公益財団法人大阪観光局とJR東海は、大阪へのMICE誘致を促進するため、「JR東海と連携した大阪MICE開催誘致支援事業」の運用を2026年度から開始した。東海道新幹線の利用が見込まれるMICEの主催者に開催費用の一部を支援し、国際MICE都市としての大阪の魅力向上と地域経済の活性化を図る。
対象となるのは、会議や学会、大会、企業ミーティング、インセンティブ旅行、展示会、イベントなど。申請時点で開催地が正式に決まっておらず、大阪が候補地の一つで、競合都市がある案件を対象とする。
主な要件として、同伴者を除く総参加者数が500人以上であること、大阪で定期的に開催される事業ではないこと、政治・宗教活動を目的としないことなどを定めた。参加規模や開催内容を踏まえ、大阪観光局とJR東海が総合的に審査する。支援額は、開催内容や規模などに関するヒアリングを経て決定する。
支援の対象は、大阪府内でのMICE開催に直接関係する経費。ただし、新幹線料金の値引きや新幹線利用への補助には充てられない。
支援を希望する主催者は、開催地を決定する前に大阪観光局との事前協議が必要となる。大阪開催の決定後に交付申請を行い、審査を経て支援限度額の通知を受ける。MICE終了後は原則30日以内に実績報告書などを提出し、審査後に支援金額が確定する。
JR東海は、東海道新幹線の車両を1号車単位で貸し切り、移動中にセミナーや交流会などを開催できるサービスも提供している。車内装飾や音響設備、専属アテンダントなどのオプションを用意し、インセンティブ旅行をはじめとするMICEでの活用を見込む。
大阪観光局は、2025年大阪・関西万博のレガシーや、今後予定される統合型リゾートの開業を生かし、国内外からのMICE誘致を強化する。














