
展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙
「第791号 見本市展示会通信」を発行しました。
【主な記事】
・〈インタビュー〉Vape Expo Japanが幕張メッセで開催 闵玉氏
・業種別開催データ(2019年1月~6月)
・MICE Report MICEフォーラム開催 日本コンファレンスビジネスセンター協会
・〈海外ニュース〉AIと協働しイノベーションを ハノーバーメッセ
発行について:第791号 2018年(平成30年)12月1日
展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙
「第791号 見本市展示会通信」を発行しました。
【主な記事】
・〈インタビュー〉Vape Expo Japanが幕張メッセで開催 闵玉氏
・業種別開催データ(2019年1月~6月)
・MICE Report MICEフォーラム開催 日本コンファレンスビジネスセンター協会
・〈海外ニュース〉AIと協働しイノベーションを ハノーバーメッセ
発行について:第791号 2018年(平成30年)12月1日
日本能率協会(JMA)は2019年7月24日から26日までの3日間、東京ビックサイトで「雨対策WEEK2019」という総称のもと「第1回防水技術展」、「第1回雨具EXPO」を初開催する。
住宅・建物・社会インフラを守るべく、防水技術の普及・発展を推進することを目的に、「第1回防水技術展」では建物と土木の漏水・防水の課題を解決する技術・製品の出展を募集。「第1回雨具EXPO」では雨に濡れることによる不快感を軽減し、雨の日の仕事や外出を支援する技術・製品の出展を募集する。
申込締切は19年3月8日で、2月1日までに申し込んだ場合は割引が適用される。出展料はJMA会員が1小間(2・97m×2・97m)通常39万9600円、早期申込37万8000円。会員外は1小間通常43万2000円、早期申込41万400円(料金はいずれも税込)。展示規模は雨対策WEEK全体で40社を予定しており、同時開催展と合わせて4万人の来場を見込む。
「見本市展示会通信」790号より抜粋(2018年11月15日発行)
協同組合資材連は、日本最大級の皮と皮革関連資材のトレードショー「第99回東京レザーフェア」を12月6日・7日の2日間、都立産業貿易センター台東館で開催する。
このフェアは、皮革の需要の拡大と業界の発展を目的に、「皮革製品素材である皮及び関連副資材」が秘める魅力を発信するための日本最大のトレードショー。毎年150社以上の企業が参加し、年2回開催している。
今回は「NAPE_(ネイプ)」と過去最多となる9社がコラボレーションし、レザーファッションショーを実施する。レザーフェア出展社とTokyo新人デザイナーファッション大賞をプロ部門で受賞したブランド、「NAPE_」がコラボレーションし、レザーファッションショーを展開。コラボレーションする企業はNAPE_デザイナー・山下氏自らが選定した9社となり、過去最多の企業数。山下氏は「それぞれのメーカーにいいところがあり、優劣をつけることができない。命あるレザーという素材の価値をエンドユーザーにつたえていきたい」とコメントした。
また、ファッションショーの他にも山下氏と選定された企業でトークショーも予定している。
詳細は「第99回東京レザーフェア」WEBサイトまで。
ロボットたちが私たちの仕事を奪い、世界を支配する。そんな未来もまことしやかにささやかれているが、本当なのだろうか。
今、何が現実で、何がフィクションなのか。私たちは自分たちを取り巻くロボットと、コミュニケーションを図り損ねているのではないか。
本特集では、現在の最新技術やイベント導入事例を集めることで、専門家ではないヒトの認識と、ロボットたちとの“ズレ”をチューニングする。
発売日:2018年11月30日
判型:A4判
ページ数:86ページ
定価:2,200円(税込)/1冊 8,800円(税込)/年間
全国有力書店で販売。また、小社からの発送も行っておりますので、上部の購入ボタンよりお申し込み下さい。
お問合せは(株)ピーオーピー 出版企画室(TEL: 03-5687-6841、FAX: 03-5687-6845)
11月23日、博覧会国際事務局(BIE)の総会がフランス・パリで開かれた。日本時間24日未明に行われた加盟各国の投票では日本が選ばれ、これにより2025年の大阪万博開催が決定した。大規模な万博が国内で開催されるのは2005年の愛知以来で、大阪では1970年以来55年ぶり。
候補地には日本のほかロシアのエカテリンブルク、アゼルバイジャンのバクーが挙がっていた。両国とも初の万博開催ということもあり、前評判では日本の苦戦が予想されたが、日本は1回目の投票で85票で1位通過し、ロシアとの決選投票では過半数の92票を獲得し勝利を収めた。
大阪万博が掲げるテーマは“いのち輝く未来社会のデザイン”。AI(人工知能)やIoT、ロボット、ビッグデータなど革新的技術を最大限活用し、人々の暮らしや社会全体が最適化された未来社会の実現を目指す。
TSO Internationalは12 月5日から7日の3日間、レジャー施設向けアトラクション・アクティビティ・演出設備・サービスの専門展「レジャージャパン 2018」を東京ビッグサイトで 開催する。
構成展はテーマパーク・レジャー施設開発・運営設備・サービス専門展「第4回テーマパークEXPO」、ライブハウス・劇場・ホール向け設備・サービス専門展「第3回ライブ&シアターEXPO」、レジャースポーツ・アウトドア向け設備・機器・サービス専門展「第2回レジャー&アウトドア EXPO」の3展。展示のほかにも、専門家による多彩なセミナーやセッションも予定している。
出展製品はテーマパーク用アトラクション、お土産・ノベルティ、イルミネーション、レジャープール、照明・特殊効果関連、映像・音響関連、舞台機構・舞台美術関連、演出関連、アウトドア・キャンプ場設備、アスレチック設備、スポーツアクテビティ、屋外運動設備、屋外遊具、体感ゲーム、子供向け遊具・設備、各種サービスなど。
詳細は「レジャージャパン2018」HPサイトまで。
香港貿易発展局(HKTDC)は11月1日、ホテルニューオータニ東京でシンポジウム、ビジネスマッチング、ネットワーキングから構成される大型プロモーションイベント「Think Global,Think Hong Kong」を開催し、両国から2900人以上が参加した。開会に先立ち、HKTDCの羅康瑞(ビンセント・HS・ロー)会長が挨拶。
6年ぶりとなる日本での開催について「昨今、世界で不確実性と保護主義が蔓延しており、今回のイベントはグローバルで開かれた経済を進めるうえで重要なものだ。経済大国である両国が手を組むことで、ノウハウやネットワークの基礎を作る場となるだろう」として、参加者に良きパートナーを得て欲しいと呼び掛けた。
同イベントは香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が初めて公式で日本来訪を果たしたことからも注目を集めた。中国の習近平(シーチンピン)国家主席が提唱した「一帯一路構想」が実現することで香港は世界に対してさらなる影響力を持つとアピール。また最近発表された広東・香港・マカオ間を結ぶ大湾区(グレーターベイエリア)構想についても触れ、これにより日本企業が中国本土へ進出する際のより強力な足掛かりとなることを主張した。
「見本市展示会通信」790号より抜粋(2018年11月15日発行)
大規模展示会の開催を現実化するために必要な条件は、会場面積の広さだけではない。周辺の宿泊施設の充実や交通アクセスの良さ、地域の魅力なども重要なポイントである。来年9月のAichi Sky Expoのオープンに合わせ、現在急ピッチで周辺エリアの整備が進む愛知県は、さらなる浮揚を図る。
ホテル新設・増設進む
現在、Aichi Sky Expoのある中部国際空港(セントレア)周辺では、商業施設の開業や、展示会来場者の宿泊需要に備えたホテルの増設が進んでいる。10月1日にはセンレアホテルに新棟が誕生し、さらに来年1月までには東横イン中部国際空港Ⅱ、フォーポイントバイシェラトン名古屋中部国際空港、ルートイン常滑駅前(アネックス)が開業を控えており、同展示場の開業時には合計4000を超える客室が利用可能予定だ。セントレアホテルは、空港ターミナルビルおよび名鉄中部国際空港駅と直結する既存のセントラルサイド221室に加え、新たにパシフィックサイドの160室が増床された。ゲストラウンジは書籍やPC・プリンターを設置したほか、クールジャパンをイメージした畳コーナーがあり、国内のビジネス客だけでなくインバウンドも意識したつくりとなった。
宿泊統括支配人の山本裕二氏は「空港にあるホテルはフライトの前後泊のお客さまが主体だが、今後は展示会やイベントが開催されることで、新たな層の宿泊需要が見込める」と期待を述べる。
アフターMICEの利用を視野に
Aichi Sky Expoへの主なアクセス手段は、飛行機や鉄道・車である。空港や道路を運営する各企業は現在、周辺の観光スポットの開発にも注力し、利用者増を図っている。さらに展示場オープンで相乗効果を狙う構えだ。セントレアは10月12日に、敷地内の複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームズ)」の営業を開始した。
ボーイング787初号機の実機展示と、チームラボ監修の体験型デジタルコンテンツが楽しめる。Aichi Sky Expoと連絡通路でつながる予定で、アフターMICEとしての利用も視野に入れている。営業推進本部営業企画部長・鈴木健一氏は「これまで空港は目的地までの通過点だったが、今後は空港そのものが目的地になろうとしている。周辺施設と連携し、魅力あるセントレアにしていきたい」と話す。
NEXT:周辺エリアが一体となり気勢高める
日本貿易振興機構(ジェトロ)はパリで開催するファッション見本市「プルミエール・クラス/プルミエール・クラス・ドレッシング」と「トラノイ・パリ・ウィメンズ」について、日本ブランドの出展支援・募集を開始した。会期は両展ともに2019年3月1日から4日の4日間。
ジェトロによる支援は海外市場に向けた日本のファッション製品の認知度向上やビジネスチャンス拡大を狙いとしたもので、出展料や広報費の一部負担、DMの配布、輸出に関する業務などのサポートを行う。
募集企業数はそれぞれ10社で、参加料金は2×2㎡の1スペースが30万8000円。ジェトロ・メンバーズ会員は特別料金として10%割引が適用となる。申込期限は11月23日まで。
JETRO特設ページ→
https://www.jetro.go.jp/events/mib/6d0b1439135496fe.html
「見本市展示会通信」790号より抜粋(2018年11月15日発行)
企業にとって自社製品・サービスの売り出し、PRの絶好の機会と言える展示会。だが、単に出展するだけではその恩恵を最大限に受けることはできない。成功する企業と失敗する企業の違いに着目したとき、大きな要素として「集客」がうまくいっているかどうかが見えてくる。人の心理とは不思議なもので、人が大勢いてにぎわっているブースには足を運びやすく、逆に閑散としているブースに入るには勇気がいる。にぎわいの最初のきっかけをうまく作れるかどうかこそが、展示会出展の成否を分かつ分水嶺とも言えるだろう。そこで今回、展示会のにぎわいづくりに関わるスペシャリスト3名を招いて、その神髄に迫った。
―最初に自己紹介をお願いします
蜂谷 ジールアソシエイツの蜂谷です。ジールでは展示会やイベントプロモーションの事業を行っています。割合は半々くらいで、イベントプロモーションは屋内外・時期を問いません。最近の展示会では東京ゲームショウやツーリズムEXPOジャパンなどでブースの仕事をさせていただきました 。
私は5年ほどデザイナーをしていて、今年から企画担当になりました。今は営業本部エクスペリエンスデザイン室でクリエーティブディレクターとして、企画戦略を考えています。
―デザイナーだった時と比べて、出展担当者との関わり方に変化はありましたか
蜂谷 以前より距離は近づきました。立ち回りは営業に近く、顧客と打ち合わせや擦り合わせを頻繁にしているので、多くの時間を顧客と過ごしています。
―続いて西田さん、お願いします
西田 乃村工藝社のクリエイティブ本部でデザイナーをしている西田です。当社では商業系、文化系、企業系といった3つの事業を展開しています。私は企業系の展示会やショールーム・博物館などの仕事をする機会が多いです。
仕事のほとんどが海外のもので、最近だとドイツのベルリンやケルン、中国の北京などの仕事を受けています。打ち合わせの場合は2〜3日で日本に戻って来れますが、展示会の現場に入ると1週間以上はかかってしまいます。
―以前は日本の展示会のデザイン・装飾も頻繁にされていたのですか
西田 数年前までは半々くらいでした。年々、比重が海外寄りになっていっています。
―では坂本さん、お願いします
坂本 ピクスでクリエイティブ・ディレクター/プランナーをしている坂本です。ピクスは映像制作会社で、長年ミュージックビデオやコマーシャルなどの仕事をやってきました。ここ5年ほどの間にプロジェクションマッピング(PM)の制作を始め、最近ではフレームにとらわれない映像制作も増えています。私が所属するP.Ⅰ.C.S. TECHはテクノロジーを映像的に捉え、空間演出の映像を制作する部署なのですが、ディレクターの役割はその大枠を考えることです。私も西田さんと同じく、ここ数年は海外展示会の仕事をする機会が増えてきています。
―坂本さんが出展者と関わるのはどのタイミングですか
坂本 展示会の場合は広告代理店を通さず、クライアントと直接やり取りをすることが多いです。施工会社さんに声をかけていただき、空間とコンテンツを一緒に提案するパターンもあります 。
出展者(顧客)に求めること
―次に、皆さんがお仕事をする際、出展者(顧客)に求めることや望むことをお聞かせください
蜂谷 顧客に求めることは何がやりたいのか、目標・目的をはっきりしていただくことです。軸がぶれないことが大切で、「この商品を売りたいんだ!」とか「来場者に感動して欲しい!」とか、残したい結果が明白だと助かります。
―ではもし「全部やりたい!」と言われたらどうしますか
蜂谷 全体の相場だけを見て「何でもかんでも」だと内容もインパクト薄くなる一方で、中身が残りません。ですので、中身を絞って1点にパワーをかけた方がうまくいくと説得します。
―なるほど。西田さんはいかがですか
西田 仕事の満足度が高いのは顧客と仲間になれたと感じるときです。あくまで下請けで、指示されていると感じた仕事はうまくいきませんね。チームを組んで言いたいことを言えるのが理想で「展示物が多すぎて効果的ではないので、少し減らしませんか」といった提案もできます。そういった関係づくりも大事ですよね。打ち合わせも無駄なくするより雑談を交えつつの方が打ち解けて、結果的に楽しみながら良い仕事ができます。
坂本 互いに立場はありますが、その中で言い合える関係性は重要ですね。コミュニケーションがうまく取れたら結果がどうあれ良い案件だったと思えますし、改善点も見えてくるから次回はもっと良くなります。
蜂谷 同じ顧客と2度目の仕事をするときは、初回からどれだけブラッシュアップできるかが問われます。きちんと関係性を作れてあーでもない、こーでもないと言えないと前回を超えるクオリティは実現できません。
西田 後はブースをもっと公共の場と考えて欲しいと言いたいです。公園のような余白のスペースがあって、そこにベンチを置くとか。日本人は空白を嫌って無理やりにでも全部埋めようとしてしまいがちで、来場者にとって窮屈なブースになりがちです。
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