
世界遺産・元離宮二条城(京都府京都市)で、夜間ライトアップイベント「二条城 2026 SAKURA NIGHTS」が開催され、連日多くの来場者で賑わいを見せている。主催は二条城桜まつり2026 夜間事業 実行委員会(株式会社ワン・ワールド、株式会社日商社、株式会社シムディレクト)。今年は、徳川幕府が後水尾天皇を二条城に迎えた「寛永行幸(かんえいぎょうこう)」から400年という歴史的な節目にあたる。これにちなみ「調和の文化をともに楽しむ」をテーマとした多彩なデジタルアートや演出が春の夜の城内を華やかに彩る。会期は2026年3月19日から4月19日まで。

本イベントの見どころは、日本アカデミー賞受賞の安田淳一監督が手掛ける没入型演劇(イマーシブシアター)「城劇」の公開だ。台所前庭を会場に上演される『陰陽師瑞希の時空戦記 寛永行幸を救え!』は主演に山戸穂乃葉(安倍瑞希役)を迎え、共演の西村優希(九条義景役)や矢口恭平(賀茂幻妖役)らが迫真の演技を披露。高さ5メートル・横幅25メートルに及ぶ大型映像と同一空間で展開し、観客を400年前の物語世界へと引き込む。同演劇は会期中の特定日に、午後6時45分と午後8時からの1日2回上演される。

国宝・二の丸御殿の夜間特別観覧も歴史ファンや観光客の関心を集めていた。さらに城内各所では、最新のデジタル技術と歴史的建造物が融合した演出が続く。二の丸御殿車寄への大型プロジェクションマッピングや重要文化財・唐門のライトアップが実施されるほか、清流園では桜の路に花びらの映像が投影されている。
「賑わい広場」では、京都市内初の都市型ワイナリーによるワインや西陣麦酒の販売、和蝋燭の絵付けや金箔押しといった伝統工芸の体験ワークショップも行われる。「二条城 2026 SAKURA NIGHTS」の開催時間は午後6時から午後10時までで、最終入場は午後9時。春の京都を象徴する夜間イベントは閉幕に向けてさらなる盛り上がりが期待される。













