日本映像機材レンタル協会 & ピーオーピー合同企画 座談会 <第1弾>
感動と喜びを与えることがやりがい!!
~フレッシュマン・中堅が語る日々の仕事の魅力とは~
【出席者】
左から 溝井 竜也 さん(23歳) (株)シネ・フォーカス 技術部技術3課
三島 幸恵 さん(29歳) (株)光和 レンタル本部 レンタル営業部 デスク課
宮川 由梨奈 さん(21歳) ヒビノメディアテクニカル(株) EC事業部 セールスグループ 営業業務課
國分 崇嗣 さん(24歳) (株)映像センター イベント映像事業部 首都圏営業部 企画営業部 営業2課
*コーディネータ:(株) ピーオーピー 中田 昌幸
4月。 イベント・展示会業界にも、多くのフレッシュな社員が入ってきたことだろう。われわれの仕事は、多くの観客や来場者が集まる空間をつくり、大きな感動や喜 びを与える魅力をもつ反面、昔ながらの肉体労働であるという一面をもち、緊張感に包まれた現場で、ときに曜日や時間も関係なく駆けずり回る厳しい社会だ。 そうした現場をいままさに経験している人たちは、どういう思いで仕事をこなしているのか。今回、日本映像機材レンタル協会(JVR協会)の協力により、新卒1~3年目から中堅クラスのスタッフを招き、日々の仕事とその魅力について語ってもらった。
――まずは簡単に自己紹介をお願いします
溝井 私は技術部で、現場でのオペレーションが主な仕事です。私のいる課は、ライブやショーなどエンターテインメント系のイベントを多数手がけています。社内では比較的派手なことをやるセクションですね。
――この業界、いまの会社を選んだのは
溝井 専門学校で音響を学んでいたのですが、自分のスキルの幅を広げるために、映像の仕事もやってみたいなと。映像は未知の世界でしたが、2つの分野を両立したいと考えていました。シネ・フォーカスには音響のセクションもあるので、まさに理想通りの仕事をさせてもらっています。
――宮川さんは入社1年目! フレッシュですね。
宮川 お客さまや同業の方からのお問い合わせの対応や、在庫管理が主な業務です。会社の窓口として機材の性能や値段、在庫状況など、いろいろな質問にできるだけ即座に答えられなければいけませんので、日々勉強です。現場に顔を出すこともあります。
――入社前と現在で、会社のイメージにギャップはありますか
宮川 現場はドライでギスギスしているもの、という先入観をもっていたのですが、実際にはみなさん朗らかで優しい方が多いので、良い意味でのギャップを感じています。
――國分さんは
國分 企画営業部という部署で、映画の試写会やプレス向け発表会といったイベントのお手伝いをしています。とにかく毎日現場に出ています。機材の設置・オペレーション・撤去と、忙しい毎日です。
――入社4年目ということですが、当時の就職活動は大変だったのでは
國分 学校の紹介もあったので、それほど苦労した実感はないんですよ(笑)。映像センターは2社目だったのですが、良い意味で会社っぽくないといいますか、自由な社風がとても自分に合っていると感じました。
――入社して感じたことは
國分 イベント関連業務ですので休みが不規則なのはしょうがないのですが、ときどき曜日がわからなくなってしまいます。
――三島さんは入社されて7年ですね
三島 いまはレンタル営業部のデスク課という部署にいるのですが、入社してから6年間、テクニカルセンターという部署で、溝井さんや國分さんと同じく、現場での設営やオペレーションを担当していました。
――現場の仕事はいかがでしたか
三島 わたしは女子大から新卒で入社したので、映像機器のことなんてもちろん知りませんし、まさか作業着を着て仕事するなんて考えもしませんでした(笑)。かなりカルチャーショックというか、想像とかけ離れていましたね。
――(笑)。キツかったでしょう
三島 1年目はきつかったですね。いまはもう慣れましたけど。肉体労働ですし、時には睡眠不足にもなりますし。でも、体育会系というか部活動みたいなノリがあるの で、先輩にしっかりおしえてもらいましたし、何でも聞けて助けてもらってという環境が良かったですね。國分さんも言っていましたが、ウチも会社っぽくな い。男女関係なく、みんなで力をあわせて現場の成功を目指す、やりがいのある仕事だと思います。
――デスク課ではどのようなお仕事を
三島 お客様からの問い合わせに、どの機材を使ったら良い演出ができるかを提案し、金額面の打合せや伝票作成なども行なっています。いただいたお仕事を技術担当 のスタッフに引き継ぐところまでが現在の業務です。飛び込み営業はやりませんが、既存顧客だけでなく問合せのあった新しいお客さまを訪問することは多いです。
2ページ目 “アーティストのビデオ係 スライド画像1000枚” へ
日本映像機材レンタル協会のウェブサイト