コンクール最優秀賞に学ぶデザインの広げ方

サイン&ディスプレイショウ2018で行われた第53回関東地区連広告美術コンクールの最高賞(国土交通大臣賞)を受賞した作品「東・京。散・歩。」を見てきました。

受賞したのは、(株)マエダの志賀正章氏。
今回は実際に志賀氏が勤めている川口市の営業本部・工場に伺い、コメントを頂いてきました。

屋外広告業の技能の錬磨、向上をめざして開催されている関東地区連広告美術コンクールの今回のテーマは、「TOKYO ー世界に誇れる東京ー」。毎年、公共的テーマが設定され150点近くの作品が出品されています。


着物姿の女性が差す傘には、江戸切り子、雷門、スカイツリーなど東京のさまざまな魅力が散りばめられています。

作品左下の文章には
「(中略)歴史を重ね様々な道のりを経て、 古きもの・新しきものが織りなす都市が形成され、経済・文化・技術に於いて世界から厚い「信望」を得るに至る。歩いてみよう、世界に誇れる東京を。感じて魅よう、その道のりを。」
とあり、

志賀氏は東京のさまざまな魅力を知ってもらいたいとの思いから、作品を作るに当たって昭和館(千代田区)や新宿歴史博物館(新宿区)などを訪問、実際に東京の街並みを歩いて作品の構想を練ったそうです。

「伝えたいこと、テーマを発展させるように考えることがデザインに繋がっていく」とお話し頂きました。