【JEPC若手座談会】 創立記念行事合同企画 ~イベントの現場から未来を覗いて~

2020年の東京五輪・パラリンピックを間近に控え、近年イベントはその件数を増加するとともに、求められる役割もより多彩かつ重要なものとなってきている。
しかし、依然としてイベント業界の実情とそこで働く人々の声が広く世に届いているとは言い難い。
そこで今回は、1986年の設立以来30年の長きにわたってイベント業界の発展に貢献し支えてきた(一社)日本イベントプロデュース協会の原田豊和氏をコーディネーターとして招き、イベント業界の実情を世に伝えるべく、来のイベントを担う4名の若手会員にイベントの現状とこれからについて語っていただいた。

(掲載=『EventBiz』Vol.3 より一部抜粋)

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-みなさんの業務内容についてお聞かせください

水嶋 5年前にNSコーポレーションに入社し、今はアシスタントプロデューサーをしています。社名の由来は日本管財のNと資生堂のSを組み合わせたもので、元々資生堂の社内用資料や紙媒体、イベントの制作を主にビジネス展開してきました。最近ではイベントだけでなく映像やウェブ制作なども手がけていて、多様化する消費者ニーズの変化を読み取り、顧客へさまざまなPRの提案する事が私の業務です。

田中 私は今年入社3年目で、現在はkids事業部にいます。主にイベント会場へアルバイトスタッフの手配を担当しています。部署名の「kids」とは20~30代を中心とした、大学生やフリーターなどの若手スタッフを意味します。学生のアルバイトだけでなくイベント業界の仕事が好きで専門的にやっている方もいて、そのようなスタッフを募集し、会場に派遣するまでが私が受け持っている仕事です。

山本 home village(ホームヴィレッジ)ではイベントや不動産、太陽光事業などをしています。私のいるイベント事業部では突然通行人が街中で踊りだすフラッシュモブやサプライズ、街コンなどを展開していて、ゆくゆくは着ぐるみを着てのパフォーマンスなど幅広い活動をしていきたいと考えています。

池澤 私は2009年から今年3月までの7年間イベントの企画制作会社にいて、最近今の会社に転職したばかりなのですが、前職では全国で開催される大型スポーツイベントや地域活性化イベント事業を中心に、営業職として顧客ニーズの課題解決を行なう役割で活動してきました。顧客ニーズに対応したイベントを実現するためのコンセプト設定や空間プロデュース、演出手法などについては社内外のチームメンバーと綿密に打ち合わせを行ないながら最適なイベントを企画提案していました。

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