JVRAの“ネットワーク” 今までとこれからを語る

日本映像機材レンタル協会(JVRA)。所属する企業同士の関係は良きライバルであるが、お互いが困ったときには機材を貸したり借りたりする協力関係にもある。JVRAが生まれ、約40年。40年でイベントも、人と人の関わり方も大きく様変わりした。彼らは長い間培ってきた協会のネットワークを使って、今ではすっかりイベントで欠かせなくなった映像を支え続けている。JVRAのこれまでの会員同士の交流や、ネットワークを次のステップに進めるための方法について、JVRA・ホームページ委員会内に新たに発足した「SNS推進局」のメンバーに語ってもらった。

■トークメンバー
中村 早斗さん – ヒビノ
保田 奈緒さん – 光和
久原 静香さん – シネ・フォーカス
占部 吉直さん – 光響社
高橋 尚之さん – 教映社

 

■協会メンバー、いつもの仕事
―皆さんは普段、どんな仕事をしているんですか?

占部さん 名古屋が拠点の当社に勤め18年目です。この業界に入ったきっかけは、分野関係なくあらゆるものに接することができるから。色んなイベントというジャンルの「面白い」という強いイメージに惹かれ、今の会社に決めました。現在でもその頃のイメージとはあまり変わっていません。働く人や他の会社の仕事を見ても飽きない。常に新鮮なこと、刺激のある業界です。

保田さん 普段は営業を担当しています。5年ほどテクニカルセンターという技術のポジションにいました。退社を考えて上司に相談した結果、当時の社長に営業をやってみないかと声をかけてもらい、挑戦してみることに。そこからおよそ20年が経過し、今に至ります。入りたての頃は学会関係を担当していましたが、今はセミナーや展示会など幅広く手掛けます。今日はスーツを着て、次の日はドカジャンを着るような、ころころ雰囲気が変わる仕事です。

久原さん 元々は外国語科の出身でしたが、就活時のテーマが「新世界」で、知らない業界に入ろうと決めていました。最新の機材を使った映像演出は、全く知らない世界だったので、現在の会社に新卒で入社しました。今の仕事は機材レンタルの電話対応です。直属の先輩が展示会を担当しているため、一緒に現場へついて行くこともあり、毎日楽しく仕事をしています。

中村さん 業務部の機材センター課に属し、日々のメイン業務は機材のシフト調整です。社内の機材だけでは足りない状況になったら、同業他社から機材借用の手配をしています。技術というよりは管理のカラーが強いチームなので、機材が故障した際のメーカーへの修理依頼やメンテナンスなどの業務を行っています。

中村 早斗さん (ヒビノ)