2023年6月6日から9日、東京ビッグサイトの東展示棟で「FOOMA JAPAN 2023」が開催された。
主催は日本食品機械工業会。展示会のテーマは「Accelerate FOOMA」だった。
同展示会では、食品産業界の課題解決を加速させる食品製造に関わるソリューションが集結。食品機械の最先端テクノロジー、製品、サービスを通して「食の技術が拓く、ゆたかな未来」を提案することを目的としている。
今年の出展社数は過去最多の953社。昨年新設されたスタートアップゾーンは29社に拡充され、そのうち20社が新規出展だった。
また、参加者が交流できる食の広場として、江東区・東京諸島とのコラボレーションした「FOOMA東京バル」を会期中、展示会の閉場後夜8時まで開催した。
来場者は106,104人(海外から3,178人)だった。
<展示分野>
原料処理
食品製造・加工
菓子・パン
食肉・水産物
麺類
惣菜・調理食品
飲料・乳製品
農産物
豆腐
発酵・醸造
その他食品
エンジニアリング
ロボット・IT・IoT・フードテック
鮮度管理・品質保持
包装・充填
保管・搬送・移動
計測・分析・検査
衛生対策・管理
環境対策・省エネ・リサイクル
設備機器・技術・部品
コンサルタント・特許
情報サービス・団体
スタートアップゾーン
【主催者企画】学会
三菱ケミカルエンジニアリングは環境・品質・収益・働きやすさを追求したスマート工場など、生産設備の最新技術を提案した。
日立は、DX・GX戦略、操業管理、製造現場ごとの課題を解決する「トータルシームレスソリューション」でスマートな次世代ファクトリーを実現するための装置やシステムを展示していた。
椿本チエインは「食の循環をトメルナ!『動かす』技術で食品業界のミライをカタチに」をテーマに、食品機械業界の様々な課題を解決できるつばき商品を複数展示。
三菱重工グループは、食品工場・倉庫・物流の現場における既存インフラの脱炭素化に向けたソリューションを紹介した。
エースシステムは、過熱水蒸気を使用した連続蒸気炊飯システムを展示。
ライオンハイジーンはオゾンを利用した独自の野菜洗浄ソリューションに新たに加わった新製品、「野菜キレイSaOシステム」の実機を展示。工場内の加工ラインや加工機器の洗浄に使用する新発売の油汚れ用洗浄剤「リッチフォームGB」なども。
東芝ライテックは「UV(紫外線)とAIソリューションで食品製造現場を強力にサポート」を統一コンセプトに、「職場の衛生環境ソリューション」「生産プロセスの衛生環境改善ソリューション」「現場のデジタル化ソリューション」の3つの観点から課題解決に導くソリューションを提案。