CES2022、ワクチンパスポート提示を義務化

全米民生技術協会CTA2022年1月5日から8日にラスベガスで開催予定の「CES 2022」について、来場者・出展者ともにワクチンパスポートの提示を義務化することを発表した。「CES」は最新テクノロジーに関する世界有数の大規模見本市で、宇宙技術、食品技術、NFTのほか、AI、AR / VR、ゲームとコンピューティング、デジタルヘルス、自動車と輸送、ホームエンターテインメント、スマートホームに関する商材が一堂に集まる。

今回の発表で CTAは新型コロナウイルス感染拡大に対する安全策として、ワクチンパスポートの提示のほか、ソーシャルディスタンス確保のために通路幅を拡張すること、パブリックエリアとエントリーポイントは一方通行にすることなどを挙げている。そのほか会場のケータリング・売店についても、ソーシャルディスタンスや個包装した食品を用意するなど行い、安全措置を取るとしており、陽性抗体検査の証明をワクチンパスポートの代替として検討していることを明かした。

発表の中で、CTAのゲーリーシャピロ社長兼最高経営責任者は、「ワクチンはコロナの蔓延を食い止めるための最善策であると理解している。予防接種を奨励し、適切な安全プロトコルを実施することでパンデミックを終わらせる役目を果たす。 参加者がラスベガスで開催されるCES2022に参加できるよう、我々はワクチン接種の証明を義務化することで責任を負う」とコメント。

今後は出展者向けに握手を避けることや製品のデモンストレーションを最適に管理する方法など、ベストプラクティスを発行する予定。