ホーム ブログ ページ 399

カラリオ新キャラはAKBまゆゆ

最新技術を採用した印刷機を製造・販売し、イベント会場の装飾を支えるセイコーエプソンとエプソン販売は、9月2日、東京ドームホテルで「エプソン カラリオ新商品&CMキャラクター発表会」を開催した。

コンシューマー向けインクジェットプリンターの新商品として、カラリオシリーズをはじめ全12機種を投入し、ラインアップを一新する。発表された新商品は以下の通り。

■コンパクト・高画質プリントのカラリオ・プリンター新商品
全機種無線LAN対応、6色インクモデル7機種など

■新インク「Epson UltraChrome K3 INK」搭載
黒濃度を向上し、カラーもモノクロもさらに高画質に
エプソンプロセレクション『SC-PX5V2』新登場

■カラリオ・プリンター『PF-70』新登場
コンパクトサイズで、デジカメ・スマートフォンの写真プリントが簡単
スマートフォンのアプリで、シール印刷やラベルづくりも楽しめる

■5,047種類の選べるデザインで、簡単・きれいに写真入り年賀状が作れる
カラリオ ミー宛名達人『E-850』新登場

■デジカメ・スマホ写真をさらに楽しくプリントできる純正用紙 新商品
本格的なフォトブックが作れる『手づくりフォトブック<マット>』など 4種

■ビジネスインクジェット複合機 新商品
コンパクトボディにファクス機能を搭載した『PX-M650F』など2機種

■ページプリンター新商品
高速印刷、大容量給紙で基幹システム出力を支援するA3モノクロ『LP-S4250』他3機種
に標準対応したA4カラー『LP-S950』

■フィルムスキャン対応 高画質フラットベッドスキャナー2機種新登場

■『エプソンニューフォトフォーラム2014』東京・大阪・名古屋・札幌・福岡で開催することを発表。

発表会には カラリオ広告の新キャラクターに採用された「まゆゆ」ことAKBの渡辺麻友さんもゲストとして登場し、新CMも紹介された。

 

 

 

JASIS 2014 が開催!

「JASIS 2014」は最新の分析機器・科学機器が集結するアジア最大級の展示会。
キャッチフレーズの「未来発見。- Discover the Future -」には、日本ならではの高度で繊細な技術やものづくりの発想があふれる場であること、またこの分野のアジア最大級の展示会として、イノベーションを生み 出し、将来のビジネス発展につながる発見がある場であること、という意味が込められている。
今年は出展企業500社、30,000名の来場者数を予定している。
会期は2014年9月3日(水)~5日(金)までの3日間。会場は幕張メッセ。

JASIS 2014の公式ホームページはこちら:
http://www.jasis.jp/2014/

 

株式会社ヤヨイはJASIS 2014にて、振盪機「YS-LD」を出展。 振盪時の音が非常に静かで、50~250回/分の範囲を任意に選定できるダイヤル式のディストラクション振盪器を紹介。

[JASIS 2014] 振盪機「YS-LD」 – 株式会社ヤヨイ

Posted on 2014年9月4日

株式会社ヤヨイはJASIS 2014にて、振盪機「YS-LD」を出展。 振盪時の音が非常に静かで、50~250回/分の範囲を任意に選定できるダイヤル式のディストラクション振盪器を紹介。 Continue Reading…

株式会社サンコウ電子研究所はJASIS 2014にて、プローブ一体型膜厚計「SAMACシリーズ」を出展。 磁製金属上の非磁性皮膜や非磁性金属上の絶縁性皮膜を計測できる手のひらサイズの膜厚計を紹介。

[JASIS 2014] プローブ一体型膜厚計「SAMACシリーズ」 – 株式会社サンコウ電子研究所

Posted on 2014年9月4日

株式会社サンコウ電子研究所はJASIS 2014にて、プローブ一体型膜厚計「SAMACシリーズ」を出展。 磁製金属上の非磁性皮膜や非磁性金属上の絶縁性皮膜を計測できる手のひらサイズの膜厚計を紹介。 Continue Reading…

株式会社エー・アンド・デイはJASIS 2014にて、電動マイクロピペット「MPA」を出展。 連続分注やミキシングなどの機能が備わった、使いやすさと疲れにくさを追求した電動マイクロピペットを紹介。

[JASIS 2014] 電動マイクロピペット「MPA」 – 株式会社エー・アンド・デイ

Posted on 2014年9月4日

株式会社エー・アンド・デイはJASIS 2014にて、電動マイクロピペット「MPA」を出展。 連続分注やミキシングなどの機能が備わった、使いやすさと疲れにくさを追求した電動マイクロピペットを紹介。 Continue Reading…

中村科学器械工業株式会社はJASIS 2014にて、フラスコ用撹拌機「シーリングミキサー UZU」を出展。 フラスコに差しこむだけで簡単に取り付けられる、撹拌機と撹拌シールの機能を一体化させた撹拌機を紹介。

[JASIS 2014] フラスコ用撹拌機「シーリングミキサー UZU」 – 中村科学器械工業株式会社

Posted on 2014年9月4日

中村科学器械工業株式会社はJASIS 2014にて、フラスコ用撹拌機「シーリングミキサー UZU」を出展。 フラスコに差しこむだけで簡単に取り付けられる、撹拌機と撹拌シールの機能を一体化させた撹拌機を紹介。 Continue Reading…

展示会で集めた名刺を100%活用 ~展示会とMICE13号発売~

ビジネスイベントの専門誌「展示会とMICE」の最新刊第13号が8月26日、小社から発売される。

今号の特集は「つなげば売れる出展後のお話。-名刺100%活用術-」

展示会出展から売上げにつなげるまでのマーケティングと営業活動のノウハウを提供。「展示会は経費が高いが、効果がよくわからない」という声を払拭する。

名刺のデータ入力、名寄せ、リードナーチャリング、ウェブアクセス解析、テレアポ、予材管理などについてマーケティング・営業の第一人者が手ほどき。マーケティングオートメーション、SFA、CRMなどのツール紹介も充実している。

新連載は「コンサルがこっそり教える営業成功の法則」、500社の営業支援を行なってきた(株)スリーシーズの畑中康彦さんが、企業秘密(!?)を伝授する。

また、前号から連載を開始した、TV通販や販売店の売上げを飛躍させてきたカリスマ販売士、吉野泰輔氏がプロの技を伝える「実演販売のプロに学べ」、日本におけるカジノ研究の第一人者木曽崇氏がIR・カジノ解禁について語る「カジノとIRとMICEと日本」の2本も第2回を迎え、より掘り下げた内容となっている。

そのほか、MICE 専門家が執筆する好評連載「Eventbiz Periscope」では国際MICEジャーナリストのロブ・コッター氏が、ドイツMICEをレポート。「明日のユニークベニューを考える」は、話題の厳島神社と宮島商店街のユニークベニューの取組みを早くも解説している。注目の展示会について各業界の専門誌記者が紹介する「展示会と MICE Highlight」、「展示会の総合分析」、「展示会と MICE 開催スケジュール」、「MICEビジネスのいまとこれから」、「イベント女子部」などの連載企画など注目記事を集めた。

「展示会とMICE」はビジネスイベントを徹底活用するための情報誌。 新たなビジネスを開拓する「展示会」。 社内会議、企業イベント、学会、大会、研修、報奨旅行などの企業を活性化させる「MICE(ビジネスイベント)」。 リンクする2つのジャンルを、 人・モノが集まるFace to Faceという視点で研究し、集客交流のノウハウや最新情報を盛り込み、 優れた先端事例、新たなコミュニケーション手法などを提供している。

購読はこちらhttp://www.eventbiz.net/?p=21018から

観光庁概算要求。MICEはJNTO中心に

観光庁は8月28日、2015年度予算の概算要求概要を発表。今年度予算の84%増の180億700万円としている。また、復興枠として「東北地域観光復興対策事業」と「福島県における観光関連復興支援事業」は今年度と同額の5億4800万円を要求した。

MICEについては前年の4億5000万円から2億2000万円と減少しているが、昨年末に閣議決定した「独立行政法人改革等に関する基本的な方針」によりビジットジャパン事業と「国際会議等(MICE)の誘致・開催の促進」については、一部を除き日本政府観光局(JNTO)を事業の実施主体とすることが決まっており、ビジットジャパン事業とMICE促進、JNTO運営費交付金を合わせると、146億9200万円となり、今年度の71%増となる。

観光庁が実施するMICE事業としては、前年から継続の「グローバルレベルのMICE都市の育成とMICE誘致のプロモーションの強化」とし、アジアNo.1の国際会議開催国としての不動の地位を築くため、都市のMICE誘致力を高めるとともに、プロモーションを強化する。

グローバルレベルのMICE都市の育成については、大型国際会議の誘致によるブランド力向上や中規模国際会議の確実・継続的な誘致を実現できるグローバルレベルのMICE都市の育成が必要として、一定水準以上の誘致能力を有する都市を「グローバルMICE強化都市」として選定し、海外アドバイザー派遣等により重点的に支援する。

MICE誘致のプロモーションの強化については、地域産業、観光資源、ユニークベニュー等の地域の特性や魅力を活かしたMICEを推進。MICEを通じた地域の活性化を図る。

MICE誘致・開催のためのプロモーション強化として、日本のMICE開催地としての認知度向上を図るため、海外MICE専門見本市への出展やメディア等の招請、MICEアンバサダープログラム等のプロモーションを強化・拡大する。

また、訪日2000万人時代を見据え、より戦略的なプロモーション実施のための手法・体制の抜本的見直しとして、最先端のマーケティング手法の活用として、観光庁とJNTOの連携強化と外部マーケティング専門家の知見や国交省関係部局の協力を得るため、マーケティング戦略本部を設置、観光庁長官が本部長を務める。さらに、外国人目線によるプロモーションと迅速な意思決定を目指し、海外事務所を有するJNTOを事業の実施主体として、必要な体制を整備することとした。

東大でMICEサロン開催 ~ちば国際コンベンションビューロー~

(公財)ちば国際コンベンションビューローは8月27日、東京大学伊藤国際学術研究センターで「平成26年度千葉MICEサロン」を開催。MICE主催者や業界関係者など約200人が出席した。

説明会では同ビューローの高栁(たかやなぎ)哲男代表理事、来賓の日本コングレス・コンベンション・ビューロー(JCCB)の猪口邦子会長、国土交通省観光庁の高橋良明参事官、日本政府観光局の山崎道徳理事、千葉県商工労働部の戸部知子次長など多数の関係者が挨拶を行なうなど、関係者の注目度の高さを表していた。

基調講演では観光庁が委嘱したMICEアンバサダーの一人である(独行)放射線医学総合研究所の山谷泰賀博士が「千葉県の魅力と海外他都市の取り組みからMICEの誘致についての提案」と題して登壇。

 

JNTOコンベンション誘致部シニアスペシャリストの青山直人氏は寄付金募集・交付金交付制度について説明。

つづいてビューローの村上愛美主事が、最大2000万円の助成金などの開催支援メニューや、新たに制作したプロモーションビデオなどを活用し県内MICE施設やユニークべニューについて説明。同じくビューローの田中洋之参与は、インセンティブ支援など新たな国際ビジネス誘致の取り組みを紹介した。

 

説明会終了後は交流会が行なわれ、ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉による優雅な弦楽四重奏の生演奏が流れるなか、出展企業が施設やサービスの紹介をしたほか、参加者同士が情報交換や親睦を深めていた。


みなとみらい新MICE施設の概要明らかに

横浜市は8月29日、「みなとみらい21中央地区20街区MICE施設整備事業実施方針」を公表した。

同事業は、MICE市場規模の世界的拡大や横浜での開催需要に対応するため、横浜市のMICE拠点施設であるパシフィコ横浜の隣接地(みなとみらい21中央地区20街区)に、MICE施設をPFIとして新設するもの。今後、同事業の設計・建設、維持管理を実施する民間事業者の選定を行なう。

今回は今年12月の入札公告に先立ち、事業の実施方針等を公表し、民間事業者からの質問及び意見を募集。あわせて9月9日に説明会・現地見学会を実施する。

実施方針によると、みなとみらい21中央地区20街区の敷地面積約22,000㎡に、整備する施設は、多目的ホール約1万m2、会議室貸室面積約6,500m2㎡、荷捌き駐車場等約2万m2、そのほかホテルなどMICE機能の補完機能は別途に民間収益事業として実施する。

民間収益事業を除く施設の設計・建設事業の期間は2016~19年度となっている。また、施設の維持管理事業は2020~30年度とし、建設事業とは別に業者の選定を行なう。

詳細については横浜市文化観光局のウェブサイト(http://www.city.yokohama.lg.jp/bunka/outline/press/20140829press.html)を参照すること。

アプリをもって、ギフト・ショーへ

9月3日から5日までの3日間、東京ビッグサイト・全館で「第78回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2014」、「第16回グルメ&ダイニングスタイルショー秋2014」が開催される。

出展社数は2展を合わせ2,631社、来場者は20万人を見込んでいる。回を重ねるごとに、海外からの出展がふえており、今回はギフト・ショー単独で20の国と地域から577社と、過去最大となった。

毎回、日本人のあらゆるライフスタイルに合わせテーマを決め、衣・食・住のさまざまな商品約300万点が集まるギフト・ショー。今回テーマを「驚きと感動!!遊び心を伝えるデザインギフトがここに」とし、「遊び心を伝えるデザイン」「遊び心のある売り場提案」など、新商品、最新デザイントレンドを発信する。

来場者サービスとして、来場前の予習ツールが充実しているのもショーの特長だが、ギフト・ショー事務局では今回初となるiPhoneで閲覧できるオリジナルアプリをリリースした。アプリ機能として、ギフト・ショーの会場MAPに、事前に訪問する予定の出展ブースを「お気に入り登録」することができ、効率的に仕入れ・商談ができるオリジナルガイドとなりそうだ。また、会場で開催される各種イベント情報も取得できる「お知らせ」機能も付いており、来場前にApp Storeからインストールすれば、見逃し防止となる。

また、ギフト・ショー公式HPでは、出展社・商品情報検索サービスが開始しており、「Premiumバイヤーズガイドブック」電子ブック版も公開(ギフト・ショー会員登録者にはメールで配信)されるなど、来場前後の予習・復習ツールが充実しており、出展社や新商品の情報をもれなくキャッチできそうだ。

45のフェアで構成されるギフト・ショーでは、各種コンテストなども開催するなど多彩な内容で展開される。ビジネスマッチングもますます強化し、「ビジネスマッチングin Gift Showかっこいい売買~HOT TABLE」も今回は新規4社を加えた34社のバイヤーが参加。「海外市場開拓ビジネスマッチング」では9社のバイヤーが参加するほか、日本国内での販路開拓を狙う海外出展社と国内インポーター向けの「海外製品買付プログラム」も実施する。事前情報を上手に活用し、効果的・効率的な商談を実現されたい。

-展示会情報-
第78回東京インターナショナル・ギフト・ ショー秋2014
会  期:2014年9月3日(水)~5日(金)
開場時間:10:00~18:00※最終日は17:00まで
会  場:東京ビッグサイト
主  催:(株)ビジネスガイド社
問合せ先:TEL03-3843-9851

 

事前に訪問する予定の出展ブースを「お気に入り登録」すると、会場マップ上にポイントされる

新たに5名のMICEアンバサダーを委嘱 ~観光庁~

観光庁とJNTOはこのほど、MICEアンバサダーを新たに5人に委嘱。9月2日品川プリンスホテルで第2回MICE誘致促進委員会に先駆けて、「MICEアンバサダー委嘱式」を行なった。

MICEアンバサダープログラムは、国際会議誘致促進のため学術分野や産業界で国内外に強い発信力とネットワークを有する人物に「日本の顔」として広報活動や誘致活動への寄与を依頼することで、MICEの潜在的需要を掘り起こし、日本のMICE誘致競争力を強化することを目的に、昨年より実施されている。

今回は昨年12月に委嘱された8人に加えて、下記の5人がMICEアンバサダーに就任した。

淺間 一
東京大学大学院工学系研究科精密工学専攻教授工学博士

 

 

栗原 祐司
東京国立博物館総務部長

 

 

陳 隆明
兵庫県立リハビリテーション中央病院参事
兼ロボットリハビリテーションセンター長
リハビリテーション科部長福祉のまちづくり研究所長

 

原科 幸彦
千葉商科大学政策情報学部学部長・教授工学博士
東京工業大学名誉教授

 

福山 秀直
京都大学大学院医学研究科教授医学博士
(敬称略)

 

委嘱式に続いて行なわれた「第2回MICE誘致促進委員会」には13人になったMICEアンバサダー全員が出席したほか、観光庁・JNTO関係者、グローバルMICE都市関係者、MICE国際競争力強化委員かい委員などが参加した。

冒頭に観光庁の久保成人長官が「大型MICE誘致成功が続いたが、それ以上の成果をあげるために、アンバサダーのみなさまには、日本の顔としてMICEの普及啓蒙と誘致促進へご協力をお願いしたい。会議に参加しているグローバルMICE都市の関係者を含めてオールジャパンでの取り組みでより多くの会議の誘致につなげてほしい」と挨拶した。

またJNTOの松山良一理事は「MICE分野での課題の把握とMICE認知向上にむけて、アンバサダーのみなさんのご協力をお願いしたい。またJNTOの支援活動についても学協会への周知にも期待する」と述べた

昨年12月に委嘱された8人のアンバサダーの現状報告や成果発表につづき、新任5人が現在の誘致目標の会議やそれにむけた活動を説明した。

また観光庁国際会議推進担当の高橋良明参事官(高は、はしごだか)が「MICEにおける政府の取組み」についてプレゼンテーションを実施。アンバサダーに期待する役割や日本MICEの現状を説明した。

昨年12月にアンバサダーに就任した山谷泰賀氏と木村正氏が、現在手掛けている会議誘致の活動内容の詳細を発表し、関係者のさらなる協力を求めるとともに、誘致活動に対する情報ノウハウの共有につとめた。

EVENT MARKETING SUMMIT Vol.1 (その1)

(株)スペースマーケットとログミー(株)、イベントレジスト(株)は8月29日、東京都中央区銀座のイベントスペース「ChairS」で「EVENT MARKETING SUMMIT Vol.1」を開催。企業のマーケターや企業イベント運営者など約70人が出席した。

同サミットは、企業マーケティングのなかで年々重要性を増しているイベントについて、その有効性や位置づけを考え、また効果向上のためのコミュニティやソーシャルネットワークとの連携などについて発見する場として設けられたもの。

今回は(株)スケダチ代表取締役社長の高広伯彦氏、アマゾンデータサービスジャパン(株)マーケティング本部長の小島(おじま)英揮氏の2つの講演と、アジャイルメディア・ネットワーク(株)取締役CMOの徳力基彦氏を加えたパネルディスカッションで構成された。

博報堂や電通、Googleでの勤務を経て(株)マーケティングエンジンを設立し、米国のマーケティングオートメーション「Hub Spot(ハブ・スポット)」のパートナーとして、米国外で初のプラチナ・パートナー・エージェントに認定された高広氏は、「デジタルはB2Bのマーケティングをどのように変えるのか」と題して講演。

営業の課題として、(1)見込み客リストの質、(2)マーケティングと営業部門の断絶、(3)見込客の情報行動の変化への対応を挙げた。

87%が営業とマーケティングの関係性に問題がある、という米国の調査結果を明らかにし、お互いに協力する”SMARKETING”を提案し、それにより売上が20%向上したという事例も紹介した。

営業とマーケティングが協力するしくみづくりのポイントとして、共通言語と同じ目標をもつことを挙げて、会社の売上目標、1件あたりの取引額など営業部署の関心がある”お金”の話と、売上達成に必要な案件数、見込み客の管理、必要な見込み客数などマーケティングが扱う“数字”の話を両社が共有し、売上目標達成に必要な見込客数というように一連の流れでマーケティングと営業が理解しあうことの重要性を示した。

また、見込み客の情報行動の変化については、57%のビジネスマンが最初の商談前に相手の企業概要やサービス内容をウェブ等で調べるているという調査結果をもとに、売り手が見込み顧客へ情報を提供するアウトバウンド型の営業から、ソリューションを自分で見つけるようになったSelf-educating Buyersがサプライヤーにコンタクトをとるインバウンド型へと購買手順が変わってきたことを説明。検索されるための情報提供、とくにクライアントが必要な問題解決に必要な情報を検索することが多いにも関わらず、企業が売りたい製品の情報のみをあげているギャップが課題となっていると指摘した。

また、顧客の悩みを解決したり、検索されやすくするために、企業自体が情報を発信するブランドジャーナリズムの必要性をあげ、オウンドメディアからクロスメディア展開を含めたコンテンツ・パブリッシャーになる必要性をあげた。

またイベントのフォローアップについて、見込度が高い顧客はイベント後にウェブで検索することが多いことから、イベントで発表したプレゼンや商品資料などの動画コンテンツを含めてウェブサイトに保存しておく、コンテンツの再利用の重要性を説明した。

仮想サーバのレンタルサービスなどウェブ開発者向けにサービスを提供しているアマゾンウェブサービス(AWS)をコミュニティを活用して、拡販した小島氏が「デジタル時代だからこそのコミュニティマーケティングのススメ。」と題して、その実践事例を紹介した。

コミュニティのメリットとして、勝手に見込み客をつくってくれる、趣味が合うヒトの口コミで伝播するため訴求力が高い、ブランドロイヤリティが向上する、炎上を抑えやすい、人的費用や時間的コスト以外の直接的経費が少ない、採用にも効果を発揮する、といった点を挙げた。

コミュニティと企業の関係はお金が発生せず決裁権がないが、外部エバンジェリストのように伝播力があることという。

コミュニティが機能するのは、同好の士が集まり対等に話し合うため、上から言われるよりも相手をリスぺクトしながら学べる点だという

コミュニティは自身で情報をつくって交換して保存する機能をもつ。そこからデジタルと結びつくようで拡散して大きな影響力を持つにいたる。

小島氏はコミュニティは農業のように育てるという観点が必要だという。

また、コミュニティを上手に育成するために 適切なリーダーを育てること、フォロワーを生まれる場をつくるという2点をあげた。

リーダーの資質については技術的な高さや尊敬されていることが必要だが、それ以上に人の話を引き出すファシリテーターの素養が必要だいう。またリーダーではなく最初のフォロワーがムーブメントを作り出すという事例をTEDカンファレンスのスピーチをもとにその重要性を説明した。

またコミュニティを育成するには集まるリアルの場を継続すること、つまり世話を続けることが重要とし、またヒーローの誕生が必要だが内輪ウケになりすぎて参入障壁を上げないという、相反する条件を両立させるために、初心者のみの会、女子会、テーマごとなどさまざまな集まりをつくることが必要とした。

「コミュニティに売るのではなく、コミュニティを通して売るという考えが成功のカギ」と小島氏は締めくくった。

パネルディスカッションでは、高広氏と小島氏に加え、アジャイルメディア・ネットワーク(株)の徳力氏が登壇。実行委員会からイベントレジストCEOのヒラヤマ氏がモデレーターを務めた。

徳力氏は、BtoBのビジネスにおいては展示会出展から売上が上がるまで時間が長く、1年のコンバージョンで成果を見るのは難しい、とイベントの効果測定の難しさをあげたほか、大型イベントは認知度を上げるためのものと考え、育成はクローズの勉強会などで役割ごとに形式を分けることを提言した。主催者が勉強するという立場で参加者と新しい知識をシェアするという考え方が望ましく、テーマを絞った深いセミナーが、ウェビナーとして伝播力をも可能性をあげた。

小島氏は営業とマーケティングの時間軸の違いがあるので、そのギャップを埋めるため、MAやSFAを活用することを提言。

高広氏はイベントが山ではなく通過点、必ずしもクロージングする必要がないのでは F2Fのつながりとデジタルの効率化の融合を推奨。アンケート以外に見込み顧客の意識を確かめるのに、デジタルボディランゲージが効果的と述べた。

パネルディスカッション後に行なわれた、実行委員会3社のショートプレゼンテーションと懇親会のようすは、来週レポートする。

 

首都大学がMICE講座受講者の募集開始


東京都産業労働局と首都大学は11月14日(金)から12月9日(火)のうち8日間、オープンユニバーシティ講座「観光とMICEの見方・考え方」を開講する。会場は首都大学東京飯田橋キャンパス(12月5日のみ東京国際フォーラムで実施)、 講義は1コマ90分の8コマ実施、定員は20人、受講料は1万2,000円、会員外は別途入会金3000円が必要、となっている。

東京都では平成24年度より首都大学東京と連携し、MICE誘致実務者のみならず、大学生から社会人までの幅広い層を対象にオープンユニバーシティ講座を実施。MICE業界の最前線で活躍する講師陣が、MICEに関する知識や実践的な事例を伝えるとともに、首都大学東京等の講師陣が、観光の基本的な見方や考え方や観光におけるコミュニケーションの重要性について、分かりやすく解説する。

今期の講師陣とスケジュールは以下の通り。

 

日時 講義項目 講師 (敬称略)
11月14日(金) 「観光の見方・考え方」 菊地俊夫
19時00分~20時30分  観光の基本的な従来の視点を踏まえながら、MICEや着地型観光などの新しい観光の捉え方を説明する。 首都大学東京 都市環境学部 教授
11月18日(火) 「観光まちづくりの考え方と実践」 川原晋
19時00分~20時30分  着地型観光を進めるために配慮すべき、観光対象地の市民や企業が取り組む観光まちづくりの意識や実践を解説する。 首都大学東京 都市環境学部 准教授
11月21日(金) 「コンベンション都市戦略とMICE」 東秀紀
19時00分~20時30分  観光やMICEにおけるシティーセールスの役割や効果について、コンベンション都市といわれていた時代から歴史的に説明する。 首都大学東京 都市環境学部 教授
11月25日(火) 「観光と政策」 本保芳明
19時00分~20時30分  安倍政権の発足後、観光立国に向けた動きが加速化されており、これまでの国の取組みと今後の展望について解説する。 首都大学東京 都市環境学部 教授
11月28日(金) 「新たな観光戦略としてのMICE」 奥山隆哉
19時00分~20時30分  MICEの市場規模、MICEビジネスの実際とその効果、MICEデスティネーションとしての東京。 敬愛大学経済学部講師
一般社団法人日本旅行業協会 元事務局長
12月2日(火) 「香港に学ぶMICEプロモーション」 古谷剛
19時00分~20時30分  アジアをリードするMICE先進都市香港の戦略と取組を分析。 香港政府観光局 アシスタントマネージャー MICE
12月5日(金) 「MICE 事例研究1」 前原俊幸
19時00分~20時30分  東京で開催されたコンベンション(C)や展示会(E)の具体的な事例を研究。 株式会社東京国際フォーラム 営業部セールスグループ デピュティ・ジェネラル・マネージャー
12月9日(火) 「MICE 事例研究2」 浅井新介
19時00分~20時30分  実際に開催された企業ミーティング(M)やインセンティブ(I)を例に戦略的誘致手法を分析。 MPI Japan Chapter名誉会長 一般財団法人日本ホテル教育センター MICE塾塾長

募集を開始は9月4日から。申込みや詳細については、首都大学東京オープンユニバーシティのホームページ(http://blog.second-academy.com/syutodai/renkei/)を参照するか、電話(042-677-2362)で問い合わせること。