拡大するインターネット利活用分野の可能性を探る Interop Tokyo

「Interop」はインターネットの先駆けだったアメリカで誕生し、1994年に日本で初開催となった。開催当時は商談のためのイベントというよりも、学術研究や実証実験といったアカデミックのカラーが強く、日本のインターネットの商用化とともに歩んできたイベントである。

近年はスマートフォンが広く普及。インターネットはパソコンで接続する形態が変化し、端末が限定されなくなってきている。さらにIoTの爆発的な広がりもあり、インターネットに繋がることが想定されていなかったものもインターネットに接続される時代に突入した。
同展では今回〝インターネット文明開化〞をテーマに掲げ、ユーザーがインターネットの進化にどのように備えるか、またインターネットが今後どうあるべきかを提案する。

昨年開催の様子

同時開催展は、「Connected Media Tokyo 2019」「デジタルサイネージ ジャパン2019」「ロケーション ビジネス ジャパン2019」「APPS JAPAN(アプリジャパン) 2019」。
放送業界の通信を使ったサービスや、デジタルサイネージ、空間位置情報、アプリなど、インターネット技術を使った応用分野全体をひとつの会場で見ることができる。

運営会社であるナノオプト・メディアの成岡将行氏は「インターネットはすでに社会インフラの一部だと言え、その活用領域は広がり続けている。新しいビジネスにチャレンジする際、IT活用は切っても切れない関係にある。そのため、従来の主要な来場者であるIT業界の方や、企業の情報システム部門の方だけでなく、経営者や情報システムに関係ないセクションの方にもぜひ来場して欲しい」と話す。

■展示会情報
「Interop Tokyo」
会期:6月12日(水)~ 6月14日(金)
会場:幕張メッセ
公式HP:https://www.interop.jp/

 

見本市展示会通信」802号より(2019年5月15日発行)購読案内 通常号