実行委員会は5月8日から10日の3日間、「SusHiTechTokyo2025」東京ビッグサイトで開催した。
このイベントは「Sustainableな都市をHighTechnologyで実現する」といったコンセプトから名づけられた、アジア最大級のスタートアップ・カンファレンスイベントだ。
世界中から毎年スタートアップ、投資家、大企業、都市、学生など、多様なプレイヤーが集まり交流する。
未来の都市構想や、エネルギー、自動運転、スタートアップエコシステム、オープンイノベーションといったテーマをはじめとしたセッションを行ったほか、世界中から約600社のスタートアップがパビリオンやブースで出展した。
オープニングセッションで登壇した東京都・小池百合子知事はイベントについて「各企業が知識を共有し、協力することでイノベーションが起こり、新たな価値が創造される。このイベントは人々がよりグローバルな視点で未来を見つめ、行動していくために開催している」と述べ、東京都も実行委員会の主たるメンバーとして積極的に参加する姿勢を示した。
未来体験パビリオンでは、最先端技術の体験コンテンツで未来の都市像を発信。「機動警察パトレイバー」に登場するロボットが出展し、実際に動く約5mの大型ロボットによるショーや人数限定で搭乗体験を行った。
また伝統とテクノロジーが融合したモビリティ「ツナグルマ」を展示。全長約7m、全高約7mの未来の山車で、檜原村産の杉を活用したサステナブルな車体にEVアシストを導入している。
加えて持続可能な都市を高いテクノロジーで実現する国内外のスタートアップが、テクノロジーやアイデアを披露するグローバル・ピッチコンテスト「SusHiTechChallenge2025」では世界46の国・地域から、657社の応募があり、7社がファイナルに出場。
3DArchitech,Inc.がグランプリを受賞した。
また10日のパブリックデイでは、EVカート運転体験やものづくりのワークショップ、宇宙飛行士と登壇者によるリアルタイムでの交信をはじめとしたステージなど、より幅広い層が未来の都市を体感できるコンテンツを展開。
会期3日間で数約5万6000人が参加し、そのうちリアル参加者は約4万3000人となった。