グランメッセ熊本を管理・運営する熊本産業文化振興(株)は5月27日、新社長に熊本放送総務局付局長の梶原一生氏が就任することを発表した。岡山鐵生社長は退任。また、以下の人事も発表した。
▽常務取締役=筬島一也▽取締役=松前眞(熊本放送業務副本部長)▽取締役=平山英(熊本放送企画事業局長)
グランメッセ熊本を管理・運営する熊本産業文化振興(株)は5月27日、新社長に熊本放送総務局付局長の梶原一生氏が就任することを発表した。岡山鐵生社長は退任。また、以下の人事も発表した。
▽常務取締役=筬島一也▽取締役=松前眞(熊本放送業務副本部長)▽取締役=平山英(熊本放送企画事業局長)
観光庁は5月24日、「第2回MICE推進協議会」を開催した。出席者は協議会メンバー、関係省庁の担当者、オブザーバーとして参加したMICE関係者など約150名。
開会の挨拶で観光庁の溝畑宏長官は「観光立国政策のなかでも、とくにMICEの推進は幅広い波及効果があると考えています。官民一体となってMICEを推進していきたい」と語った。
大滝昌平MICE推進担当参事官によるアクションプラン進捗報告につづいて、各メンバーから所属団体・協会の取組み、協議会や行政への意見要望が述べられた。
日本展示会協会石積忠夫会長は、市場規模の大きい展示会分野の振興がMICE産業全体の発展につながるという考えを示し、展示会場の整備などを提言した。
協議会の最後に観光庁の甲斐正彰審議官は、情報の一元管理、会場の課題、ロビイストをはじめとする人材育成などを今後の課題として、分科会の立上げも視野にいれて、今後のMICE推進に注力する姿勢を明らかにした。
7月15日から18日までの4日間、国内最大規模の玩具見本市「東京おもちゃショー2010」が東京ビッグサイト西1~4ホールで開催される。主催は(社)日本玩具協会。共催は東京都。後援は経済産業省。
同展は1962年に「第1回日本玩具国際見本市」としてスタート、今回で49回目を迎える。昨年は132社(国内110社、海外22社)が出展し、15万7572人(バイヤー1万8408人、一般13万9164人)が来場した。
今年のメインテーマは昨年に引き続き“おもちゃで世界を笑顔に。”を掲げ、125社(国内106社、海外19社)が出展、約3万6000点のおもちゃを展示する。なお、15日・16日をバイヤーズディ(招待券持参者および当日登録者)、17日・18日をパブリックデー(入場無料)として、4日間の会期で16万人の来場を見込んでいる。
一般向けには、親子で楽しめる人気キャラクターによるステージショーも実施。そのほか、おもちゃに触れ、体験できる未就学児童向けの「キッズパーク」も会場内に設置する。
(社)日本粉体工業技術協会は12月1日から3日までの3日間、東京ビッグサイトで「国際粉体工業展東京2010」を開催する。
粉体工業展は東京、大阪、名古屋それぞれの場所で隔年に開催しており、東京での開催は今回で18回目となる。東京開催では、1996年から幕張メッセで開催してきたが、今回2010年から東京ビッグサイトで開催することになった。また、会期を従来の4日間から3日間に短縮する。
同展は、粉をつくる技術、装置・機器の展示会で、二次電池をはじめ、ナノ材料、製薬、食品、電子材料、化学・ゴムなど、あらゆる産業における材料の開発技術・機器、製造装置・機器に関する総合展示会。
出展その他の詳細に関する問合せは、展示会事務局の(株)シー・エヌ・ティ(TEL:03-5297-8855)まで。
ビジネスガイド社は10月20日から22日までの3日間、池袋サンシャインシティ文化会館2・3・4Fを会場にして、「第42回インターナショナルプレミアム・インセンティブショー秋2010」を開催する。
PIショーがサンシャインシティで開催するのは4年ぶりとなる。5月に行なわれた会見で同社の芳賀久枝社長は「サンシャインシティは交通の便を含め、利便性では都内での有数の展示会場。事務局はもちろん、多くの出展者にとっても使い慣れた会場」と語り、都心開催の利点を最大限に生かし、これまで以上の来場者を誘致、より具体的なビジネスの場を提供したいと説明した。
出展対象は、プレミアム・ノベルティ、プライムギフトセレクション、エコプレミアム、サイン・店頭POP、販促支援、ギフト券&プリペイドカード、インポート、SPサポート&携帯&モバイルツール、印刷SP、フォーマルギフトセレクションなど。出展規模は300社を見込んでいる。
今回は特別展示として「インターナショナル ライセンシング Tokyo2011」のプレ展示を展開。これは、来春PIショーと同時開催する新展示会のプレ版で、国内最大の商品化トレードショーを目指してキャラクターなどのライセンスをもつ企業・団体・デザイナーなどを募集する。
また、2011年春ショーについては東京ビッグサイトに会場を戻す予定だ。
その他、詳細については事務局(TEL:03-3847-9155)まで。
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『展示会とMICEニュース』 メルマガニュース版 (水曜日)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2011年6月8日vol.9━━━━━━━━━
展示会とMICEニュースの樋口です。展示会の専門出版社ピーオーピーから毎週
展示会とMICEにまつわる情報を配信させていただきます。
コミュニケーションのプロ、M野さんから時代を感じるお話を伺いました。
「きょうはある友人たちと25年ぶりに会うんです」
四半世紀ぶりの再会は、facebookをきっかけに実現したそうです。
このメンバーが25年前に出会ったのは、インカレサークル向けのコミュニケーション
スペース。異なる大学の学生同士が集まって、スノボやラクロス、旅行企画など新しい
スポーツや当時のトレンド的な活動をしていたインカレサークルでは、いわゆる部室の
ような集合場所を確保できずに困っていました。
そんな学生たちに、スペースと備品(イス、机、留守電機能付き電話機など)を提供し、
その代わりに利用する学生らには、スポンサー企業のマーケティング調査に協力してもらう。
そんなサービスを行なう会社がありました。
インターネットも携帯もない時代、マーケティング調査の方法は学生が対象なら大学へ
または街頭インタビューをして集めるのが主流でした。
コミュニケーションスペースの設置は、場に出向くのではなく、場をつくるという逆転の
発想です。当時、新しいマーケティングリサーチ手法として話題となりました。
恵比寿で展開されたカレッジミュージアムという名前を、ご存じの方もいるかもしれません。
M野さんはその会社の社員として、学生さんと接していたそうです。
25年ぶりにfacebookでみつけた当時の学生さんたちは、現在、元区議会議員、社長業、
旅行業とそれぞれの立ち位置は変わっています。
「こんどはこのメンバーで面白い挑戦ができるかもしれない」とM野さんは楽しそうでした。
当時の新しいコミュニケーション手法のなかで出会ったメンバーが、こんどはwebという
コミュニケーションの場で再会する。こんなカタチは珍しくないのかもしれません。
コミュニケーションのツールが変わり、技術が進化しても、ひとが起点であることは
いつの時代も変わらない。Web上での知り合いがやたらとふえたいまの時代、友達の数を
ふやすことでなく、「それで、どうする?」と会って刺激し合い、そのエネルギーをまた
別の新しい方向に放出していくことが重要なのかも知れません。
兎にも角にも、ひとの集まるところにはいろいろな可能性が詰まっているなぁと感じた
お話でした。
▽割り込みTanaka’s voice▽
TTG MICE誌を発行しているTTG Asia Media社が10月4日~6日、タイ国・バンコックの
バンコック・コンベンションセンターでアジア最大級のMICE展示商談会
「第19回IT&CMA/第14回CTW Asia-Pacific」を開催します。
同社では出展者募集と、来場バイヤーの事前登録を開始。出展申し込みは6月30日までと
なっています。
会場のようすはピーオーピーが総力(1人)取材いたします。
TTG Asia Media社:アジア全域のMICE情報を雑誌、展示会などのメディアを通じて
発信している会社です。ピーオーピーとはメディア提携しており、とっても仲良しです。
《今週の“もくじ”》
1.今週の展示会【期間:2011.6.6~2011.6.12】
2.今週のニュースヘッドライン
3.ピーオーピーのおすすめ書籍
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【1】今週の展示会 【期間:2011.6.6~2011.6.12】
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▽千葉
6月8日(水)~10日(金)幕張メッセ
Interop Tokyo 2011 http://www.interop.jp/ IMC Tokyo 2011 http://www.interop.jp/2011/images/imc2011.pdf
デジタルサイネージジャパン 2011 http://www.interop.jp/2011/images/dsj2011.pdf
▽東京
6月7日(火)~9日(木)東京ビッグサイト
健康博覧会 2011 http://www.this.ne.jp/
東京ヘルスコレクション2011 http://www.tokyo-hc.com/
6月7日(火)~10日(金)東京ビッグサイト
FOOMA JAPAN 2011(国際食品工業展)
http://www.foomajapan.jp/2011/index.html
6月8日(水)・9日(木)東京都立産業貿易センター台東館
第63回NFJ見本市「2011 秋冬物新作展」
6月8日(水)~10日(金)東京ビッグサイト
第3回PB開発展
6月8日(水)~10日(金)東京ビッグサイト
ヘルス&フィットネスジャパン 2011
6月9日(木)・10日(金)TEPIA
第69回 2012 S-S 京都スコープ
http://www.fashion-kyoto.or.jp/shinkou/scope.html
▽横浜
6月8日(水)~10日(金)パシフィコ横浜
画像センシング展 2011
http://www.adcom-media.co.jp/iss/
▽静岡
6月7日(火)~9日(木)ツインメッセ静岡
第32回全国優良ツキ板展示大会
http://messe.s-kagu.or.jp/messe2011/whatsnew/dai32kaizenkokuyuuryoutsukiitatenjitaikai679nooshirase
6月7日(火)~11日(土)ツインメッセ静岡
シズオカ「KAGU」メッセ 2011
http://www.s-kagu.or.jp/index.php
▽大阪
6月9日(木)・10日(金)マイドームおおさか
コールセンター/CRM デモ&コンファレンス in 大阪
http://www.callcenter-japan.com/osaka/
6月9日(木)・10日(金)インテックス大阪
第5回「地域防災防犯展」大阪
6月9日(木)・10日(金)インテックス大阪
第6回関西エクステリアフェア2011
震災の影響で開催見合せ等の展示会もあります。上記リンク先では開催状況を確認
いただけます。
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【2】今週のニュースヘッドライン
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・震災後初のセミナー開催~JCCBコンベンション産業部会
・MICEの未来予想図語る~トラベルビジョンセミナー
・人材育成事業海外研修参加者が成果報告~観光庁MICE
・Oishii Japan 開催延期~TSO MP International
TSO MP Internationalは、今年10月27日~29日にサンテック・シンガポールで開催を予定していた日本食の専門展示会「Oishii Japan」の開催を2012年秋に延期することを発表した。開催延期にともなうキャンセル料は発生せずに、すでに納付した出展料金は各出展者に払い戻しを行なう。
同展は中止となったが、「日本復興は食から」として、同会期で日本食の輸出促進、啓発・普及イベント「がんばろう!日本 Tastes of Japan Fair」を、シンガポールを中心としたバイヤーや一般消費者に向けて開催する。
◆開催概要
名称:がんばろう!日本 Tastes of Japan Fair(仮称)
会期:2011年10月27日(木)~29日(土)
会場:サンテック・シンガポール
主催:TSO International株式会社
後援:シンガポール政府観光局、農林水産省、JETRO、観光庁、JNTO ほか(予定)
出展者数:150社(予定)
同時開催:Wine For ASIA
観光庁は6月1日、「MICE人材育成事業『海外研修』参加者報告会・CMP保有者講演会」を開催した。報告会は昨年度のMICE人材育成事業参加者が、海外のMICEイベントや講習に参加、また海外MICE企業行なった研修について報告し、今年度の同事業への参加検討者にその効果を伝えた。CMP保有者講演は、Convention Industry Council (CIC)が公認するMICE業界の国際資格であるCertified Meeting Professional(CMP)取得者がそのメリットについて講演した。
一部の海外研修参加者報告会では、パシフィコ横浜のチーフコーディネーター武澤桂一氏が、インドのハイデラバードで開催された第41回ICCA総会についてその体験を説明。併催セミナーで欧米の誘致戦略のノウハウについて学んだことや、国際会議を支える普段の役割とは異なり会議出席者として参加した体験で得たことなどを説明
(株)コングレの千葉義之氏はIAPCOのセミナー、(株)コンベンションリンケージのギブス高志エリック氏がIAPCOミーティングマスタークラス、(株)室町屋の長崎洋二氏がフロリダ大ホスピタリティ経営学部(ローゼンカレッジ)での研修体験を報告した。
そのほか派遣元調整コースで、the International Association of Congress Centres(AIPC)アカデミーを受講した(公財)国立京都国際会館の中嶋優希氏と、韓国の展示会主催企業KOTFAで業務体験を行なった(株)JTBコミュニケーションズの宮崎薫氏も実務に直結した実践的な研修内容を紹介した。
第二部では日本で唯一CMPを保有する日本マイクロソフト(株)の田中裕一氏が登壇。CMPは1985年に創設され、25年の歴史をもつMICE業界でもっとも権威ある資格一つで、現在36か国140,000人以上が取得していること。欧米での認知度が高く、資格をとることでミーティングのプロフェッショナルとして認められ、海外との商談や担当者との打ち合わせにパートナーから高い信頼を得られること。企画や運営だけでなく、予算管理や契約など総合的なマネジメントを体験的に学習することができる。認証取得のために学んだノウハウを活用し、社内のセミナーやトレーニングなど、関連部署へサービスモデルを提供したり、アドバイスを行なっている。
観光庁は今年度も同事業を開催し、参加者を募集している。受講者募集要項は下記を参照のこと。
トラベルビジョン(株)は6月2日、六本木アカデミーヒルズ40で「MICEセミナー&ワークショップ2011」を開催した。
セミナーでは、MPI Japanの浅井新介氏が「未来のMICEをデザインする~勝者になるために知っておくべき変化~」、フォーエバーリビングプロダクツ ジャパンの中禮和人氏が「インセンティブ・プランナーのニーズとは?~旅行会社の使命が見えてきた!~」、マカオ観光局の齋藤純氏が「マカオMICEマーケット」、韓国観光公社の池田氏が「韓国、こころきらめく集いの場」、マレーシア政府観光局の佐伯道子氏が「マレーシアMICEディスティネーションとしての魅力」、カナダ観光局のモリーン・ライリー氏が「成功するカナダMICEプログラム」をテーマにそれぞれ講演を行なった。
浅井氏は米国の2009年MICE開催データを紹介。全179万件のうち、企業ミーティングが126万件、26万件が国際会議や学会、6万6000件がインセンティブ・トラベル、展示会が約1万件というデータを紹介。国際会議やインセンティブをターゲットとしている旅行会社の営業方針に企業会議への参入を示唆した。
また、インターネットやソーシャルネットワーキングの浸透により、スピード化と多様性への対応が21世紀におけるMICEの課題と考え、何を売っているかではなく、顧客のどのような問題を解決してくれるかという、顧客視線での営業、MICE開催前後で顧客企業にどのような変化が起こせるのかが勝者への道のりだと解説した。
セミナー会場に隣接したワークショップでは、11か国の観光関連機関が出展。セミナーに参加した旅行関係者と活発な商談を行なっていた。
日本コングレス・コンベンション・ビューロー(JCCB)は6月6日、東京・千代田区の日本政府観光局(JNTO)会議室で「JCCBコンベンション産業部会MICEセミナーを開催、全国のコンベンション・ビューローなどから会員約50人が参加した。
開会に先立ち、産業部会長を務める日本コンベンションサービス(株)の近浪弘武代表取締役社長は、「東日本大震災はMICE業界にたいへん大きな影響を与え、さらに原発事故により長期化する懸念もある。行政に頼るだけではなくJCCB会員が自ら立ち上がり、この危機を乗り越えるために一丸となることが必要。会員同士の交流を深め新たなパワーを生み出していきたい」と意気込みを語った。
会長の猪口邦子参議院議員は「大震災の影響やその対応など、世界中がかつてないほど、日本の一語一句に耳を傾けている。こういうときこそ発信することが大切。MICEは世界と日本をつなげるしごと。コンベンションの誘致にとどまらず、さまざまな交流を推進していきましょう」と開会の挨拶を述べた。
講義は「3.11東日本大震災~この難局にどう対処していくか」と題し、観光庁の岩本晃一参事官とJNTOの大野金幸コンベンション誘致部長がそれぞれの取組みと今後の方針について説明した。
岩本参事官は自らが参加したIMEX(5/24~26、独・フランクフルト)で日本パビリオンへの来場者や商談件数が例年より少なく、欧州ではMICE主催者の多くが、福島原発事故に関する風評により訪日を敬遠する傾向にあったことを報告。観光庁は案件のキャンセルを防止するため、JNTOや地方自治体、民間事業者と協力して、正確で科学的な最新情報をMICE関連の国際団体へ発信。国際会議主催者には、日本での会議開催にまったく支障がない旨を伝える長官レターを約100通発出し、国立京都国際会館で開催予定の国際血栓止血学会や、パシフィコ横浜の万国外科学会が予定通り開催することになったことを紹介した。
また、岩本氏は被災地におけるMICEの開催は、安全性と日本が復興した姿を海外にアピールするほか、地元への経済効果・住民への勇気を与えることなど意義が高いため、積極的に誘致へ取組むよう関係者に働きかけた。
大野コンベンション誘致部長は、震災後3月末までの訪日旅行者数が、昨年同期比72.7%減、4月が62.5%減と大幅に落ち込んだが、やや快方に向かっていることを、数字を交えて説明した。また、JNTOでは全国のMICE施設の現状把握と国際会議開催状況調査を行なったほか、日本滞在中の外国人旅行者向けに地図を含めた正確な情報を発信した。ツーリスト・インフォメーションセンター(TIC)では、自身も含めて24時間電話対応を行ない、時差のある欧米からの問合せを受けていたことなどを明らかにした。
セミナー修了後は意見交換会も行なわれ、全国から参加したMICE関係者たちが、震災からの復興へ向けて、一致団結することを誓いあった。