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最新のイベントに関する考察披露 第3回イベント研究発表会

日本イベント協会(JEVA)イベント総合研究所と東京富士大学・イベント社会工学研究所は11月27日、「第3回イベント研究発表大会」を東京富士大学で開催した。
同協会では毎年イベント科学の総合研究論集を冊子として発行しており、その冊子へ論文を寄稿した各著者が論文について発表を行う。参加者はイベントビジネスに携わる協会会員やイベントを学ぶ学生など。

冒頭、同協会の松平輝夫理事長が、「イベントは非常にジャンルが幅広い。興味のある分野を突き詰めると同時に、広く学ぶことで、イベントがどんなものかを理解できる。今回の発表会を通じて色んな知識を吸収し、さらに良い知恵を得る糧にしてほしい」と聴講者に向け投げかけた。

発表会では佐藤友紀子・東京富士大学非常勤講師がプレミアムフライデーを利用した農業イベントの事例を基に考察し、「イベントは土や地場産品に触れる機会を作りだし、農について考えるきっかけになる。収穫体験を含め、農業を体験できる人が集う場が、イベントとして捉えられていない。今後はこうした場をイベントとして周知していく必要がある」と話した。
大山利栄・同大学准教授は、結婚式を日本最古のイベントとして、研究を発表。日本書紀の記述や日本の結婚式の統計情報を挙げ、形式の変化やイベントとしての演出について考察。
目白大学の岡星竜美教授は、イベント時の失敗を切り口に、確実にイベントを進行するためのオペレーションメソッドを紹介。誤った作品が作品賞として発表されてしまった2017年のアカデミー賞授賞式を具体例として取り上げた。

また、昨今人気の研究テーマである東京2020オリンピック・パラリンピックでは、ダイバーシティや開会式に関する論文が複数発表されたほか、新型コロナウイルスついてはコミュニケーションの変化やコロナ禍での実習授業の事例も披露された。

東京ビッグサイトで「SEMICON Japan 2021 Hybrid」が開催

12月15日 (水) 〜 17日 (金) 、東京ビッグサイト(東展示棟・会議棟)およびオンラインにて「SEMICON Japan 2021 Hybrid」が開催された。

「SEMICON Japan 2021 Hybrid」は、半導体産業における製造技術、装置、材料をはじめ、車やIoT機器などのSMARTアプリケーションまでをカバーするエレクトロニクス製造サプライチェーンの国際展示会。

リアル展示会は、前工程ゾーン(東3・4・5ホール)、後工程・総合ゾーン(東1ホール)、部品・材料ゾーン(東2ホール)といった展示会構成で開催された。

飲食DXのオンラインカンファレンス「ミライノオミセ2022 Winter」2022年1月11日開催へ

飲食DXを推進するレストランテック協会は2022年1月11日から13日にかけて、レストランテックに焦点を当てたオンラインイベント「ミライノオミセ2022 Winter」を開催する。共催はFOOD STYLE Kansai 2022を運営するイノベント。

「ミライノオミセ」は飲食DXに特化したオンラインカンファレンス。2021年5月に初開催し、300人超が参加した。今回で2回目を迎える。

DXで飲食経営の未来がどのように変わっていくのかを、イノベーティブな登壇者が講演。新しい経営の未来を提案する。DXとは何か、対応するためにはどのような採用や教育が必要かなど6つのセッションが実施される。

開催にあたってはオンライン会議ツール「ZOOM」を使用。参加費は無料で定員は1セッションにつき100人を予定している。

品川区、スマートシティをテーマにしたオンラインシンポジウムを開催

品川区は2022年1月31日にオンラインシンポジウム「SHINAGAWAイノベーションフォーラム2022 in 五反田バレー ~ニューノーマル時代におけるスマートシティ推進と共創~」を開催する。

品川区では情報通信業者の交流・促進による新ビジネス創出やビジネスチャンス獲得などを目的とした取り組みを進めており、シンポジウムはその一環。ニューノーマル時代にビジネスを継続・発展し続けていくためにはICTの積極的利活用やDX推進による環境変化への対応が求められており、シンポジウムでは「スマートシティ」をテーマに新技術や実装事例など最先端の取組の紹介を通してイノベーション創出やネットワーク構築のきっかけとなる場を目指す。

開催にあたってはオンラインツール「EventHub」を使用。参加費は無料で定員は1000人となっている。

今月27日まで開催。EVコンセプトカーが体感できる「Nissan Futures」の見どころ

日産自動車は12月2日から12月27日まで、本社ギャラリー(神奈川・横浜市)で「Nissan Futures」を開催している。日産の電動化への挑戦の歴史を振り返りながら、現在の技術やコンセプトカーなどを体感できるイベントで、今回はオンラインツアーも実施している。グローバルブランドエクスペリエンス部・青山真理子氏とグローバルマーケティングストラテジー本部・栗原一郎氏にイベントの見どころを聞いた。

誰にでも「電動化」を分かりやすく

今回のイベントは、日産自動車が重要視する“電動化”をテーマに、一般層にも分かりやすく理解でき、楽しめるよう構成されている。青山氏は「お客様とコミュニケーションをはかり、情報を伝え続けることは非常に大切。長期ビジョン『Nissan Ambition 2030』を発表したタイミングで、われわれができるコミュニケーションの場として本社ギャラリーでイベントを開催するに至った。ここまで大きなイベントの開催は初めて」という。「電動化を推進していく中で、社会への貢献はもちろん、何よりお客様に楽しんでもらいたいと考えている。イベントを通じて“どちらも選ぶ”日産の姿勢を感じていただきたい(青山氏)」

リアル、バーチャル上でコンセプトカーを体感

過去・現在・未来の3つのゾーンに分かれている会場には、それぞれ電気自動車や最新技術が展示され、日産の電動化の歴史や思いに触れることができる。公道で実際に「オーラ」や「ノート」などの試乗体験ができるほか、今回、発表された4台のコンセプトカーのうちの1台である「NISSAN CHILL-OUT」は実寸大モデルが展示されている。そのほかの3台は展示はないものの、バーチャルステージ上で視聴や記念撮影ができる体験型コンテンツ(Concept Car Virtual Stage)が用意されており、参加者はコンセプトカーと一緒に記念撮影した動画をダウンロードして持ち帰ることができる。栗原氏は「今回、来場した方に自分だけの、特別感があるコンテンツを用意できないかと考えた。SNS上などでシェア・拡散され、話題になることも期待している」と話す。

 

Concept Car Virtual Stageでは、ステージ背面と床面のLEDディスプレイに動画を流し、そのLEDディスプレイをカメラで撮影する際に、カメラの位置に合わせて映像を変化させることで、平面的な動画を立体的に見せる技術を活用した。来場者はステージに上がり、選んだコンセプトカーと並んで記念撮影(動画)ができるため、あたかも実際に車が存在するように見える。

なお今回はコロナ禍の開催で、来場が難しい人向けにバーチャル体験ツアー「Innovation Walk(イノベーション・ウォーク)」が用意されている。会場内を移動するロボット視点で、実際のイベントのようすを見ることが可能だ。

「第864号 見本市展示会通信」発行しました

 

 

展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙
「第864号 見本市展示会通信」を発行しました。

【主な記事】
・一面のニュース:東展示棟の貸出を再開 総展示面積11万5420㎡に 東京ビッグサイト、最新のイベントに関する考察披露 第3回イベント研究発表会
・〈インタビュー〉来年1月に初開催 中小企業マーケットTOKYO2022
・業種別開催データ(2022年1月~6月)
・〈就任インタビュー〉力を蓄え、活気ある会社作りに挑む コスモ企画 室井章良氏
・一般ニュース

発行について:第864号 2021年(令和3年)12月15日

☞「見本市展示会通信」の詳細はこちら

今週の展示会スケジュール(12/13~12/19)

12/13~12/19 開催の展示会

▽東京

12月15日(水)~17日(金)
東京ビッグサイト
SEMICON Japan 2021
https://www.semiconjapan.org/jp/home

▽名古屋

12月14日(火)~15日(水)
名古屋市中小企業振興会館
建設技術フェア 2021 in 中部
https://www.kgf-chubu.com/

▽大阪

12月15日(水)~17日(金)
インテックス大阪
2021浙江省輸出商品(大阪)交易会/大阪国際ライフスタイルショー
https://zhejiangfair-osaka.com/

東京ビッグサイト東展示棟で「エコプロ2021」が開催

「エコプロ2021」「SDGs Week for Business 2021」「新価値創造展2021」が12月8日から12月10日までの3日間、東京ビッグサイトで開催された。会場は東展示棟。

いずれもオンライン展示会と連携したハイブリッド開催となった。

「エコプロ2021」は、2 年ぶりにリアル展示場での開催となった。“持続可能な社会の実現に向けて”をテーマに、企業、自治体、NPO、大学などの環境や SDGs へのさまざまな取り組みを紹介し、多様な視点から持続可能
(サステナブル)な社会の実現を提案した。

「SDGs Week EXPO for Business 2021」はインフラ維持管理・老朽化対策、自然災害対策、脱炭素への取り組みを紹介する「社会インフラテック 2021」「自然災害対策 Biz 2021/ウェザーテック 2021」「カーボンニュートラル Biz 2021」の3つのビジネス展を開催。また、「SDGs WEEK EXPO 特別企画展」として、「ヒカリと感染症対策」「非接触・リモート」「睡眠」など、昨今注目の集まる分野から、多様な製品・サービスを特別展示ブースで紹介した。

「新価値創造展」は、全国の中小企業・ベンチャー企業の出展者と、全国から一堂に集結する幅広い業種の来場者や、 出展者同士による新しい出会いや情報などがつながり、新たな価値を生み出すビジネスマッチングイベント。

会場には多くの人が訪れ、情報収集や商談が活発に行われていた。



テーブルウェア・フェスティバル、2022年1月29日からオンラインと同時開催

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テーブルウェア・フェスティバル実行委員会は2022年1月29日から2月6日までの9日間、東京ドームシティ内3会場(プリズムホール、Gallery AaMo(ギャラリーアーモ)、東京ドームホテル)で「テーブルウェア・フェスティバル 2022~暮らしを彩る器展~」を開催する。

今回の特集企画は華やかで美しい、心ときめく洋食器を提案する「Quality of Life~華のある洋食器~」、400年以上の歴史ある「薩摩焼」を紹介する「華やぎの白・深みの黒~薩摩焼~」、夕食前の一杯を愉しむフランス流食習慣アペロを紹介する「グラスを愉しむアペロタイム」の3つ。その他、コンテストや著名人によるステージイベント、テーブルセッティングなど毎回好評のコンテンツも実施する。また、豊富な写真や動画による取材記事、ショップ検索などテーブルウェア・フェスティバルをより深く楽しむためオンラインイベントも同時開催。さらに、東京ドームホテルでは、会場の一つとしてだけでなく、テーブルウェア・フェスティバル監修の特別宿泊プランやランチコース、スイーツなども展開する。

入場券は2000円で、後半3日間入場券は1800円。オンライン入場券込みの価格となっており、チケット記載のシリアルコードを入力することでオンラインイベントに入場できる。オンラインイベントは1月29日19時まで閲覧可能。

DMM、2月に5業種のオンライン展示会を実施

DMM.comは2022年2月16日から18日にかけてマーケティング・販促、バックオフィス、フェムテック、アウトソーシング、農業の全5業種をテーマとしたオンライン展示会を開催すると発表した。12月7から出展および来場募集を開始する。

「第2回マーケティング・販促サミット」には業務効率化ツールをはじめとするマーケティング・販促担当向けの様々な最新商材が全国から集まる。「総務・人事・経理・法務EXPO ONLINE」では経営資源を管理・マネジメントするバックオフィスにおける業務改善のための管理システムやITサービス、職場環境構築や福利厚生に関する情報が一堂に集う。「フェムテック推進EXPO ONLINE」は働く女性のライフスタイルに焦点を当てた展示会。女性の健康全般に関する製品・アプリ・サービスなどが提案される。

「戦略的アウトソーシングEXPO ONLINE」にはリソース補填、時間・コスト削減、自社実現が難しい施策実行による競争力強化などの課題に合わせ、多様な業種職種の業務を請け負う企業が出展。「農業ビジネスEXPO ONLINE」ではこれまでの農業の在り方を改革し新たな時代の農業へ進化させたい農家や事業者に向け「農業資材」をはじめセンサーやシステム、ロボットといった「スマート農業/アグリテック」農業に関わる様々な製品・サービスを紹介する。