13展同時開催により超スマート社会の実現目指す JTBコミュニケーションデザイン

JTBコミュニケーションデザイン(JCD)は1月30日から2月1日までの3日間、東京ビッグサイトで世界最大級のナノテクノロジーの展示会「nano tech 2019:第18回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」をはじめとした13の展示会を開催する。


今回初開催となるのは3Dプリンティング&アディティブマニュファクチャリング(AM)技術の総合展「TCT Japan」と5Gとウエルネス社会にフォーカスしたフレキシブルデバイス技術展「JFlex」の2展だ。

TCT Japanは2015年よりJCDが開催した3Dプリンティング技術の専門展「3D Printing」をリブランドしたもので、世界最大級の3Dプリンティング/ AM技術に関する展示会・カンファレンスを主催するRapid News Publications(RNP)との共催の下、RNPが展開する同ブランドとして国内で初開催する。世界8カ国・地域から世界市場をリー印刷・コンバーティング機械ドするキープレーヤを含む96社・202小間で展開し、世界初の技術や国内初披露を含む最新の3Dプリンティング/AM技術・ソリューションを提案する。

JFlexは昨年まで開催していた「プリンタブルエレクトロニクス展」の発展形。“曲がる・伸びる・つながる”をコンセプトに、フレキシブルデバイスを実現する加工技術と材料を提案する。特別企画としてRDS所属の元チェアスキー選手で平昌パラリンピックにも出場した夏目堅司氏、国立障害者リハビリテーションセンター研究所の河島則天氏、帝人フロンティアセンシングの澤田泰輔氏の3者によるパネルディスカッションも実施する。

JCDトレードショー事業部取締役/事業部長の松井高広氏は1月8日から11日にかけて米ラスベガスで開催された「CES」を引き合いに出し「空を飛ぶ車や曲面ディスプレイなど新ビジネスモデルが展示されており、自動車や航空機メーカー、通信や配送事業者などが多岐にわたって出展していた。JCDの1月展でも同じことをしたいと考えている。ナノテクノロジーや3Dプリンティングなどまったく異なる展示会に見えるかもしれないが、異業種の交流を図ることで今までにないビジネスチャンスが創造される」として、13展すべてで日本政府が推し進める“超スマート社会(ソサエティ5.0)”の実現を目指す姿勢を明らかにした。