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MICEの未来を考えるイベントが全国各地でハイブリッド開催へ

日本コンベンション研究会は7月24日、「MICEフューチャー・アクション ~新たな日本のMICEショーケース~」を全国各地でハイブリッド開催する。

「MICEフューチャー・アクション ~新たな日本のMICEショーケース~」は新型コロナウイルスの感染拡大や渡航制限で多大な影響を受けている国際会議や展示会など、MICE業界の今後の在り方を考えるもので、withコロナ時代に国際基準で安心を提供できるMICEの実現・運営を目指す。参加対象は学会関係者、企業ミーティング担当者、MICE主催者、インセンティブ・ツアー担当者など。

当日はwithコロナ時代のMICE運営の実証実験として全国の会場を利用したリアルとオンラインのハイブリッドで展開。各地の会場はコロナ感染対策を講じたガイドラインに沿って会議ゾーン、展示ゾーン、交流ゾーンなどを設営し運営のノウハウを紹介する。東京のメイン会場からは、立命館アジア太平洋大学の出口治明学長による基調講演「新しい国際会議・MICEのあり方とは」や、「今、インバウンド・MICEの戦略的重要性を考える」と題したパネルディスカッション、各地からのレポートなどを配信。メイン会場以外では開催地ごとのオリジナルプログラムが実施され、⼀部オンラインで各地を結んだ交流会も展開する。

一部都市では日程が異なり、名古屋国際会議場とコングレコンベンションセンターでは7月22日に開催。万国津梁館では7月24日に加え、8月21日にも実施を予定している。

【参加予定会場】
札幌:札幌コンベンションセンター
仙台:仙台国際センター 
新潟:朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター
つくば:風土庵
東京:六本木アカデミーヒルズ
静岡県東部地域:プラサヴェルテ
名古屋:名古屋国際会議場 (開催日:7月22日)
愛知県:愛知県国際展示場
富山:富山国際会議場
大阪:コングレコンベンションセンター (開催日:7月22日)
堺~大阪:※動画参加(ちんちん電車沿線にぎわいプロジェクト)
岡山:岡山コンベンションセンター
松山:ホテルメルパルク松山
沖縄:万国津梁館 サミットホール(開催日:7月24日、8月21日予定)

IFFT/インテリアライフスタイルリビング、10月の開催までウェビナーを継続実施

日本家具産業振興会とメッセフランクフルトジャパンは1028日から30日の3日間、東京ビッグサイト南展示棟で「IFFT/インテリアライフスタイル リビング」を開催する。

IFFT/インテリアライフスタイル リビングは国内の家具産地をはじめ、テキスタイルやデザイン雑貨など、空間を構成する商材が一堂に集まる総合見本市。昨年は14カ国・地域から 352 社(国内:259社 海外:93社)が出展し、34の国と地域から16,016名が来場した。

特別企画のテーマは「Workplace Mix」。テレワークなどで注目の集まる働く空間に焦点を当て、自分らしく働くことをサポートする家具、インテリア用品、雑貨、食品などが出展される。そのほか日本のデザインとものづくりを世界に発信する企画「JAPAN STYLE」や、若手企業家、デザイナーと企業を結ぶ支援プログラムなども展開する。

さらに事務局では7月から9月の開催までの期間、インテリアやデザイン業界で活躍する人を迎えてビジネスのヒントに繋がるセミナーや対談を行うウェビナー「インテリア ライフスタイル ウェビナー」を新たに企画し継続的に実施。第1回目は7月21日に実施予定で、「アンビエンテ&ハイムテキスタイル 2020 報告 〜今知りたいサスティナブルとエシカル」と題し、ヨーロッパで機能し始めているサスティナブルとエシカルの考えについて、ドイツの見本市から、現場の声をわかりやすいキーワードで解説する。

IFFT/インテリアライフスタイル リビングでは現在出展者を募集中で、出展料金は1小間(3m×3m)45万6000円(税別、パッケージ装飾含む)。

※新型コロナウイルスの感染症の流行状況を踏まえ開催を中止

 

 

 

Go Toトラベルキャンペーン「若者や高齢者の団体旅行・大人数の宴会は避けて」東京都は対象外

国土交通省の赤羽一嘉大臣は17日会見を開き、Go To トラベルキャンペーンについて「すでに予約が入っている分も含め、東京都を目的地とする旅行については当面事業の対象外とし、割引支援を行わない」また「東京都に居住する人の旅行についても、当面事業の対象外とし、割引支援を行わない」と述べ、これらの例外措置を講じたうえで7月22日水曜日から事業を開始すると発表した。

また、以下の新型コロナウイルス感染症対策分科会の提言を受け「若者の団体旅行、重症化しやすい高齢者の団体旅行、大人数の宴会を伴う旅行などは、感染リスクの高い旅行として控えることが望ましい」と述べた。

修学旅行や社員旅行は該当するのかという記者の質問に対しては「ルールを守らない形での飲み食いなどが原因で感染が広がっていることから、そういうものは自粛をお願いしたいということ。修学旅行は教育旅行であり引率の先生がいらっしゃるので、ぜひ活用して頂きたい」と述べた。

(東京を発着する旅行を対象外にする案を政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会に提案し、以下のように承認を得たうえでの発表となる。)


(内閣官房HPより)

→最新記事:
観光庁、Go To トラベルでの給付金の申請方法を公表

また、赤羽大臣は「ウィズコロナにおける新しい旅のスタイルを普及・定着させる大きなチャレンジだと思っている」と述べ、今回の事業を実施するにあたっては、旅行業者・宿泊業者に対して参加条件として厳しい形で感染拡大防止策の義務付けを課すとした。

具体例として以下を挙げ、これらの参加条件が実施されていないことが確認された場合は、本事業の資格を取り消すとした。

(宿泊業者の場合)
・チェックイン時に検温・本人確認を100%実施(対面を避けるなど感染予防策を講じて実施)

・旅行者に発熱・風邪症状がある場合、週末を含め保健所に連絡し指導を仰ぐ体制を確立

・浴場や飲食施設では三密対策を徹底(人数制限・時間制限を設けるなど)

・食事の際の三密を回避(座席の間隔を空ける、ビュッフェ方式の食事では個別提供を行うなど)

また、利用者にも以前発表された「新しい旅のエチケット」の徹底を呼びかけた。


(観光庁HPより)

→最新記事:
観光庁、Go To トラベルでの給付金の申請方法を公表

シンユニティグループ、リアルとバーチャルのハイブリットイベントを開催

(※7/30追記)
新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ、現地見学会は中止し、オンライン配信のみの開催となった。
(※8/5追記)
イベントプログラム、セミナースケジュールが公開された。


 

シンユニティグループは8月6日・7日にオンライン上で、バーチャルイベントソリューションに関する発表会「SYMUNITY xR HYBRID EVENT 2020 Online & Offline」を開催する。参加費は無料。

新型コロナウイルスの影響で開催が困難になったイベントに対する代替案として、リアルイベントでは不可能な演出や新たな体験の提供が可能なバーチャル展示会やバーチャルコンベンションを提案する。また、プロジェクションマッピングに代わる演出手法として、バーチャル上で被写体にマッピング映像を重ねる「バーチャルマッピング」を披露する。

発表会はオンラインで視聴できるほか、当日はシンユニティのスタジオで現地見学会も予定している。

■名称 SYMUNITY xR HYBRID EVENT 2020 Online & Offline
■開催日時 8月6日(木)・7日(金) 14:00~配信予定
■参加費:無料
■主催 :シンユニティグループ(シムディレクト、タケナカ、アークベンチャーズ、タスクサービス、東京企画装飾など)

「第830号 見本市展示会通信(夏季特集号 PARTⅠ)」発刊しました

 

 

展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙
「第830号 見本市展示会通信(夏季特集号PARTⅠ)」を発行しました。

特集① 展示会再開に向けた動き
・大阪から産業振興の為の展示会を再開
・日本能率協会 理事 産業振興センターディレクター 小宮太郎氏インタビュー

特集②「オンライン展示会」の潮流と動向 PART1

主な記事
・〈MICE+〉MICEイノベーション研究会が開催
・延期した展示会 最新スケジュール
・〈寄稿〉展示会再開に向けての動き「世界の最新動向」寺澤義親 氏
・人事・一般ニュース

発行について:第830号 2020年(令和2年)7月15日

☞「見本市展示会通信」の詳細はこちら

日本コンベンションサービス、MICE再開に向けサーモグラフィー導入

国際会議を手掛ける日本コンベンションサービス(JCS)はMICEにおける新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、東邦技研製の体表面温度計測サーモグラフィーカメラを導入した。

サーモグラフィーは1.5から3mほど離れた被写体の体温を、最大10人まで同時に計測することが可能。非接触かつ素早い検温が特徴で、受付や部屋の入口に設置することで行列を作ることなく感染リスクを抑えることができる。また、アラートラインを設定することで、一定範囲内の温度を計測した場合には音と光で警告をする。温度測定誤差は±0.5℃以内。

サーモグラフィーは社内の受付にも設置
必要に応じてサーマル画像モードにも切り替えられる

導入に踏み切った経緯について、JCSのグループ会社ジェーシーエス・コミュニケーションズで技術部CARMチームに所属する今井智幸氏は「専用ソフトがなくても高い精度かつ素早く体温測定が行えるため、安心・安全なMICEの実現に最適だと感じた」と話す。

藤泰隆氏

JCSでMICE危機管理専門タスクフォースを務める藤泰隆氏は、新型コロナウイルスの感染拡大予防について「われわれPCOはMICE現場のことを誰よりも熟知している。今年に入りMICEが中止・延期になった際、いつでも再開できるようにいち早く資材調達に乗り出した」と語る。

JCSでは今後、MICEの再開に向けてパブリックアナウンスを強化するとともに、日本コンベンション協会(JCMA)が定めるガイドラインを遵守した運営を徹底するという。

MICE施設の機能強化を支援 東京観光財団

東京観光財団(TCVB)は「令和2年度 MICE 受入環境整備支援事業」の申請受付を開始した。

事業は会議施設・ホテル・大学など、都内のMICEの会場となる施設の機能強化を支援することにより、MICE 施設の受入環境の整備を促進することを目的としたもの。1件あたり3,000万円を上限とし、施設機能強化に係る経費の2分の1を助成する。

強化の対象となる経費は無線LANやデジタルサイネージを設置する「情報通信機能」、4K以上の高解像度プロジェクターや固定式大型スクリーンを設置する「映像機能」のほか、「会場設備機能」や「多言語対応機能」「セキュリティ機能」といった強化の5項目があり、申請には各項目の条件を満たし、令和3年6月30日までに事業および支払いが完了する必要がある。

対象となる施設・対象者は東京都内の常設MICE施設で、今後10年以内に国際的なMICE(参加者が400名以上かつ参加国数が5カ国以上)の具体的な受入予定がある施設など、TCVBが定める条件を満たすもの。申請期限は10月30日。

大阪・関西万博のプロデューサー決定 会場運営に石川勝氏

2025年日本国際博覧会協会は2025年の日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場デザインプロデューサー、会場運営プロデューサー、テーマ事業プロデューサーを決定した。会場デザインプロデューサーは建築家の藤本壮介氏が、会場運営プロデューサーはプランナー/プロデューサーの石川勝氏が務める。石川氏は05年の愛知万博にも携わった。

大阪・関西万博ではテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」実現のため8つのテーマ事業を設ける。「いのちを知る」は生物学者で青山学院大学教授の福岡伸一氏、「いのちを育む」はアニメーション監督でメカニックデザイナーの河森正治氏、「いのちを守る」は映画監督の河瀨直美氏、「いのちをつむぐ」は放送作家の小山薫堂氏、「いのちを拡げる」は大阪大学栄誉教授でATR石黒浩特別研究所客員所長の石黒浩氏、「いのちを高める」は音楽家で数学研究者、STEAM教育家の中島さち子氏、「いのちを磨く」はメディアアーティストの落合陽一氏、「いのちを響き合わせる」は慶応義塾大学教授の宮田裕章氏がプロデューサーを担当する。なお、イベントを担当する「行催事プロデューサー」は現在選定中。

大阪・関西万博は2025年4月13日から10月13日までの間、大阪市の人工島・夢洲で開催される。150カ国から約2,800万人の来場者と、2兆円の経済波及効果を想定している。

プロデューサー一覧
■会場デザインプロデューサー(1名)
藤本 壮介(ふじもと そうすけ)建築家
■会場運営プロデューサー(1名)
石川 勝(いしかわ まさる)プランナー、プロデューサー
■テーマ事業プロデューサー(8名)
●担当テーマ:「いのちを知る」
生命系全体の中にある私たちの「いのち」のあり方を確認する。
福岡 伸一(ふくおか しんいち)生物学者、青山学院大学教授
●担当テーマ:「いのちを育む」
宇宙・海洋・大地に宿るあらゆる「いのち」のつながりを感じ、共に守り育てる。
河森 正治(かわもり しょうじ)アニメーション監督、メカニックデザイナー
●担当テーマ:「いのちを守る」
危機に瀕し、人類は「分断」を経験する。「私」の中の「あなた」を認めるいとなみの行方に、多様ないのちが、それぞれに、護られてゆく未来を描く。
河瀨 直美(かわせ なおみ)映画監督
●担当テーマ:「いのちをつむぐ」
自然と文化、人と人とを紡ぐ「食べる」という行為の価値を考え、日本の食文化の根幹にある「いただきます」という精神を発信する。
小山 薫堂(こやま くんどう)放送作家
●担当テーマ:「いのちを拡げる」
新たな科学技術で人や生物の機能や能力を拡張し、「いのち」を広げる可能性を探求する。
石黒 浩(いしぐろ ひろし)大阪大学栄誉教授、ATR石黒浩特別研究所客員所長
●担当テーマ:「いのちを高める」
遊びや学び、スポーツや芸術を通して、生きる喜びや楽しさを感じ、ともにいのちを高めていく共創の場を創出する。
中島 さち子(なかじま さちこ)音楽家、数学研究者、STEAM教育家
●担当テーマ:「いのちを磨く」
自然と人工物、フィジカルとバーチャルの融和により、自然と調和する芸術の形を追求し、新たな未来の輝きを求める。
落合 陽一(おちあい よういち)メディアアーティスト
●担当テーマ:「いのちを響き合わせる」
個性あるいのちといのちを響き合わせ、「共鳴するいのち」を共に体験する中で、一人ひとりが輝くことのできる世界の模式図を描く。
宮田 裕章(みやた ひろあき)慶応義塾大学教授

プロフィール
■藤本 壮介(ふじもと そうすけ)/建築家

1971年北海道生まれ。東京大学工学部建築学科卒業後、2000年藤本壮介建築設計事務所を設立。2014年フランス・モンペリエ国際設計競技最優秀賞(ラルブル・ブラン)に続き、2015、2017、2018年にもヨーロッパ各国の国際設計競技にて最優秀賞を受賞。2019年には津田塾大学小平キャンパスマスタープラン策定業務のマスターアーキテクトに選定される。
主な作品に、ロンドンのサーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013 (2013年)、House NA (2011年)、武蔵野美術大学 美術館・図書館 (2010年)、House N (2008年) 等がある。

 

 

■石川 勝(いしかわ まさる)/ プランナー、プロデューサー

株式会社シンク・コミュニケーションズ代表取締役
1963年札幌市生まれ。プランナーとして、イベントプロモーション、文化・商業施設開発、コミュニケーションデザイン分野で実績を積み、2004年株式会社シンク・コミュニケーションズ設立。博覧会や展示会を数多く手掛け、2005年愛知万博ではチーフプロデューサー補佐として基本計画策定に従事、ロボットプロジェクト、愛・地球広場、極小IC入場券をプロデュースした。
ロボット分野、コンテンツ技術分野に専門性を持ち、2006年から2016年までの10年間、東京大学IRT研究機構プロジェクトマネージャー・IRTコンテンツ部門長。「先端融合領域イノベーション創出拠点(少子高齢社会と人を支えるIRT基盤の創出)」などの産学連携事業を推進。
経済産業省「今年のロボット大賞」事務局長(2006-2008)、 「技術戦略マップ(コンテンツ分野)」 委員(2008-2015)、「上海万博 日本政府館ロボット出展事業」実行委員長(2010)、「デジタルコンテンツEXPO」エグゼクティブプロデューサー(2008-2017)、「あいちロボットショーケース」プロデューサー(2019-2020)

 

■福岡 伸一(ふくおか しんいち)/ 生物学者、青山学院大学教授

生物学者。1959年東京生まれ。京都大学卒。米国ハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授などを経て青山学院大学教授・米国ロックフェラー大学客員研究者。サントリー学芸賞を受賞し、80万部を超えるベストセラーとなった『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)、『動的平衡』(木楽舎)など、“生命とは何か”を動的平衡論から問い直した著作を数多く発表している。
また、大のフェルメール好きとしても知られ、世界中に散らばるフェルメールの全作品を巡った旅の紀行『フェルメール 光の王国』(木楽舎)、さらに最新刊として『フェルメール 隠された次元』(木楽舎)を上梓。最新のデジタル印刷技術によってリ・クリエイト(再創造)したフェルメール全作品を展示する「フェルメール・センター銀座」の監修および、館長もつとめた。

 

■河森 正治(かわもり しょうじ)/ アニメーション監督、メカニックデザイナー

アニメーション監督、企画、原作、脚本、映像・舞台演出、メカデザイナー等を手がけるビジョンクリエーター。
慶応義塾大学在学中に原作者の一人として携わったTVアニメーション『超時空要塞マクロス』、そしてそこに登場する三段変形メカ、『バルキリー』のデザインも担当し、世界中の若者に日本アニメは“クール”だというインパクトを与えた。劇場作品『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』では23歳の若さで監督に抜擢される。『マクロス』シリーズ以外にも『アクエリオン』シリーズ、宮沢賢治の半自伝的アニメーション『イーハトーヴ幻想 KENJIの春』などの原作、監督を担当。メカニックデザイナーとして、『機動戦士ガンダム0083スターダストメモリー』、『攻殻機動隊』、ソニーのエンターテインメントロボット“AIBO”『ERS-220』、日産デュアリスCMメカ『パワード・スーツ デュアリス』、ソニースマートウォッチ『wena』のデザインをするなど幅広く活動。アニメ制作を続けながら、VR、ドーム映像を始めとする新たな映像表現を探求。近年では、ミニチュアテーマパーク 『SMALL WORLDS』のクリエイティブオフィサーを務めるほか、国内外での文化的施設や教育現場での講演なども精力的に行っている。

 

■河瀨 直美(かわせ なおみ)/ 映画監督

生まれ育った奈良を拠点に映画を創り続ける。一貫した「リアリティ」の追求はドキュメンタリーフィクションの域を越えて、カンヌ国際映画祭をはじめ、世界各国の映画祭での受賞多数。代表作は『萌の朱雀』『殯の森』『2つ目の窓』『あん』『光』など。世界に表現活動の場を広げながらも故郷奈良にて、2010年から「なら国際映画祭」を立ち上げ、後進の育成にも力を入れる。東京 2020 オリンピック競技大会公式映画監督に就任。最新作『朝が来る』は、Cannes 2020 オフィシャルセレクションに選出され、10月23日より全国公開予定。映画監督の他、CM演出、エッセイ執筆などジャンルにこだわらず表現活動を続け、プライベートでは野菜やお米を作る一児の母。
公式Instagram @naomi.kawase

 

■小山 薫堂(こやま くんどう)/ 放送作家

1964年熊本県生まれ。放送作家。脚本家。京都芸術大学副学長。日本大学芸術学部在籍中に放送作家としての活動を開始。「料理の鉄人」「カノッサの屈辱」「世界遺産」など斬新なテレビ番組の構成を手掛ける。脚本を担当した映画「おくりびと」で第32回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第81回米アカデミー賞外国語部門賞を獲得。文化庁「日本博」企画委員、「日本遺産」審査委員、農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」審査委員、日本最大級の若手料理人コンペティション「RED U-35」総合プロデューサー、などをつとめる。熊本県のPRキャラクター「くまモン」のプロデュース、京都市「京都館」館長など、地域創生のプロジェクトにも数多く関わっている。

 

 

■石黒 浩(いしぐろ ひろし)/ 大阪大学栄誉教授、ATR石黒浩特別研究所客員所長

1991年、大阪大学基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。2009年より大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授。ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。2017年から大阪大学栄誉教授。
研究対象は、人とかかわるロボットやアンドロイドサイエンス。主要な科学雑誌や国際会議で発表し掲載された論文は300本以上。また、ロボビー、リプリー、ジェミノイド、テレノイド、エルフォイドといった、人とかかわるヒューマノイドやアンドロイドを開発。これらのロボットは、ディスカバリーチャンネルやNHK、BBCほか、500を超える番組で取り上げられている。
2009年には、メディアアートの世界的なイベントの1つであるアルス・エレクトロニカ・フェスティバルのメインゲストとして招待された。2011年、大阪文化賞受賞。2015年、文部科学大臣表彰受賞およびシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム知識賞受賞。2020年、立石賞受賞。

 

■中島 さち子(なかじま さちこ)/ 音楽家、数学研究者、STEAM教育家

ジャズピアニスト・数学研究者・STEAM教育家・メディアアーティスト
株式会社steAm CEO・株式会社STEAM Sports Laboratory 取締役
音楽・数学・STEAM*教育・メディアアートなどの分野で、国内外で多彩な活動を展開する。
著書に『人生を変える「数学」そして「音楽」』『音楽から聴こえる数学』(講談社)絵本『タイショウ星人のふしぎな絵』(文研出版、絵:くすはらじゅんこ)他、CD”Rejoice”、 “希望の花”、“妙心寺退蔵院から聴こえる音”他。
国際数学オリンピック金メダリスト(日本人女性唯一)。
内閣府 STEM Girls Ambassador(理工系女子応援大使)。
経済産業省『「未来の教室」とEdTech』研究会研究員。
日米リーダーシッププログラムフェロー/フルブライター。
NY大学 Tisch School of the Arts、 ITP (Interactive Telecommunications Program) M.P.S.

*STEAM: Science/科学、Technology/技術、Engineering/工学・ものづくり、Arts/芸術・リベラルアーツ、Mathematics/数学 などの世界を横断する、創造的実践的でプレイフルな学び方・探究、ワクワク(興味・関心)を軸とした「創る」と「知る」の循環を指す。

 

■落合 陽一(おちあい よういち)/ メディアアーティスト

メディアアーティスト。1987年生まれ
東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学府初の早期修了)、博士(学際情報学)。筑波大学デジタルネイチャー開発研究センター センター長、准教授・JST CREST xDiversityプロジェクト研究代表
2015年World Technology Award、2016年Prix Ars Electronica、EUよりSTARTS Prizeを受賞。Laval Virtual Awardを2017年まで4年連続5回受賞。2019年SXSW Creative Experience ARROW Awards 受賞。2017年スイス・ザンガレンシンポジウムよりLeaders of Tomorrow選出。
個展として「Image and Matter(マレーシア・2016)」、「質量への憧憬(東京・2019)」、「情念との反芻(ライカ銀座・2019)」など多数開催。
著作として「魔法の世紀(PLANETS)」、「デジタルネイチャー(PLANETS)」、写真集「質量への憧憬(amana)」。
2017年-2019年まで筑波大学学長補佐、2018年より内閣府知的財産戦略ビジョン専門調査会委員、内閣府「ムーンショット型研究開発制度」ビジョナリー会議委員などを歴任。専門はHCIおよび知能化技術を用いた応用領域の探求。
メディアアートを計算機自然のヴァナキュラー的民藝と捉え、「物化する計算機自然と対峙し、質量と映像の間にある憧憬や情念を反芻する」をステートメントに、研究や芸術活動の枠を自由に越境し、探求と表現を継続している。

 

■宮田 裕章(みやた ひろあき)/ 慶応義塾大学教授

1978年生まれ。慶応義塾大学 医学部教授
2003年東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程修了。同分野保健学博士(論文)
早稲田大学人間科学学術院助手、東京大学大学院医学系研究科 医療品質評価学講座助教を経て、2009年4月東京大学大学院医学系研究科医療品質評価学講座 准教授、2014年4月同教授(2015 年 5 月より非常勤) 、2015年5月より慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授

【社会的活動】
大阪府2025日本万国博覧会基本構想検討会メンバー
うめきた2期アドバイザー
厚生労働省 保健医療2035策定懇談会構成員、
厚生労働省 データヘルス改革推進本部アドバイザリーボードメンバー
新潟県 健康情報管理監
神奈川県 Value Co-Creation Officer
国際文化会館 理事
The Commons Project 評議員、日本代表

専門はデータサイエンス、科学方法論、Value Co-Creation

データサイエンスなどの科学を駆使して社会変革に挑戦し、現実をより良くするための貢献を軸に研究活動を行う。専門医制度と連携し5000病院が参加するNational Clinical Database、LINEと厚労省の新型コロナ全国調査など、医学領域以外も含む様々な実践に取り組むと同時に、経団連や世界経済フォーラムと連携して新しい社会ビジョンを描く。宮田が共創する社会ビジョンの1つは、いのちを響き合わせて多様な社会を創り、その世界を共に体験する中で一人ひとりが輝くという“共鳴する社会”である。

リアル恐竜ショーをニューノーマル対応へ IMAGICA EEXなど3社が事業連携

IMAGICA EEXは7月7日、ON-ARTが運営するリアル恐竜ライブショー「DINO-A-LIVE(ディノアライブ)」をニューノーマル時代に対応させるため、ON-ARTとThe Human Miracleとともに3社事業連携を行うことを発表した。IMAGICA EEXは映像コンテンツ事業や映像制作サービスなどを手掛けるIMAGICA GROUPが新しいエンターテインメント体験を実現する会社として7月3日に設立した。

ディノアライブは、ON-ART開発の「恐竜型メカニカルスーツ」を用いたリアルな恐竜が登場するライブショー。新型コロナウィルス感染症の影響により、予定していたイベントは休演などの措置が取られている。

The Human Miracle(旧LeaR)は体験型エンターテインメントのイベントプロデュースなどを手掛けており、これまで花火や3Dサウンド、パフォーマンスを融合した「STAR ISLAND」や東京モーターショー2019内でドローン500機を使ったパフォーマンス「CONTACT」などのプロデュースを行っている。

今回の連携により、臨場感のある高品質なオンライン配信や分散型イベントなど、新たなエンターテインメントを提案する。

 

名古屋東急ホテルがナイトイベント開催 スタッフはフィジカルディスタンスポリスに

名古屋東急ホテルは、7月22日から25日の4日間、サマーナイトイベントを開催する。

外出自粛で自粛が続いている地域住民やホテル利用者の心身をリセットし、明るく元気になってもらうために企画されたイベントで、当日は屋台がホテルエントランス屋外特設スペースに、ホテル内ロビーにはスタンディングバーが設置される。さらに来場者とホテルスタッフの健康と安全のため、ソーシャルディスタンスの取り組みとして、ホテルスタッフが扮する“フィジカルディスタンスポリス”が登場する。

ホテルエントランスの屋外イベント「Montmartre Garden」はビールやハイボールなどのアルコールドリンクやソフトドリンク、唐揚げ、フライドポテトなどのおつまみを1コイン(500円)から購入可能。

また例年5月13日に実施していたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で開催できなかったロビーイベントバー「Lobby ☆ Bar」も同時に実施。ホテル1階ロビーに特設スタンディングバーを設け、メインバー「フォンタナ ディ トレビ」のマスターバーテンダーが用意する本格カクテルと、オリジナルカクテルを期間限定で楽しむことができる。

時間はいずれも17時から20時まで。Montmartre Gardenは荒天候により中止となる可能性あり。