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沖縄MICEレポート「そのうちに、うちなー」 その2  出展ブースレポート

10月30日に実施された沖縄MICEコンテンツショーの展示商談会には、県内のホテルや観光施設などが47社・団体が出展し、国内外の157人のバイヤーやメディアと商談を行ないました。

 

前田産業ホテルズ
個の力を組織の力に変えるチームビルディングプログラム「表現塾@やんばる」は、“個と組織の関係性と役割”、“心のベクトルを合わせる”をテーマに、ワークショップやアクティビティ、エンターテインメントなどを行なう。現代版組踊り体験や沖縄の伝統的な木造帆船フーカキサバニ体験など、地域の資源を活かしたプログラムを提供する。

沖縄美ら海水族館
魚類最大種のジンベエザメやナンヨウマンタが泳ぐ世界最大級の大水槽「黒潮の海」をバックに歓談を楽しむ「MICE パーティプラン」を提供。10月から2月の閉館後に利用することができ、立食100人、着席70人が利用できる。会場使用料は50人36万2,050円から。(平成26年11月現在)


沖縄コングレ
日本最大手のコングレが2003年に設立した地元企業。コングレのノウハウ、ネットワーク、人材を活用し、国際会議、医学会、展示会の企画、誘致、運営、管理をサポートする。米州開発銀行沖縄総会や島嶼観光政策フォーラム、太平洋島サミットなど豊富な実績を誇る。

 

OKINAWAフルーツらんど
亜熱帯のフルーツ、蝶、鳥が楽しめるトロピカルテーマパーク。ステージ付きで650席が設置できる2号館のほか合計1200席の施設を利用して、会議、総会、ライブ、パーティも実施できる。安里屋のサーターアンダーギーなど、ここでしか手に入らないお菓子も豊富だ。

 

沖縄科学技術大学院大学
5年一貫制の博士課程をもつ大学院大学で、教員と学生の半数以上が外国人で英語による教育と研究を行なっている。同大学では496人を収容し10m の大型スクリーンを備える講堂のほか、セミナールームを貸出している。2015年には多目的ホールも完成する。

 

ヒルトン沖縄北谷リゾート
今年7月に開業した346室を備える沖縄本島中部のホテル。人気の商業施設アメリカンビレッジには徒歩で行ける。400人収容可能な宴会場や5つの会場で、会議、企業イベント、セミナー展示会などさまざまな用途に利用できる。今回の視察ツアーでも宿泊先となり、MICE関係者によるインスペクションを実施した。

 

沖縄コンベンションセンター
展示棟は空、劇場棟は洞、会議場 A 棟は海、同 B 棟は蓮をデザインしたユニークなデザインの MICE 施設。展示場は着席1200人、立食1500人が収納可能な県内最大級のパーティ会場としても利用できる。ビーチや劇場、体育館、野球場などが隣接しており、大型の企業イベントにも対応できる。

 

ラグーナガーデンホテル
沖縄コンベンションセンターに隣接するホテルで、1,000㎡の宴会場はマルチスクリーンなどの映像・照明・音響設備をもち、パーティや会議、各種セレモニーが開催されている。プールサイドやビーチでのパーティは開放感あふれる沖縄らしいレセプションが楽しめる。

 

琉球ガラス村
手づくりガラス工房、ショップ、レストラン、美術館を備える。独特の風合いの琉球ガラスは、今回のコンテンツトレードショーのほか、NAHA マラソンなど多くのイベントの記念品に採用されている。近日公開される、ヴェネツィアのガラスアーティスト土田康彦氏とのコラボ作品にも注目が集まる。

 

神村酒造
古酒守禮などが人気の老舗泡盛メーカー。明治15年の創業以来泡盛をつくり続けている酒蔵で、500年以上におよぶ泡盛の歴史や製造工程、工場見学のほか、酒蔵での泡盛パーティや三線・エイサーのライブも実施できる。また泡盛のプロをパーティ会場に派遣する「蔵人ケータリング」のサービスも提供する。

 

ユインチホテル南城
旧厚生年金休暇センターを2009年にタピック沖縄が継承し、ウェルネスリゾートとして開業した。3万5,000㎡の広大な敷地に、天然温泉、プール、各種スポーツ施設と、最大500人の立食パーティに対応する大宴会場「希望」のほか、大小8つの宴会場を備える。南城市のプログラム「ヒーリングMICE」を提供、研修やパーティ、チームビルディングを実施でき、心とからだを癒す。

 

ホテル日航アリビラ

名称のアリビラはスペイン語のAlivio(くつろぎ)とVilla(別荘)を組み合わせた言葉。沖縄の自然とスパニッシュコロニアル風の外観と、美しい空間インテリアが好評。エコフレンドリー。6月に20周年を迎えライトアップやスターウォッチングツアーなど記念企画を実施中。

CREATELEDが日本法人設立へ

大型LEDディスプレイの製造を行なうCREATELED社は、11月に開催された「Inter BEE2014」に出展。会期中にレセプションを実施し、12月中をめどに日本法人設立することを発表した。代表設立人は薮田雅広氏が務める。

CREATLED社は2004年に設立。中国・深センに生産拠点を構え、商業施設やイベント会場などに大型ディスプレイを供給しているメーカー。米国、英国、 インド、シンガポールに続き、日本にも法人を設立し、販売強化を図る。

日本法人設立パーティには、薮田氏が集まった映像業界関係者に向けて日本市場開拓への意気込みを語ったほか、CREATELED社のマーケティング担当役員による、LED市場の現状と将来性についてのプレゼンが行なわれた。

Inter BEEでは、ブース全面をカバーする超大型LEDディスプレイやマルチタッチ大型ディスプレイ「MT553UTB」などを出展。来場者の注目を集めた。

 

スターウッド最高級カテゴリーブランドが日本初進出~2015年春開業

森トラストグループとスターウッド ホテル&リゾートは京都府京都市に「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」を2015年春に開業することを発表した。

京都は「ワールドベストシティ」で1位にランクされる(注 )など、世界からの注目度が高まっている。その嵐山に日本ならではのおもてなしの文化である旅館スタイルと、国際基準のホテルサービスを融合させた「ラグジュアリー旅館」という新しいスタイルの高級宿泊施設として展開する。

ホテルは敷地面積4,429.2平米に39室の設定。レストラン、甘味処・カフェ、宴会場の他にスパも設置される。施設レイアウトは嵐山の持つ自然美を最大限に活かし、客室は神秘的な月をテーマとし、翡翠・すみれ・藍などの日本古来の伝統色をキーカラーにしたインテリアを採用。

「ラグジュアリーコレクションホテル」はスターウッドホテル&リゾートの最高級カテゴリのブランド。その土地ならではの歴史・建築・アートなどの文化を体験できることをコアバリューとしている。ラグジュアリーコレクションホテルの日本での展開は今回が初。また、森トラストグループとスターウッドホテル&リゾートが共同して行なう事業は「ウエスティンホテル仙台」に続き、今回で2件目となる。

森トラスト専務取締役 兼 森トラスト・ホテルズ&リゾーツ代表取締役社長の伊達美和子氏は「京都嵐山で培われてきた歴史や品格を受け継ぎながら、日本で初めて『ラグジュアリーコレクション』が誕生することで、日本が誇る京都の素晴らしい伝統・文化を、新たな形で世界に発信していけることと期待しています」とコメントした。

 

注)「Travel+Lesure」誌が行った読者投票「ワールドベストアワード2014」より

 

 

 

 

 

 

BtoB向けプログラム「SPGプロ」を発表~スターウッド

シェラトン、ウェスティン、セント レジスブランドなどラグジュアリーホテルを運営する業界最大手のスターウッドホテル&リゾート(以下「スターウッド」)は、11月20日、ウエスティンホテル東京にて、新しいロイヤルティプログラム「SPGプロ」の発表イベントを開催した。

ミーティングプロフェッショナル、トラベルプロフェッショナル(旅行代理店のホテル予約担当者)、エクゼクティブアシスタント(秘書など勤務先企業の出張宿泊予約担当者)などが参加し、それぞれのロールプレイシナリオの寸劇(スターウッド社員による)を通し、具体的な利用方法について解説を受けた。

「SPGプロ」は10月15日より開始された、スターウッドのロイヤルティプログラム「スターウッド・プリファード・ゲスト(SPG)」のBtoB向けプログラム。トラベルプロフェッショナルなどの担当者がスターウッドホテルへ送客するとスターポイントならびにゴールド、プラチナなどのエリートステータスが授与される。

現在、スターウッドの全客室の年間収益の約70%が、法人による利用や旅行代理店からの送客などBtoBによるものであり、そしてそのうちの40%は、上位1%の利用者によるものだとのこと。BtoBの裾野を広げるとともに、そのようなロイヤルゲストに対してホテルでのミーティングやイベント、そして個人的な結婚式などの追加的な需要を取り込むことを見込んでいる。

スターウッドでは、近年の世界的な旅行パターンとして従来に増して法人、レジャー、そしてミーティング事業が重要な位置を占めるようになってきていると判断。これらの事業分野に注力するため、トラベルプロフェッショナルとの関係を強固なものにするプログラムとしてSPGプロを推進していく考えだ。

詳細は、 http://www.starwoodhotels.com/preferredguest/index.html へ。

「第10回Gift Show in 上海」出展社説明会を実施

ビジネスガイド社(芳賀信享代表取締役社長)は、11月21日、東京・台東区の本社で「第10回Gift Show in 上海」(第3回上海国際生活用品家居装飾品美容美髪健康博覧会(春季)」の出展社説明会を開催した。会期は2015年3月25日から28日の4日間、会場は上海国際展覧中心(INTEX SHANGHAI)。

「Gift Show in 上海」は、消費財マーケットの流通業者のためのトレードショーとして、年2回、春秋上海国際展覧中心で開催されており、中国市場進出・流通マーケット拡大を考える日本企業を対象に、出展社数は毎回150社、展示小間数は200小間を集める。

説明会の冒頭で挨拶した芳賀信享代表取締役社長は、「中国市場は中国国内の中間層・富裕層に向けた国内内販市場が育ってきている。また会場のある上海は2500万人の人口を有し所得水準が高く、日本との貿易総額でも米国に次ぐ2位。日本製品は安全・安心とされ品質の良さを知っている。上海貿易自由区もあるほか、昨年はホテルなどを含む48万平米のショッピングモールが誕生し、632mの上海タワーも年末にオープンを控えるほか、来秋には上海ディズニーランドも開業するなど大プロジェクトが目白押しのエリア」と解説し、「第10回Gift Show in 上海」出展での中国市場進出のメリットを伝えた。

出展商品は、アート、彫刻、絵画、フォトフレーム、ステーショナリー、壁面装飾品、ダイニングキッチン、リビング用品、デザイン用品、照明、エコ・環境用品、健康指向品、フラワーグリーン、家電、ミュージアムグッズ、工芸品、ホームウェア、ガーデニングなど。

出展申込締切は、12月22日までとなっている。

なお、ビジネスガイド社では、上記展示会のほかに、中国最大級規模の消費財の展示会「第25回 中国華東輸出入賞品交易会 日本館」(2015年3月1日~5日、上海新国際博覧センター)の主催運営も行なう。

両展についての問合せは、(株)ビジネスガイド社 海外市場開拓部(TEL03-3843-9851)まで。

 

名称:    第10回 Gift Show in 上海
第3回上海国際生活用品家居装飾品美容美髪健康展覧会
第2回TOKYO BEAUTY & HEALTH WORLD in 上海
会期:     2015年3月25日(水)・26日(木)・27日(金)・28日(土)
会場:     上海国際展覧中心(INTEX SHANGHAI)
テーマ:  新科学技術の進化は、生活者により美しくて健康的なライフスタイルをデザインする
驚きと感動!! 遊び心を伝えるデザインギフトがここに
共同主催:上海国際展覧中心有限公司
必●耐斯(上海)会展有限公司(●は木偏に及)

株式会社ビジネスガイド社
海外市場開拓部 ギフト・ショー in 上海事務局

http://www.giftshow.co.jp/shanghai/sigs/exhibit2015/outline.htm

ドン小西が革の魅力語る~12月4・5日、東京レザーフェア開催

 

協同組合資材連は12月4日と5日の2日間、都立産業貿易センター浜松町館で「第91回東京レザーフェアを開催する。

同展は、新たなマテリアルの提案、トレンド情報の発信をするトレードショーとしてクリエイターに刺激を与え、創作意欲の向上、皮革の需要の拡大および業界の発展につながることを目的としており、日本最大級のマテリアル展示会として年2回開催している。皮革業界にとどまらず、小売店や一般消費者へも皮革の魅力をアピールする場となっている。


今回は“極めのいち素材”をテーマに25社がそれぞれこだわりのアイテムを出展する。また、オープニングセレモニーではファッション業界の重鎮、ドン小西氏のトークショーが実施される。革製品を取り入れたスタイリングのアドバイスや、独自の視点で捉える日本の皮革の特長などを語る。トークショーの後には「BEAMS」と「URBAN RESERCH」が日本の革を使用してつくりあげたアイテムを中心にファッションショーも開催する。

そのほか、本場イタリアからゲストを迎える15年秋冬のトレンドセミナーや皮革産業界の伝統技術の紹介など、革に関するさまざまなイベントが企画されている。

【連載】営業活動を成功させ、安定的な売上を創出           ==第6回==  リードナーチャリング(見込客育成)

【好評連載】営業活動を成功させ、安定的な売上を創出

~約500社の営業コンサルティング実績から成功法則を伝授~
(株)スリーシーズ 代表取締役 畑中康彦氏

◆第6回 リードナーチャリング(見込客育成)

株式会社スリーシーズ 代表取締役の畑中康彦です。
第6回目のコラムは、「リードナーチャリング(見込客育成)」についてです。

「リード=商談でも、リード=受注でもありません。リードは、興味があることが顕在化しただけですので、リードをあたためて商談化させ、受注に繋げる動きがこの後に必要になってくるのです」という形で、前回のコラムを締めました。

「リードを暖めて」の部分が、リードナーチャリングになります。リードに対して、売り手がやるべきことは、定期的に適切な情報提供を続け、受注までの階段を上りやすくするための後押しをします。そして、いざ階段を上ろうと行動を開始した瞬間に手を差し伸べて頂上に引き上げる(=受注)ことです。

リードナーチャリングという施策をどのように成功させるか、弊社のコンサルティング成功事例を元にお伝えします。

某IT系の企業には、毎月500件近くの無料トライアルの申し込みが来ていました。しかし営業が5名しかいないため、すべてのフォローアップができずに、毎月契約となる50社以外、残り450社は未コンタクトとなっていました。

【STEP1:体制作り】
マーケティング=商談を獲得するチーム、営業=商談から受注を獲得するチームに分けて、リードナーチャリングの機能をマーケティングに含めました。そして、無料トライアル後、未コンタクトとなっている領域をフォローする担当を配置しました。

【STEP2:見込客の属性分け】
無料トライアルを申し込む際のアンケートにさまざまな工夫を凝らし、見込客を全部で8パターンの属性に分けることにしました。

【STEP3:属性に応じた仮説立てとコンテンツ作り】
属性ごとに、どのようなことで困っているのか?どんな情報を届ければ、見込客のアンテナに反応するかを考え、小冊子やWEBページなどコンテンツを多数用意しました。

【STEP4:定期的な情報発信】
多数用意したコンテンツ、書き溜めたコラムを月に2回のペースで属性ごとに、最適なコンテンツをメールにて配信するようにしました。

【STEP5:見込客をスコアリングし、適切なタイミングでアプローチ】
メール閲覧の状況やWEBサイト閲覧の状況をスコアで管理し、スコアが高まった見込客に対して、メールや電話にてアプローチし、アポイントを獲得するようにしました。

このようなSTEPを経て、無料トライアル終了後の未コンタクトリストから毎月70件程度の再商談を発生させることに成功したのです。

このように、リードナーチャリングの仕組みを構築することで、
獲得したリードから長期的な視点で受注を獲得できるようになります。

<アーカイブス>
==第1回==  問題を特定し、一つずつ改善を
==第2回==  営業を仕組化する
==第3回==  営業の仕組化:成功事例から学ぶ
==第4回==  営業戦略:ターゲットの考え方
==第5回==  リード(顕在客)獲得

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プロフィール

畑中 康彦 (株)スリーシーズ代表取締役/ 顧客開拓研究家

慶応義塾大学法学部卒。
1999年リードエグジビションジャパン株式会社入社。IT系の国際見本市のプロデューサーとして、企画営業・来場者動員に従事。
2003年に営業コンサルティング分野で唯一の上場会社である、株式会社セレブリックスに入社。コンサルティング事業本部統括マネージャーとして、100社を超える顧客開拓プロジェクトを指揮。顧客3倍増など数々のプロジェクトで成功を収める。
2010年、営業ツール制作を軸とした「営業の仕組化」支援を行なう(株)スリーシーズを設立し、代表取締役に就任。
「営業の仕組化/標準化」「営業力の強化」「リードの育成」などのテーマで日々、クライアント企業に対して具体的な営業支援を提供している。

株式会社スリーシーズ http://www.salestool.jp/

開催テーマは“ウェルネス社会”、“グリーンコミュニティ”、“スマートファクトリー”~新価値創造展

新たに出会うビジネスパートナーと共に新しい価値を生み出し、ビジネスを成功に導くための展示会「新価値創造展2014(第10回中小企業総合展東京)」が11月19日から21日までの3日間、東京ビッグサイト(東2・3ホール)で開催される。主催は、(独)中小企業基盤整備機構。

「新価値創造展2014」は、「中小企業総合展 東京」の進化版として中小機構が今年名称を新たに展開するもの。開催テーマとして、“WELLNESSウェルネス社会”、“GREENグリーンコミュニティ”、“SMARTスマートファクトリー”の3つを掲げており、それぞれ“WELLNESSウェルネス社会”では、健康長寿社会×ITでビジネスを創るをキーワードに、医療・介護・健康・IT関連企業を、“GREENグリーンコミュニティ”では、地域コミュニティの再生に貢献するビジネスを創るをキーワードに住宅・福祉・環境・エネルギー関連企業を、そして“SMARTスマートファクトリー”では、ひとの感性・技能を活かした技術ネットワーキングを進めるをキーワードに部品・素材・加工・機械・機器・IT関連企業を集め、展示会スタイルで構成される。

テーマごとに特別展示ゾーンを開設して技術が体感できるワークショップ、新価値創造のためのチャレンジセミナーなどを実施するほか、特別イベントスペースでは「ワンポイントH!NTコーナー」を開設。ここでは、松竹芸能が取り組む“異業種交流”「UR都市機構 × 松竹芸能」によるスマートウェルネス住宅の実現に向けた健康増進プログラムの実証実験(20日11時~事前予約制)など、連日多彩な発表が用意されている。

入場は無料(登録制)。来場者事前登録も受け付けている(http://shinkachi.smrj.go.jp/registration.html)。

新価値創造展2014(第10回中小企業総合展東京)

会期:2014年11月19日(水)~21日(金)
開催時間:10:00~18:00(最終日は17:00)
会場:東京ビッグサイト 東2・3ホール
主催:(独)中小企業基盤整備機構
http://shinkachi.smrj.go.jp/

◆「ウェルネス社会」 ~さらに3つのステージに細分化し、体験デモなどを実施~
展示ゾーンを人の健康に纏わる「予防・未病」「治療」「介護・リハビリ」の3つのステージ毎に細分化して健康長寿社会を見据えたソリューション展開を図りながら、実用化間近のシステムや機器の体験デモを行なう。

◆「グリーンコミュニティ」 ~アイデア具現化ソンを実施~
「地域コミュニティの再生に貢献するビジネス」をテーマに、学生が会場内で出展者・来場者へのニーズ聞き取りを行ない、それにより発展させたアイデアに出展の技術をおりこみながら、製品の具体像を描いくという試みを実施。3日目の最終日に学生メンバーによる具現化・プレゼンテーションを実施する(名古屋大学共感工学ラボ)。

◆「スマートファクトリー」 ~技術ネットワーキング推進実例を紹介~
超精密・超高速インサート成形技術とIT化(明王化成)や巧の技と最新工業技術との融合(ミロク)など、高度な専門技術の実例を紹介。

デザイナーが自ら語るブース装飾のポイント ~展示会とMICE Vol.14 発刊

最新刊のご案内
「展示会とMICE Vol.14 ~ブースデザインセレクション」

見本市関連の専門出版社㈱ピーオーピー(東京都千代田区/代表取締役社長:坂本映二)は、季刊誌「展示会とMICE Vol.14~ブースデザインセレクション」を11月25日に発売する。

「展示会とMICE」誌は、新たなビジネスを開拓する「展示会」と社内会議、企業イベント、学会、大会、研修、報奨旅行などの企業を活性化させる 「MICE(ビジネスイベント)」という、密接に結びついた2分野の専門誌。人・モノが集まる“Face to Face”の場をさまざま視点で研究し、集客交流のノウハウや最新情報を盛り込み、優れた先端事例、新たなコミュニケーション手法などの情報を掲載してい る。

今回の特集は「Booth Design Selection」と題してデザインや機能性、演出手法など、緻密な計算と個性的なアイデアで見る者を引きつける出展ブース14事例を紹介。デザイナーが自ら 語る、デザインコンセプトや細部にわたる工夫に、出展計画や空間演出のヒントが満載。

巻頭は沖縄MICEコンテンツトレードショーのようすを紹介。精力的に誘致・プロモーションを展開する沖縄MICE産業の熱気をお伝する。

新企画の「僕たちのMICE」はさまざまな業界でのMICEの取組みをレポートする。今回は旅行会社編その1として、JTBグローバルマーケティングトラベル、日本旅行、トップツアー、エイチ・アイ・エスのMICE担当部署を訪問。

新連載の「Emotional Valueのススム」では、ITを活用した地域創生に取り組む自治体アドバイザーの吉井靖氏が、イベントの世界に欠かせない感情的価値を増幅させるスパイラルマーケティングを解説する。

「ぱんだ部長とぱん子がゆく 世界の展示会動向」、「Asia Super Team ~台湾で初の多国籍イベントマーケティングキャンペーン」、国際MICEジャーナリストのロブ・コッター氏の好評連載「Eventbiz Periscope」では、英国のMICE事情をレポートするなど、海外情報も充実している。

強力連載陣も絶好調。「コンサルがこっそり教える営業成功の法則」はSansan(株)の成功事例を紹介。「実演販売のプロに学べ」は陣寄せについて、「カジノとIRとMICEと日本」ではカジノ法案が難航した裏事情を明らかにする。

そのほか、注目の展示会について各業界の専門誌記者が紹介する「展示会と MICE Highlight」、「展示会の総合分析」、「展示会と MICE 開催スケジュール」、「MICEビジネスのいまとこれから」、「イベント女子部」などの連続企画など注目記事を集めてお届けしています。もちろん12月に 開催される国際ミーティングエキスポの最新情報も掲載している。

体裁はA4判、本文64ページ。定価は2,000円(税別)で全国有力書店で販売 (発売開始は2014年11月25日)。また、小社からの発送サービスも行なっている(送料別途)。 お申込みはウェブサイト(http://www.eventbiz.net/?p=21018)から。問合せは(株)ピーオーピー 出版企画室(TEL: 03-5687-6841、FAX: 03-5687-6845)まで。

五輪に向けイベント持続可能性のセミナー開く ~ 損保ジャパン日本興亜

11月14日、損保ジャパン日本興亜が本社ビル会議室で、「オリンピック・パラリンピックのビジネスチャンスとサプライチェーンマネージメント(国際規格:ISO20121)の実践」をテーマに企業リスクマネジメントセミナーを開催した。

セミナではみずほ総合研究所調査本部経済調査部長の矢野和彦氏が「東京オリンピック・パラリンピックの経済効果とビジネスチャンス」と題して講演した。矢野氏は五輪開催前、会期中、開催後の直接効果による新規需要を、施設整備費4554億円、大会運営費2050億円、観戦客消費2074億円、その他家計消費1212億円とし、経済波及効果は生産誘発額2.5兆円、所得誘発額0.6兆円、雇用誘発20.9万人という試算を明らかにした。直接効果より付随効果がはるかに大きいとし、インフラなどの投資増大効果12兆円規模、経済効果は2~30兆円規模に達する可能性を示唆した。

また、これまでの開催国の例から訪日外国人旅行者数増加に五輪による押し上げ効果が加わるとし、幅広い業種へ消費支出増加の効果が予測されること、とくにMICEやIR産業の可能性について言及した。

続いてBSIグループジャパン営業本部営業戦略推進担当東日本エリア営業部部長の鎌苅隆志氏が登壇。「ロンドンオリンピックにおけるISO20121実践事例や国内外組織の認証事例」について語った。

東京五輪に向けて企業競争力を高めるツールであり、五輪のキーワードであるレガシーが意味する“次世代に伝える”ための認証であることなどを説明。さらにシンガポールのマリーナベイサンズやベネチアン・マカオなどが率先して取得していることから、世界で同認証が注目されていることを示した。

 

 

日本コンベンションサービス事業開発部広報戦略担当の星野昌也氏はISO20121認証取得の経緯と効果について自社の実例を紹介した。星野氏によると、ロンドン五輪やCOP15など国際的に活用されている規格であること、イベントにおける環境・社会・経済面の課題をカバーしていること、サプライチェーンマネジメントにも提供がおよぶことの3点に注目して、同社はISO20121取得を決めた。認証取得までの体制は管理責任者1人、事務局3人、CSR/環境推進委員6人が中心となって取組み、6か月の期間を費やし取得した。多数のイベントを担当する社員が取り組みやすいように、シンプルな文書体系をつくること、多様なイベントを運営するなかで、課題を特定評価することに苦労したという。

認証取得後の効果として、広報戦略を担当する自身の視点から、国内外のコンベンション専門誌や環境専門誌で大きく取り上げられた広報面の効果や、運営するイベントの評価向上、サステナビリティに対する取組み強化をあげたほか、五輪開催を踏まえて、サステナビリティによる差別化とブランド戦略がビジネスチャンスにつながっていくという見通しを語った。

そのほか、SGSジャパンの認証サービス事業部セールス部サステナビリティ担当の一蝶茂人氏、世界トライアスロンシリーズ横浜大会組織委員会事務局長の金子忠彦氏、損保ジャパン日本興亜リスクマネジメントのリスクコンサルティング事業本部ERM部主任コンサルタントの西出三輝氏が講演を行なった。