東京インターナショナル・ギフトショー 初日レポート【展示会ダイジェスト】
今日からビジネスガイド社主催の「第84回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2017」「第22回グルメ&ダイニングスタイルショー秋2017」「第56回東京インターナショナルプレミアム・インセンティブショー秋2017」「第2回プレミアムビューティー・ヘルスショー2017」の4展が東京ビッグサイトで幕を開けた。

この展示会は“「愛情」「友情」「恋愛」人と人との心を優しくつなぐこころのGIFTとは“をテーマに掲げ、デザイン性の高い雑貨やアパレル、インテリアからキャラクターや文具までさまざまな製品・情報が一堂に会する。
開会式で主催者であるビジネスガイド社の芳賀信享社長は「国内だけでなく26の国と地域から出展があり、秋のショーとしては過去最大規模となっている。また、今回のテーマと合せて開催する“心をつなぐGIFT展”のほかにも、見所が満載となっている。ぜひ見ていただきたい」と挨拶した。
■東京インターナショナル・ギフトショー内 注目のエリア・ブース

「NIPPON QUALITY」
高級感のあるブースが来場者の足を止める。厳選された国産素材で作られたアイテムが集まっていた。洗練されたデザインはもちろんのこと、マッチと一緒になったお香や水だけで磨ける歯ブラシなど機能性にも優れている。
「有田焼問屋横丁」
東4ホールで和風のブースが際立つ。テクノロジーや開発された技術を生かし、有田焼の可能性を探る。印刷の絵付けや素材との組み合わせにより、有田焼の新たな魅力が引き出されていた。

「グルメ&ダイニングスタイルショー」
新しい食材こだわりの食材、キッチングッズのほかに、売り場・新メニューの提案など、今までにはないダイニングスタイルをもたらす展示がズラリ。食と生活雑貨の深い関わりを改めて感じることができる。
以上のほかにもキャラクターライセンスや販促ツールなど、ギフトの新しい情報またはソリューションがビッグサイト全館に溢れている。
ギフト、雑貨、インテリア。この辺りに情報収集、問題解決の必要があるならば、ぜひ金曜日までにこのギフト・ショーに訪れて欲しい。解決策かヒントを、会場のどこかで見つけることができるだろう。
クリスマスおもちゃ見本市2017 初日レポート~タカラトミー~【展示会レポート】
今回の出展のポイントは3つ。トミカやプラレール、リカちゃんなど“定番”商品の進化、ベイブレードやスナックワールド、パズドラなどキャラクター商品の強化。また、先端玩具として人工知能搭載ロボットCOZMO(コズモ)なども注目を集めた。同社で広報を担当する岡政樹氏は「幅広く各年代に向けアプローチしています」と話す。

また、ブース内で最も大きな注目を集めたのが子会社であるタカラトミーアーツが10月26日に発売する『究極のTKG』(たまごかけごはん)だ。会期前からツイッターなどSNSにおいて大きな反響を呼んだこの商品をひと目見ようと押しかけた来場者は数多く、展示前には常に人だかりができていた。「たまごかけごはんは日本特有のもので、2020年の東京五輪に向け日本食をPRしていきたいという思いから誕生した商品です」と語ってくれたのは、広報の有賀美紗代氏。

卵をセットしボタンを押すと、簡単な操作で殻が割れて黄身と白身が分離、白身をふわふわのメレンゲ状にして食べることができる。所要時間は長くて3分ほどなので、朝の忙しい時間帯でも家族で美味しいたまごかけごはんを楽しむことができるとのこと。

10月1日からは日本初のブランド卵『ヨード卵・光』とのキャンペーンも決まっており、今後はさらに注目を集めることが予想される。
クリスマスおもちゃ見本市2017 初日レポート~カワダ~【展示会レポート】
“学び、遊び、楽しさ、癒し”を事業コンセプトとするカワダ。今回の出展にあたっては数多くの商品を展示し、行き交う人々の足を止めた。

同社が展開している世界最小級ブロック『ナノブロック』では、新たに全12種類のミニポケモンシリーズやドラえもんシリーズなどを提案。木製の組み立てミニ家具である『ナノルーム』ではにゃんルームセットを一押しするほか、ガラスで動物をかたどった『ナノフレンズ』や、紙でできた精密なクラフトモデル『ペーパーナノ』、アイロンビーズを使った『ナノビーズ』などさまざまな素材を活かしたナノシリーズを展開した。

また、家族で楽しめる『タイムクラッシュ』や『ぐらぐらゲーム』といった定番アイテムに、ペットを模したぬいぐるみが爆笑しながらコロコロ転がる『ロールペッツ』など、その豊富なラインナップは見ていて飽きることがなかった。

同社で宣伝を担当する館崎匡啓氏は「当社は細かい商品が多いので、いかに品切れを起こさないかが重要なポイントです」と年末年始商戦に向けた意気込みを語る。また、館崎氏は年末年始商戦について、2017年に玩具業界に大ヒット商品が少なかったことから“定番の年”となると予想する。
クリスマスおもちゃ見本市2017 初日レポート~イワヤ~【展示会レポート】
ブースを回っていると、何やら楽しげな歌が聞こえてきたので、思わず足を止める。視線の先で歌っていたのはイワヤが最重点アイテムに位置づける『チアフルくまちゃん』だ。

この商品は単に可愛いだけでなく、「子供が苦手な生活習慣を、くまちゃんに応援されながら身につけてほしいという願いが込められています」と同社営業課の古川英雄・玩具係長は言う。
特筆すべき点はくまちゃんの声をYoutubeで人気の東京ハイジが担当しているという点だ。東京ハイジは子供向けの歌を中心に数多くの動画を投稿しており、その総再生回数は1億3,000万回を超える。その東京ハイジによって、トイレトレーニングや歯磨きといった生活習慣の歌をくまちゃんが歌うことで、子どもは楽しく生活習慣を身につけることができるということだ。もちろん生活習慣の歌以外にも、手遊びの歌や動揺、ものまねなども収録されており、子供愛されること請負だ。

今年の年末商戦について「大手のキャラクターが厳しい状況にあって、定番の玩具が見直されてきています」と話す古川氏。同社ではくまちゃんを筆頭に、来年の干支である犬の玩具などにも力を入れていく方針だ。
クリスマスおもちゃ見本市2017 初日レポート~メガハウス~【展示会レポート】
バンダイナムコグループのメガハウスが最重点商品として提案するのが『レーザークロスシューディング』だ。大人の娯楽として定番のサバイバルゲームを子供でも安全、安心に楽しめるもので、特徴として弾の代わりに赤外線を使って胸につけたターゲットを狙う。


赤外線は10回まで撃つことが可能で、撃つたびにゲージが減少し点滅の周期が早くなる仕組みだ。同社メディア戦略部の木村真里江氏によると「赤外線は60m先まで届いて、窓や鏡に反射させることもできるため、使いこなすことができれば大人も顔負けな高度な戦術を確立できます」とのことだ。
本製品は10月にサバイバルゲームフィールドASOBIBAとのコラボも決定している。
また、ブース内ではゲームセンターのクレーンゲームを家庭でも楽しむことができる『キャンディキャッチャークレーン』や、同社のロングセラー商品である『3Dドリームアーツペン』の最新商品など、豊富なラインナップが展示されていた。


同社では今年、最新のゲーム機である『ニンテンドースイッチ』が発売したこともあり、年末年始商戦にはターゲット層が被らないよう“ゲームではできない、生の体験”を押し出していくとのことだ。
クリスマスおもちゃ見本市2017 初日レポート~SNSで話題『究極のTKG』など~【展示会レポート】
本日、東京都立産業貿易センター台東館で「クリスマスおもちゃ見本市2017」が開幕した。玩具業界では毎年6月に開催されている「東京おもちゃショー」(主催:日本玩具協会)と並ぶ2大展示会で、開幕式から大勢の業界関係者や報道機関が押し寄せ、大いに盛り上がりを見せた。その模様をレポートする。
開幕式

主催団体からは実行委員会の山縣常浩会長が挨拶。「本見本市の来場者は増加しており、出品者は50社を超えた」と語り、会期前に小売及び流通業者の方々の事前投票により実施した人気投票“プロが選んだクリスマスおもちゃ2017”には600人以上が回答したと明かした。
後援団体からは日本玩具協会の富山幹太郎会長が挨拶をして、「本見本市により、メーカー各社とバイヤーが良いイメージを共有し、業界を盛り上げてほしい」と期待を述べた。また、近年クリスマスの盛り上がりがハロウィンに押され気味なことを受け、米国や欧州、中国の玩具見本市などを参考にして年末年始商戦を盛り上げていきたいと展望を語った。

式の最後には“プロが選んだクリスマスおもちゃ2017”の結果発表も行われた。
見事1位に輝いたのは、男の子向け玩具部門『変身ベルトDXビルドドライバー』(バンダイ)、女の子向け玩具部門『ウーニーズ スタンダードセット』(タカラトミー)、知育・幼児玩具部門『アンパンマン くみたてDIY はしるぞっ!ねじねじアンパンマンごう』(セガトイズ)、ゲーム・パズル部門『地球まるごとすごろく』(メガハウス)、バラエティ部門『うまれて!ウーモ キララメガーデン(2種)』(タカラトミー)の5商品だった。なお、これらの商品を含んだ各メーカー期待の自薦商品全173点は「クリスマスハイライトコーナー」に展示された。
いよいよ開幕
開会式のテープカットが終わると、いよいよ見本市が開場だ。受付前には長蛇の列ができ、問屋、小売など業界関係者は今か今かと入場の時を待ちわびていた。

会場内にはクリスマスのBGMが流れ、サンタクロースの恰好をしたスタッフやクリスマスツリーの装飾などによって、ひと足早いクリスマスの雰囲気を感じることができた。

注目の出展
会期中は台東館の4~8階にメーカー50社、流通問屋8社が出展した。その中から特に面白いと思ったものを数点紹介する。
初日を終えて
初日の開催では、来場者からは「今年12月に公開される『スター・ウォーズ』の最新作や、先週から放送がはじまった『仮面ライダービルド』関連商品などを探しに来た。回ってみて面白かったのはタカラトミーのウーニーズ」、「毎年必ず来ていて、今回はまだ広く知られていないものを見つけたい」などの声があがっており、なかには「めちゃくちゃ商談した」というアグレッシブな来場者も見かけられた。
全国から優秀な和牛513頭が仙台市に集結 ~第11回全国和牛能力共進会
5年に一度、全国から優秀な和牛を集め行う品評会「全国和牛能力共進会」が、9月7日から11日まで、夢メッセみやぎで開催される。主催は全国和牛登録協会。11回目の開催となる今回は過去最多となる513頭(種牛の部:330頭、肉牛の部:183頭)の和牛が出品され、改良の成果などを競う。
会場は6つのエリア(和牛振興エリア、宮城県PRエリア、おもてなしエリア、震災復興エリア、道府県PRエリア、企業団体PRエリア)に分けられ、ステージイベントや試食コーナーなどを展開。入場無料で、来場者は39万人を見込む。
そのほか、詳細はWEBサイトまで(http://www.zenkyo-miyagi.com/)。
20回迎え新ゾーンを展開
~びわ湖環境ビジネスメッセ2017【展示会開催情報】

びわ湖環境ビジネスメッセ実行委員会は、10月18日から20日までの3日間「びわ湖環境ビジネスメッセ2017」を長浜バイオ大学ドームで開催する。同展には環境に関連する技術や製品、最新情報が一堂に集まる 。
今回は20回目の記念開催となっており、新たに〝スマート社会・IoTゾーン〞を設置する。主催者展示コーナーでは〝第4次産業革命と環境産業の未来〞をテーマに展開し、第4次産業革命により実現する、環境に優しくスマートな未来の暮らしを展示する。

また、国内出展企業・団体による24本のプレゼンテーションに加え、中国湖南省、独ポツダム商工会議所、海外水ビジネス企業などによるプレゼンテーションも行うほか、特設コーナーでは海外水ビジネス企業との商談会を実施する。
そのほか、詳細はWEBサイトまで。
☞(https://www.biwako-messe.com/)
※「見本市展示会通信」760号より抜粋(2017年8月15日発行)
ユニークベニューの利用促進に向けて視察会実施〈MICEニュース〉~東京都公園協会/東京観光財団
東京都公園協会と東京観光財団は今年度よりユニークベニューとして使用が可能となった浜離宮恩賜庭園の利用の促進に向けた視察会を8月9日に開催した。
MICE関連事業者22人が参加し、庭園内の視察の後には利用に向けての活発な質疑応答が交わされた。
視察会の冒頭、東京都公園協会の北原恒一・公園事業部長が「都立の文化財庭園9カ所のうち、浜離宮恩賜庭園と清澄庭園の2カ所がユニークベニューとして使用できるようになった。浜離宮恩賜庭園は約200年前に整備され、当時の江戸の文化や自然環境を今に伝える重要な財産となっている。実際に使用できる夕方から夜間にかけての庭園を視察していただき、ユニークベニューとしての活用について積極的に勉強していただければ大変ありがたい」と挨拶を述べた。