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【2025年最新版】これから見逃せないオンラインイベント一覧
近年、ウェブやメタバース上で開催されるオンラインイベントやオンライン展示会が大きな注目を集めています。従来のイベントとは違って、自宅や会社から気軽に参加できるというのは大きなメリットです。これまで地方に住んでいてなかなか参加できなかったり、忙しくてスケジュールが合わなかった人も、この機会にぜひ参加してみてはいかがでしょう。
ここでは、これから見逃せない選りすぐりのオンラインイベント・オンライン展示会(ハイブリッドイベント・展示会を含む)を紹介します。
(→掲載を希望される企業の方はこちらよりお問い合わせください。)
JAPAN LEADERS SUMMIT 2025 春 〜日本企業を世界基準へ導く経営改革〜
会期:4月9日〜10日
主催:スマートキャンプ株式会社
ジャンル:ビジネス
参加費:無料
概要:各界のトップランナーである経営者やリーダーによる特別講演や対談セッションを通じて、次世代を担う経営者やリーダーに必要な知識や洞察を提供するイベント。
博報堂と考える データドリブンマーケティングの最前線
会期:2025年4月15日(火)
主催:株式会社primeNumber
ジャンル:データドリブンマーケティング
参加費:無料
概要:博報堂より過去の実績から紐解いたデータドリブンマーケティングの成功要因を解説し、また生成AIなど新しいテクノロジーも含めた未来の1st partyデータ活用のあり方について紹介
第2回 サプライチェーン改革フォーラム
会期:2025年4月15日(火)
主催:JBpress/Japan Innovation Review
ジャンル:サプライチェーン改革
参加費:無料
概要:製造業の経営者、役員、経営企画、調達・購買部門、DX部門、情報システム部門などのマネジメント層へむけたフォーラム。サプライチェーンのレジリエンスを高め、持続可能な経営を実現する革新的な戦略について深く掘り下げる
「Climbers(クライマーズ)」
会期:2025年5月8日(木)~5月9日(金)
主催:Eight(Sansan株式会社)、株式会社テレビ東京、GOETHE(株式会社幻冬舎)
ジャンル:ビジネスカンファレンス
参加費:会場参加:Climbersパス(有料)の購入が必要です オンライン参加:無料
概要:様々な壁を乗り越えてきた各界のトップランナーによる、人生の特別講義を提供するイベント
就活イベント
Japan Transformational Challengers
~変革に挑む者たち~
会期:5月31日 ハイブリッド開催
主催:NewsPicks for Students
ジャンル:就活
参加費:無料
概要:進路選択に悩んでいる、希望業界のOB・OGと話したい、今後の自分のキャリアについて考えたい、進路の悩みを共有できる仲間に会いたい学生のための就活イベント
(→掲載を希望される企業の方はこちらよりお問い合わせください。)
終了
JASIS WebExpo 2022-2023
会期:2022年7月6日(水)~3月15日(水)
主催:(一社)日本分析機器工業会、(一社)日本科学機器協会
ジャンル:展示会
参加費:無料(登録制)
概要:アジア最大級の最先端科学・分析システム&ソリューション展「JASIS」のオンライン版。商談のほかJASISコンファレンス/トピックスセミナーの聴講なども可能。
ヤンマーアグリジャパン オンラインEXPO 2022...
【オンライン展示会2025】プラットフォーム17社を比較・紹介【バーチャル展示会】
昨今の感染症流行をきっかけに注目を集めることになった「ハイブリッドイベント」や「オンラインイベント」、そして「オンライン展示会」や「バーチャル展示会」。
リッチなビジュアルで視覚的に強く訴えかけるものから、リード数・商談数の獲得にこだわったものまで、各社がそれぞれ特徴的なサービスを提供している。
今回は、ハイブリッドイベントやオンラインイベント、オンライン展示会やバーチャル展示会のプラットフォームを提供している企業と、そのサービス内容を紹介する。
(→掲載を希望される企業の方はこちらよりお問い合わせください。)
EXPOLINE
提供会社:デジタルエクスペリエンス
料金:お問合せください
視聴環境:ウェブブラウザ(スマホにも対応)
専用アプリのダウンロード:不要
問い合わせ:公式ホームページから
「EXPOLINE」はイベントの事前準備から当日の開催・開催後のフォローまでワンストップで管理・運用できるイベント管理システム。オンラインイベントだけでなく、リアルと掛け合わせたハイブリッドイベントでも利用できる。
カスタマイズ性が非常に高く、イベントの用途や運営方針に合わせて最適な設計・構築ができる点が特徴。また、リアルイベントでは取得が難しい来場者の精緻な行動履歴も記録ができるなど、イベントの開催にともなうあらゆるデータを一元管理することでリード獲得から分析・育成にも活用することができる。イベントで使用したコンテンツをアーカイブ化したりオウンドメディア化したりすることも可能。オンラインイベントは、リアルイベントとは違い会場の撤去が必要がない。そのため、造り上げたオリジナルのイベントサイトを、期間に縛られずそのまま利用し続けることが可能だ。
イベントのノウハウを熟知したディレクターがイベントの会期が終了するまでクライアントと共に成功に向けて伴走する。各種設定などすべてディレクターが対応可能なので、コンテンツの制作に集中できる。
EventHub
提供会社:EventHub
料金:要問合せ
視聴環境:ウェブブラウザ(スマホにも対応)
専用アプリのダウンロード:不要
問い合わせ:https://eventhub.jp/contact/
事前登録からチャット、動画配信、オンライン商談、データの蓄積・分析などを集約できるオールインワンのオンラインイベントプラットフォーム。
あらゆる種類のBtoBイベントのオンライン開催だけでなく、ハイブリッド開催にも対応(QRコード配布による入場受付機能など)。リアルでもオンラインでも一気通貫で管理できる。
主催者は、シンプルでコンパクトな管理画面に必要な情報を入力するだけでイベント画面を作成可能。
オンライン開催となった「東京ゲームショウ2020」のビジネスデイで採用され、ビジネスマッチング機能、チケットの有料販売、セミナー動画の配信、マッチング後のオンライン商談機能などが多面的に活用された。
また、ハイブリッド開催に適したサービスとしてカンファレンスイベント「NewsPicks Live WestShip2020」にも導入された。
他にもセミナー、展示会(「建設技術展2020関東」など)、就職・転職イベント、商談会、学会、国際会議など、幅広い種類のイベントでの導入実績がある。
参加者同士の交流がない、ウェビナータイプのイベントに特化したプランも用意。
2020年4月のリリース以降、導入社数は250社以上。イベント回数は600を超え、累計参加人数は30万人を超える。
エアメッセ(airmesse)
提供会社:セキュアロジック
料金:5万5千円~(詳しくは問合せ)
視聴環境:ウェブブラウザ(スマホにも対応)
専用アプリのダウンロード:不要
問い合わせ:ホームページの「無料で相談する」から
「エアメッセ」プラットフォームの特徴は、バーチャルリアリティ(VR)を低価格で、かつ短納期にて、高機能な空間として簡単に提供することができる点にある。
実績も多く既に、オンライン展示会だけでなく、企業のショールーム、大学のオープンキャンパス、バーチャル商店街、小中学生図画コンクールなど様々な分野へと応用が進められている。それによって高い技術力と幅広い応用力が蓄積されている点も期待できる。
アイデアが固まっていない段階での相談も歓迎しており、既に制作してある様々なデザインのデモVRを見ながらイメージを膨らまし、最終的により良い企画を練り上げていく手助けも行っている。
3D空間はCGでもカメラによる実写にも対応しており、混在させたVR制作実績も多い。空間内にはPDFビュワー、動画再生、展示物の配置など、リアルに負けない情報発信力を組み込むことができる。外部との連携ではHPやECサイトとの連携など汎用性も高い。
現在では360度回転画像の制作も手掛けているので、様々な製品の立体的な展示も常設できるようになっている。「こんなことできるかな」という新しい企画を常に求めているので、検討段階でも気軽に相談ができる。経験豊富な担当者が親身に相談に乗り、イメージを実現するための様々な助言を受けられる。
EventIn
提供会社:ブイキューブ
料金: 運用サポート付き 30万円 / 回~
視聴環境:ウェブブラウザ(スマホにも対応)
専用アプリのダウンロード:不要
問い合わせ:EventInサービスページから
EventInはハイブリッド開催にも対応した、総合イベントプラットフォーム。オンラインとリアル両方の参加者の事前登録・受付が可能。
講演会場、展示ブース、商談部屋などを全て一画面に表示することができ、一覧性が非常に高い。参加者はリアル会場さながらにかんたんに回遊できる。
アンケートへの回答、チャットでの質問も、オンラインとリアルの両方から利用が可能だ。(各会場・ブースごとに)
バーチャルギフトとも連携し、リアルまたはオンラインで一定数以上のブースを訪問、もしくはアンケート回答した参加者に、ノベルティを配布できる。
本番後は、録画した講演をオンデマンド動画として公開可能。
追加でアンケート回収や、訪問者リストの取得も可能だ。
Interop Tokyo 2021や北九州市役所などで、ハイブリッド開催の実績がある。また総務省、電子情報通信学会、Developers Summit 2021、ソニーグループなどでも採用実績がある。
プラットフォームの提供だけでなく、年間5,000回以上のイベント運営実績をもつブイキューブから、進行表の作成やタスク管理、配信機材の貸し出し、システム設定まで、イベントの成功に必要なサポート全般を受けられることも強み。
そのまま展示会・ショールーム
提供会社:SoVeC
料金:要問合せ
視聴環境:ウェブブラウザ
専用アプリのダウンロード:不要
問い合わせ:ホームページ(https://www.sovec.net/sonomama/)から
ソニーグループのSoVeCが提供する3Dメタバース型プラットフォーム。高機能な3Dバーチャルイベントを、ウェブブラウザで楽々開催できる。
一般的なメタバース型展示会プラットフォームは事前に専用ソフトをダウンロードする方式だが
・大企業はセキュリティ上ソフトのダウンロードが厳しい
・カーソル操作が難しいと感じる方がまだまだ多い
・アバターを入れると画像処理が重たく3D表現が簡素になる
ことからあえてアバターをなくし、簡単なマウス操作で快適に回遊できるようブラウザ用に最適化している。
裏側の管理画面も下記の通り充実。
(主催社)
・リアルタイムに来場者数や閲覧数などを確認可能。
・出展社・来場者に向けたお知らせ・一斉メール配信機能
(出展社)
・ブースや資料にアクセスした来場者をリスト化し、行動履歴から即時に営業活動に活用
・展示コンテンツを自由にアップロード差し替え可能
・来場者の興味タグから自社にマッチする来場者にDMで直接アプローチ
バーチャル展示会が初めてな方・物足りなさを感じている方でも安心して導入できる。
(主な採用実績)
川崎重工業 内部披露会
エレマテック 商談会
ハイウェイテクノフェア2022
バーチャルコンクリートテクノプラザ2022
東京都 組合まつり / 産業交流展
第31回 2022特許・情報フェア&コンファレンス
META BOOTH
提供会社:アイデアクラウド
料金:要問合せ
視聴環境:ウェブブラウザ(スマホにも対応)
専用アプリのダウンロード:不要
問い合わせ:META BOOTH 公式サイトの問い合わせから
「オンライン展示会のやりたいがなんでもやれる」をコンセプトとしたオンライン展示会サービス。
展示会の雰囲気を楽しめるイラストブースや、臨場感を感じさせる3Dの各種ブースから、開催したい展示会の内容に合わせて、会場、ブースを選択することが可能。
またデザインや仕様のカスタマイズもできるので、開催したいイメージに合わせた展示会を実現できる。
アイデアクラウドはAI・AR・VR・VTuberなど、先端技術事業を手がけてきた。カスタマイズ性とデザイン性の高さが特徴だ。
オンラインセミナー、交流型展示会、オンライン商談予約、オンライン名刺交換、アクセス解析、クラウドセキュリティ(WAF)など多彩な機能を備え、あらゆる展示会シーンに対応。
会場やブースの形式を変更したり(Web風、2D・3Dイラスト・円筒状3Dビュー・3Dウォークスルーから選択)、VRを使ったコミュニケーション機能、QRコードを読み取って紙面上の体験を拡張する機能などを組み合わせ、オリジナルのオンライン展示会を開催することも可能だ。
短期間での開催の場合は、基本機能を網羅したプラットフォーム型(EXPO CLOUD)も提供可能。
WEBの知識がなくても、テキストや画像、動画URLなどを入力していくだけで簡単に展示会会場を作成できる。
ZIKU
提供会社:ジクウ
料金:1ブース 15万円から(詳しくは問い合わせ)
視聴環境:ウェブブラウザ(スマホにも対応)
専用アプリのダウンロード:不要
問い合わせ:https://ziku.inc/
「ZIKU」はバーチャル空間上のアバターで“出会える/つながる/体験する”メタバースイベントプラットフォーム。
来場者がアバターで会場内を自由に歩き回ることができるので、実際のイベントのような「偶然の出会い」や「リードの獲得」を可能にしている。
来場者のアバターがブースに近づくと、受付から自動でブース案内の音声が流れ、ブース内に誘導される。ブース内では来場者、出展社双方が音声、チャットで話しかけることができる。
出展社側のブース接客機能は特許出願中で、ブースに入った来場者の属性情報、どの展示物をいつ見たのかといった行動情報をリアルタイムに確認し、来場者に合った声かけが出来るため、その場で商談獲得に繋がりやすいという特徴がある。
3Dのブースは外観、内観ともに複数のテンプレートが用意されており、CG制作は不要。色の選択、ロゴ、動画・資料・説明文のアップロード、説明員の配置を行うだけで簡単に構築できる。イベント会場全体もテンプレートが用意されている。
これまでのオンラインイベントに飽きた来場者にメタバースイベントという新しい体験を提供でき、その話題性によって来場者の増加も期待できる。ウェビナー形式のイベントからの切り替えによって前回比416%の集客を実現したイベントの実績も有り。
Event BASE(イベントベース)
提供会社:ストラーツ(STRARTS)
料金:月額1万円〜
視聴環境:ウェブブラウザ(スマホにも対応)
専用アプリのダウンロード:不要
問い合わせ:公式ホームページから
国内でも特に、コミュニケーションに特化した機能を複数もつ、オンラインイベントプラットフォーム。
大規模な展示会から小規模のウェビナーまで、あらゆるイベントに対応可能で、日本最大級の医療系展示会や大手メーカーの自社イベントなどに採用され、自社でも日本最大級のIT&MARKETING EXPOを主催するなどの実績を持つ。
告知ページの作成から事前登録、複数トラックでのセミナー配信やブースの設置、分析などオンラインイベントに必要な機能をオールインワンで備え、簡単にイベント構築が可能。
企業とユーザーをコミュニケーションで結ぶ機能として、同プラットフォーム内で企業とユーザーが自由に会話ができる「交流ラウンジ機能」や、3分単位で自動マッチングし、効率的に出会いを創出する「ランダムマッチング機能」、そして1クリックで担当者とユーザーが繋がる「ブースビデオ通話機能」という3つのコミュニケーション機能を持つ。
主催者管理ページとは別に、出展者用の管理ページも発行され、それぞれが別々に運用できるため、協働するイベント開催でも運用が可能。
また全てのプランで全機能が解放されており、料金は人数による従量制というシンプルな設計になっているため、イベントを手軽に開催できることも特徴になっている。
ネクシビ
提供会社:フジヤ
料金:「ネクシビSTANDARD」150万円/「ネクシビVS」250万円
視聴環境:ウェブブラウザ(スマホにも対応)
専用アプリのダウンロード:不要
問い合わせ:ネクシビ公式サイト
2021年秋から提供開始したオンライン展示会のパッケージプラン「ネクシビSTANDARD」「ネクシビVS」は、フジヤが独自に構築したオンライン会場を利用し、出展製品の動画や画像、情報パネルなどを発信できるサービス。
出展者は、すでにデザインされたオンライン会場を活用することで製作コストを抑えられる。
来場者ID登録システムやデータ分析、動画・資料データの掲載など、オンライン出展する上で欠かせない機能は標準装備。さらにウェビナーやDM配信、問合せ機能、チャットシステム、アンケート機能などを追加したい場合はオプション(別途料金)で利用できる。
なお開設から1か月間はサーバー利用料が無料。
「ネクシビSTANDARD」 は2Dグラフィックで展示空間を表現し、インフォメーションと4つの展示コーナーで構成される。出展者は12種類の会場デザインから選択可能で、製品の最大展示品数は16点。
また、上位プラン「ネクシビVS」はパノラマ3Dで表現され、最大展示品数は24点。従来から提供しているフルオーダーメイドプラン「ネクシビPRIME」と合わせ、3種類のプランを展開する。
シンプルで明瞭な料金体系を示し、利用者が抱える不安要素である「オーダーメイドゆえの費用感の掴みづらさ」を払しょくしていることも特徴だ。
デジ展®
提供会社:YRK and
料金:初期費用30万円+月額料金25万円〜
視聴環境:ウェブブラウザ(スマホにも対応)
専用アプリのダウンロード:不要
問い合わせ:デジ展®︎...
世界中から100万人が訪れる「バーチャルマーケット」の魅力とは
テクノロジーの発展にともない、企業の活動フィールドはリアル世界にとどまらず、バーチャル世界にまで広がりを見せている。その中でもとりわけ大規模なイベントとして注目を集めているのがHIKKYの主催する「バーチャルマーケット」だ。その魅力について、同社でPRチーフを務める大河原あゆみ氏に話を聞いた。(インタビュー=2021年9月10日)
2つのギネス世界記録を樹立
現実と同様の買物を楽しめる
―HIKKYの事業と、開催しているオンラインイベントについて教えてください
XR領域における大型イベントの企画・制作・宣伝や、パートナー企業との新規事業開発を手掛けています。主催する「バーチャルマーケット」は世界中から100万人以上が来場する世界最大のVRイベントで、「バーチャルリアリティマーケットイベントにおけるブースの最多数」と「1時間でTwitterに投稿されたアバターの写真の最多数」という2つのギネス世界記録を樹立しました。
―バーチャルマーケットとはどのようなイベントなのでしょう
2018年8月から始まったイベントで、さまざまな企業や個人クリエイターが出展していて、現実世界と同様に買い物を楽しむことができます。初開催時は77サークルが出展するイベントでしたが、回を重ねるごとに規模を拡大し、2020年12月に開催した「バーチャルマーケット5」では約1,100のサークルと73の企業が出展しました。
―どのような物が買えるのでしょう
VR空間で使えるアバターなどのアイテムのほか、出展企業から現実の商品を購入することも可能です。例えば大丸松坂屋百貨店のブースでは飛び出すお中元カタログが展示してあり、美味しそうと思ったらそこから企業のECサイトに飛んで購入することができました。料理の3Dモデルを購入することも可能で、VR空間内で飲み会などのイベントを盛り上げてくれるアイテムとして高い人気を誇っています。
新規市場として企業が注目
さまざまな分野から出展が
―バーチャルマーケットのどのようなところが企業の注目を集めたのでしょう
世界中から100万人以上の人が訪れるほか、通常の営業ではなかなかリーチできない層にアプローチできるのが持ち味だと感じています。大丸松坂屋百貨店の場合、バーチャルマーケットへ出展することで、これまでなかなか接点を持ちづらかった20代~30代の男性にステーキなど高額商品をPRすることができました。
ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着してバーチャルマーケットを満喫するような人は生活水準も高い傾向にあり、企業にとっては魅力的な潜在顧客と言えます。
―バーチャルマーケットは見た目の華やかさも印象的です
企業が単独でVR空間を作ろうと思うと、コスト面などからどうしても簡素なものになりがちです。その点、バーチャルマーケットは街を彩るさまざまな装飾や演出で溢れかえっているので、凝ったブースを作らなくても華やかに見えます。空中に浮かぶ金魚や、近づくと自動的に割れる風船など、現実ではなかなか再現が難しいギミックも用意してあります。
ブース内で自分のアバターを撮影してSNSに投稿する方も多く、バズ効果が期待できるのも特徴の1つです。
―どのような企業が出展していますか
今年8月に開催した「バーチャルマーケット6」では、HIKKYと業務提携しているJR東日本がリアルの駅を忠実に再現した「バーチャル秋葉原駅」を出展して注目を集めました。初出展のヤマハ発動機がバイクのVRシェアライドサービスを行ったことも話題になりました。
ほかにも、NTTdocomo、BEAMS等のファッションブランド、ゲームメーカーやエンタメ企業など、さまざまな分野からご出展をいただいています。
SDGsや働き方改革にも貢献
広がり続けるVRの可能性
―今年8月からはVRコンテンツ開発エンジン「Vket Cloud」の提供も開始しました
Vket CloudはWEBブラウザ上で動作するVR空間を作ることができるエンジンで、専用アプリをダウンロードしなくても、URLをクリックするだけでVR空間にアクセスできます。既存のブラウザ型エンジンに比べ、描画パフォーマンスに優れている点も特徴です。
―VR空間に対する企業の注目度は高まっていると感じますか
リアルでは店舗を構えたり、展示会に出展したりするためには工事が必要です。改修工事や、撤去作業もしなくてはなりません。VRであれば作ったデータはいつまでも綺麗なまま保存しておくことができ、再利用も可能です。昨今ではSDGsの観点から廃材を減らす取組みも進んでおり、VR空間への注目度の高さを感じています。
また、VR空間では誰もが自由に働くことができます。以前、九州に住む病気の女の子が病室からVR空間にアクセスし、ファッションブランドWEGOの店員を務めたことが話題となりました。これは企業の働き方改革や、多様性といった課題にも通じるものがあります。
―企業と今後、どのように向き合っていきますか
VR空間でできることは日を追うごとに増えています。企業にもDX化が求められる時代ですので、VRで社会を便利にすることに挑んでいただけると嬉しいです。
HIKKYでは今年の12月に「バーチャルマーケット2021」を開催します。また、バーチャルマーケットのほかにも各ジャンルに特化した「ComicVket」「MusicVket」「GameVket」も毎年開催しておりますし、Jリーグやプロ野球などのスポーツ団体やバーチャルボートショー、バーチャル音楽イベントなどさまざまなVRイベントの実績があります。「こんなことをやってみたい」とご相談いただければ、さまざまなご提案が可能です。