【特集】「CEATEC 2024」企業の最新出展情報まとめ

国内最大級のデジタルイノベーションの展示会「CEATEC 2024」(主催:電子情報技術産業協会=JEITA)が、10月15日(火)から18日(金)までの4日間、千葉・幕張メッセで開催される。そこで本特集では、企業の出展情報をまとめた。(最終更新:2024年9月18日)

 

アンリツ(ブース番号:6H150)

『未来をつくる人を支える アンリツの「はかる」技術』をテーマに出展。
ドローンの社会実装やIOWN実現を支える「通信計測ソリューション」、通信協調型 交通弱者(VRU)「保護システム」、「光センシング技術」、錠剤・カプセル医薬品への金属混入を検査する「金属検出機」、白内障・眼底疾患などの「眼科診断機器組み込み用センシング光源」、開発・生産現場の設備や施設内の状況を映像・文字・数値等で「見える化するソリューション」などを展示する。

 

SBギフト(ブース番号:3H091)

デジタル田園都市構想特設パビリオンに出展し、「自治体向けモバイルクーポンシステム」を展示する。
自治体独自のクーポンを作成、管理、認証できる機能を提供し、運営者や店舗、利用者に負担をかけずに、地域活性化を促進するための様々な施策に活用できるサービス。東京都と浴場組合の施策「東京1010クーポン」などの地域活性化施策で導入実績がある。デモンストレーションや導入事例の紹介、地域にあわせた提案のほか、デジタル田園都市国家構想特設パビリオンのステージではシステムをさらに掘り下げたトークセッションを行う。

 

コーンズテクノロジー(ブース番号:5H183)

未来のインタラクションを形作る最新技術を用いた製品を展示する。
ユーザーの心の動きを可視化する「BlueSkeye AI 感情認識AI技術」、ウェアラブルデバイス不要で没入感あふれる映像体験を提供する裸眼3Dディスプレイ「LumePad2」、あらゆるものを素手で操作できるLeap Motionの最新版ハンドトラッキングセンサ「Ultraleap/Leap Motion Controller2」、音声認識AIを搭載したネットワーク不要のエッジコンピューティング「Femtosense」、Bluetooth・Wi-Fiを見える化し、無線通信品質を向上するプロトコルアナライザ「Teledyne LeCroy X500e」などを紹介予定。

 

ザクティ(ブース番号:8H463)

遠隔支援DXソリューション「Xacti LIVE」を活用した円滑で快適な遠隔支援を、実機にて紹介する。リモート制御やAIモザイクなどの便利な機能が続々追加されるアプリケーションサービスも試すことが可能。また、ブースではマルチデバイスからの映像やデータを活用することで利便性を向上し、多くの業界でお使いいただけるようになった映像DXプラットフォームXBPの機能を動画や実演で紹介。

 

ダイナミックマッププラットフォーム(ブース番号:3H091)

デジタル田園都市国家構想特設パビリオンに出展し、「産業DXのためのデジタルインフラ整備事業/デジタルライフラインの先行実装に資する基盤に関する研究開発」における「自動運転支援道」事業の取り組みについて紹介を行う。
NEDO採択の事業で、同社、BIPROGY、NEXT Logistics Japan、ヤマト運輸の4社によるコンソーシアムが物流分野における自動運転を支援するデータ連携システムを開発。システムは気象情報や交通情報といった自動運転において有用な情報を統合して提供するもので、複数の情報提供者がバラバラに持つ情報を一括してデータ連携するためのデジタル基盤となる。物流分野のみならず、多様なモビリティ・エリアにて広く活用されうるものを目指す。
2024年度中にはレベル4自動運転トラックによる新東名高速道路(駿河湾沼津-浜松SA間)走行の実現に向けた実証実験の実施も予定。

 

三菱電機(ブース番号:5H103)

「誰も想像しなかった“巡り合い”から世界を変える」を出展テーマに3つのエリアを設置する。
Serendie Cityでは家電から宇宙まで、さまざまな製品やサービスから集めた多様なデータを掛け合わせて創り出される未来のソリューションを紹介。カーボンニュートラルへの貢献では現実世界を時空間データでバーチャルに再現するデジタル技術「GeoCLOVERTM(ジオクローバー)」や、循環型スマートビル運用管理ソリューション、熱関連トータルソリューションの展示・体験を行う。人手不足問題解決への貢献では行動分析AI、生産現場向け対話ソリューション、リゾート施設向け狭域自動運転サービスについて紹介する。
また、コンポーネント技術の進化への取り組みとして、高速・高精度なFA機器(コンポーネント)と制御技術を組み合わせたロボット「TOKUFASTbot(トクファストボット)が、6面のパズルキューブの色を高速で揃える完全自動制御技術も披露する。

 

ミライト・ワン グループ(ブース番号:8H406)

3つの未来に関するテーマで、25の製品とソリューションを展示する。
みらいの街づくりDX・GX:DX Wi-Fi、太陽光設備 ケーブル盗難防止ソリューション、ロボットDXソリューション、ZEB・スマートビルソリューション、混雑監視ソリューション(WaitTime)、屋内外位置情報ソリューション、3Dプロジェクタによる都市モデルの体験、Radio On Light(光無線通信)、水素エネルギー(燃料電池)設置と運用の取組み、ZEB建築と運用の取組み
みらいの防災対策 自然エネルギー活用DX・GX:太陽光発電所リパワリングソリューション、3D計測ソリューション「mapry測量」、自動離発着DroneDockの未来、オフグリッド電源ポール、IoTプラットフォームサービス 「IPLIS」、Bois/防災情報提供サービス、再エネ+コンテナDCソリューション
みらいの働き方DX:イベントDX:設営計画サービス、電子棚札ソリューション、既存ゴルフ場芝刈機無人化システムHerbF(開発中)、みらいコネクト、コンレポシリーズ/コンレポforEducation、現場へGO!、UPWARD、次世代型電子ペーパーサイネージ「Infinity Display」

 

ユカイ工学(ブース番号:8H460)

シニアでも簡単に家族との音声メッセージのやりとりができるコミュニケーションロボット「BOCCO emo」を出展する。
音声メッセージの送受信やリマインド機能、天気情報の配信、ハンズフリー対話、人が近くにいるかのセンシングなどが可能。2024年9月5日より、ヘルスケア機器を無線接続し、血圧や体重などの測定を促し、結果を簡単に記録できる新機能の提供を開始した。LTE通信機能を搭載した「BOCCO emo LTEレンタルモデル」を利用することで、インターネット環境のない家庭でも測定結果を自動で記録することができる。
ブースではこの新機能について、実機デモを展示。また、新規事業のモノ作り支援事例やロボットキットを活用した企業向けワークショップなども紹介する。

 

Umee Technologies(ブース番号:8H478)

新人からトップセールスを輩出するコネクテッドセールス・プラットフォーム「Front Agent」を出展。
ブースではDX推進、営業、人事などさまざまな活用シーンで活用されているユースケースを元に、実際にFront Agentを活用した会話をデータで可視化するデモを実施。オンライン・オフラインを問わずAIアシスタントによる商談管理や顧客ニーズを可視化する国際特許技術等、残業時間30%削減・教育期間50%削減した実例を中心に紹介する。

 

ヨコオ(ブース番号:5H113)

10月からサンプル出荷を開始する「高速伝送40Gbps防水コネクター」を出展する。
同社が開発した直径Φ0.35mmのスプリングコネクター(SPC)を使用。細径のSPCによる信号減衰の低減と金属ハウジングによるノイズ抑制で、USB4の厳格な規格を満たしている。ポッティングによりIPX7相当の高い防水性能はそのままに、SPC径が細いため、少ないスペースに多くレイアウトできるようになり、コネクターサイズの小型化に貢献。SPCが持つ簡易着脱に対する利点を維持しながら、これまで以上の省スペースを実現する。

高速伝送40Gbps防水コネクター

 

リアルグローブ(ブース番号:3H086)

国土交通省 都市局ブース内(共同パビリオン出展)で、「SBIR事業 3D 都市モデル自動作成・自動更新システムの開発及び実証について」の紹介を行う。
同社では国交省が導入を進める都市デジタルツインデータ「3D 都市モデル」(PLATEAU) の自動作成システムのプロダクト化を実現することで、デジタルツイン技術の社会実装を推進。これまで手作業で実施してきた3D都市モデルの整備・更新を、AI 等を活用して自動化する技術開発・サービス提供を目指しており、今後需要が高まると想定される都市デジタルツインの整備エリアの拡大、更新頻度の向上、コストの低廉化に貢献する。

 

LegalOn Technologies(ブース番号:3H006)

AI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」を出展し、デモを披露する。
LegalOn Cloudはこれまでのリーガルテックとは異なる、企業法務のための新しいAIテクノロジープラットフォーム。マターマネジメント体制、コントラクトマネジメント体制、契約審査体制、Contract Lifecycle Management(CLM)体制、法令調査体制、法律事務所作成の法律文書の書式の利用体制などを同一プラットフォーム上で自在に構築することが可能。欲しい情報を欲しい時にAIがレコメンドする、これまでにない次世代のナレッジマネジメントを実現する。