GLイベンツと日欧産業協力センター、愛知県の産業展示会開催に向け協力体制構築

フランス・リヨンに本社を置くイベント会社GL eventsグループ内で展示場運営を担当するGL events Venuesは、日欧産業協力センターとGLイベンツが2024年3月にAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催する総合産業展示会「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE(スマート・マニュファクチュアリング・サミット バイ グローバル・インダストリー)」(SMS)に向け、企業誘致や日欧企業のビジネスマッチングなどで協力していくことを確認し、12月7日に合意書に署名した。

合意書の主な内容は①日欧産業協力センターが2023年度デジタル産業クラスター支援の枠組みで招致する欧州の中堅・中小企業のパビリオン設置や、日本企業とのビジネスマッチングイベントを行う。②日欧産業協力センターがもつ日本でのネットワークを通じて、SMSおよびビジネスマッチングイベントのプロモーションを行い、日本企業の誘致を目指す。③SMSと同時期に日欧産業協力センターが行う、日本の製造現場の優れたノウハウを学習する「ワールドクラス・マニュファクチャリング」人材研修とのシナジーを生み出すこと。

日欧産業協力センターのマヌエル・フベーEU側専務理事は「合意書の締結により日本でのビジネスを希望する欧州の中小企業へのサービス・提案を拡大することを目指す。2024年3月に愛知県で開催されるスマート・マニュファクチャリング・サミットでは、多くの日欧の産業界関係者が参加し充実した議論と交流を行うことができるだろう」と話す。

GL events Venuesのクリストフ・シゼロンCEOもまた「今回の合意により欧州各国のイベントへの参加を促すと共に、日欧産業協力センターが実施する人材研修プログラムとの相乗効果で、イベントの内容をより充実したものにできると確信している」と語る。

SMSはGLイベンツが主催する欧州最大級の産業展示会「GLOBAL INDUSTRIE (グローバル・インダストリー)」の日本版。“Moving towards the future ~未来の移動~”をテーマに、製造業向けの最先端技術の展示のほか、スタートアップがアイデアや技術を競うコンペ、日仏ビジネスサミットなどのイベントを実施する。出展社数は250社を見込む。