【フォトレポート】「JASIS 2025」が幕張メッセで開幕 生成AIによる来場者サポートも

日本分析機器工業会(JAIMA)と日本科学機器協会(JSIA)が主催する科学・分析システム&ソリューション展「JASIS 2025」が9月3日、幕張メッセで始まった。

今回の展示規模は444社・団体1287小間で昨年の408社・団体1214小間を大幅に上回った。会期3日間で24,000人の来場を目標に掲げる。

今回、初の試みとして生成AIを活用した出展社・セミナーレコメンド機能を搭載。会場内に設置されている端末に自身の業務内容や興味のある分野、探しているサービスなどを入力することで、お勧めの出展ブースやセミナーを紹介してもらうことが可能。ビジネスマッチングの促進をはかる。

会場レイアウトの大幅見直しも行った。展示会場を外周するメイン通路JASIS Avenueの最奥部には、「LabDXコーナー」「ライフサイエンス」といった2分野に特化した主催者企画「JASISスクエア」を設置。ホール5と6の中央部には学協会や研究機関、スタートアップが来場者とコミュニケーションを図ることを目的としたJASIS Streetも設けた。

出展者による「新技術説明会」は「出展者セミナー」にリニューアル。出展者の新技術や製品紹介に加え、企業のビジネス戦略などを包括したより幅広い内容となった。

若手教育にも力を入れる。コンベンションホールと会議室で行われる新入社員や派遣社員、学生などをターゲットとしたJASIS Schoolでは、9月3日と4日の2日間にわたり「科学機器入門」や「不確かさ入門」など専門知識を高めるためのセミナーを実施する。JAIMAの足立正之会長(堀場製作所社長)は「JASIS=教育を定着させる」として、JASIS Schoolのブランド化を掲げる。