な服薬ができることだという。同社ではピクトグラムやイラストで、使用言語に関係なく正しい用法を伝える方法を選択し、パッケージに反映した。
また、昨今シンプルなデザインのジェンダーレスコスメが多数リリースされているが、こうした製品に合わせて「選択できるパッケージ」を開発。箱が二層になっており、外側はシンプルで誰でも手に取りやすいデザイン、内側を華やかなデザインにするといった工夫が可能となる。

富山エリアの製薬・創薬技術 富山県薬業連合会・富山県ほか(インターフェックス Week 東京)

富山県薬業連合会と富山県は、7月5日から7日まで東京ビッグサイトで開催の 「インターフェックス Week 東京」内のインターフェックス ジャパン -[医薬品] [化粧品] 製造展-に、パビリオン出展を行った。地域の企業とともに、富山エリアの製薬・創薬の技術を提案する。

今回パビリオン内に出展したのは、新新薬品工業、第一薬品工業、大協薬品工業、テイカ製薬、東亜薬品、日東メディック。第一薬品工業は共同開発や自社製品の事例を示したほか、東亜薬品は特殊な形の薬品を製造する技術を紹介した。

富山パビリオンでは、毎年同展に出展を行い、海外に薬を輸出したいという出展者をサポートしている。コロナ禍でも絶えず出展を続けた。パビリオンとりまとめる担当者は出展を継続する理由について「特に海外バイヤーとつながりができる点が魅力。輸出だけではなく、日本国内での展開を目指し、パートナーを探している海外バイヤーとも出会える。今後も展示会を通して、地域の製薬技術を国内外に伝えていく」と話した。

【新施設】中野サンプラザが閉館
 跡地は「NAKANOサンプラザシティ」に

2023年7月2日(日)、中野サンプラザが閉館した。

跡地とその周辺は、野村不動産株式会社を代表とするグループ(代表事業者:野村不動産株式会社、共同事業者:東急不動産株式会社、住友商事株式会社、ヒューリック株式会社及び東日本旅客鉄道株式会社)が、中野区とともに推進する「中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備事業」によって再整備される。

2028年度内の竣工を予定している。

同事業は、中野駅北口エリアの2ヘクタールを超える大規模な敷地において行われる、ホール・オフィス・住宅・商業・ホテルなどにより構成される複合再開発事業。

1.中野のシンボルとなる新たな文化・芸術などの発信拠点
最大7,000人収容の大ホールとライフスタイルホテル、エリアマネジメント施設などを整備。エリアマネジメントの活動拠点の中心となる施設は、現中野サンプラザの機能を継承しつつ新たな交流機能を加える。

2.回遊性を高める歩行者ネットワークと広場
中野駅西側南北通路・橋上駅舎(駅ビル)の整備や新区役所整備などの関連事業や周辺環境を踏まえ、広場や歩行者空間を整備することで、新たな交流と賑わいを創出。

シンボルタワーの基壇部は周辺の街並みに合わせたスケールに分節し調和を図り、高層部は中野のシンボルとなっている現中野サンプラザの三角形を活かしたトップデザインとしながら、新たなシンボルタワーとなることを目指す。

【全体像予定図(中野区資料より)】

【施工予定区域図】

【計画概要】