屋外イベント向けの新たな熱中症対策システムを提供開始 三協エアテック

新しいオゾンの活用に挑戦する三協エアテックは6月末より、真夏の炎天下で行う屋外イベントの熱中症対策として使える「大型屋外冷房システム エアホースワン」の販売・レンタルを開始する。

エアホースワンは空調機と軽量の布製ダクトを接続し、屋外のテント内など広いスペースを冷却することが出来る大型屋外冷房システム。ダクトにある複数の穴から冷却された空気のみをテント内に送風することで、スポットエアコンやミスト冷房などの「同時に少数しか冷却できない」「湿度が上昇して不快に感じる」などの課題を解決する。

設置に伴う工事や特別な設備は不要。ダクトはファスナーで着脱できるため、簡単に設置・撤去することができる。屋外販売ブース内の熱中症対策として、東京ドームへの導入も決定している。

エアホースワンは、マラソンや競歩の選手を真夏の太陽から守るために「車両に空調システムを搭載して選手と並走することは可能だろうか?」という考えから製品の開発が始まった。実際に車に冷房システムを載せて走るということは難しいが、酷暑の屋外イベントやスポーツ観戦などにこのアイデアが使えるのではないかと開発を進め、大阪城での実証実験やデモを経て、正式に販売・レンタルすることになった。

同社は「コロナの影響で自粛されていたイベントが少しずつ復活してきている今夏、エアホースワンを導入していただき、暑さを気にすることなくイベントを楽しむ方が増えれば嬉しい」とコメントを掲出している。

設置イメージ/設置写真