MICE認知度向上に向けシンポジウムを実施
~東京都/東京観光財団【MICEニュース】

東京都と東京観光財団はMICEの誘致に注力しており、幅広い人々にMICE開催の効果や誘致のための取組みを知ってもらうことを目的に、1月18日に東京ガーデンテラス紀尾井町で「東京都MICEシンポジウム2018」を開催した。MICE関連事業者をはじめ都内の一般、学生など268名が参加した。

田村明比古長官
田村明比古長官

基調講演では観光庁の田村明比古長官が「国のMICE競争力強化に向けた今後の取組」をテーマに、観光を取り巻く現状とMICEの意義・現状、政府の具体的施策について紹介。

「本格的な人口減少時代を迎えた日本は、一定の経済成長を維持するために交流人口を拡大することが重要であり、最も有効なのが観光である。近隣のアジア諸国をはじめとした世界各国で経済成長の結果、中産階級が育ってきており、海外旅行の需要も伸びている。こういった需要を取り込むことが政策として必要となってくる」と述べ、なかでもMICEは開催地域を中心に高い経済波及効果を生み出し、ビジネス機会の創出にもつながることなどから、官民連携して誘致に取り組んでいくとした。

 

※「見本市展示会通信」771号より抜粋(2018年2月1日発行)

購読案内 通常号