東京ゲームショウ2022、9月に幕張メッセでリアル復活へ

コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は日経BPと電通共催のもと、9月15日から18日までの4日間、千葉・幕張メッセで「東京ゲームショウ(TGS)2022」を開催すると発表した。オンライン開催とあわせたハイブリッド形式となる。

TGSは2020年に新型コロナウイルスの影響により、史上初の完全オンライン開催へと踏み切った。2021年はプレス・インフルエンサー向けに幕張メッセの一部を会場として使用したが、大部分のコンテンツはオンラインで展開された。今回は幕張メッセに一般来場者も入場可能となるため、3年ぶりのリアル復活と言える。

9月15日と16日をビジネスデイ、17日と18日を一般公開日とするが、16日は14時から一般来場者も入場できるようにする予定。会場は幕張メッセ1~8ホールと国際会議場を使用する。想定小間数は1500小間、想定来場者数は15万人。感染対策として会場内の人数をキャパの50%以下とし、1~3、4~6、7~8ホールごとに来場者を管理。センサーを導入し、制限を越えそうな場合は入場制限を実施する。また、若年層のワクチン接種状況が不透明であることから小学生以下の入場は不可とする。

ブース装飾および運営規定として、ブース内の基本原則は1人1㎡以上とする。例えばブースの面積が16㎡の場合、来場者・スタッフ合わせて16人までとなる。

展示ホールは一般、スマホゲーム、ビジネスソリューション、ゲームスクール、インディーゲーム、ニュースターズ、物販、VR/AR、eスポーツの8エリアで構成。イベントエリアの代わりに公式番組配信のためのスタジオも設置する。国際会議場はビジネスミーティングエリアとなる。

東京ゲームショウ事務局長の田辺太陽氏(日経BP)は過去2年間、SNS上でリアル開催を望む声が数多く寄せられた一方、オンラインの利便性が高く評価されたことから「今年も引き続きオンラインコンテンツを充実させていく」と発言。オンライン商談や公式出展者番組、STEAM特設会場などでオンライン開催を盛り上げる。

また、昨年好評だったVRワールドも継続。さらに新しいVRによるTGS体験を創出するため、「VR会場出展、協賛プラン」も設ける予定。なお、VR企画は電通東京ゲームショウ事務局が担当となる。

TGS2022のテーマは「ゲームは、絶対、とまらない。」となっており、2月28日より出展申込受付を開始。出展申込締切は5月27日。