経産省、独コンシューマーエレクトロニクス展「IFA」に出展

経済産業省は日本貿易振興機構(ジェトロ)と連携し、2019年9月6日から11日にドイツ・ベルリンで開催される世界有数のコンシューマーエレクトロニクス展「IFA」において、世界各国のスタートアップや最先端のIT企業等が集う特設エリア「IFA NEXT」に「ジャパン・パビリオン」を出展する。

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「IFA」は1924年から開催されている歴史のある展示会であり、本年、IFA史上初めてのパートナー国制度を「IFA NEXT」に設け、日本はパートナー国となった。今回、「IFA NEXT」初のパートナー国である日本から世界に向けて、日本のイノベーションを発信することにより、J-Startup企業を始めとする日本企業の海外展開を支援する。

経済産業省は2019年4月27日にスペイン王国・アンダルシア州にて開催された「IFA Global Press Conference(GPC)」において、日本が「IFA NEXT」の初めてのパートナーとなることを発表。

「IFA NEXT」は、「IFA」の中でも、世界各国のスタートアップや研究開発機関、最先端のIT企業等が集うイノベーションに特化した特設エリアであり、「ジャパン・パビリオン」にはJ-Startup企業を始めとする20社が出展する。

「ジャパン・パビリオン」の出展を通じて、今後、デジタル経済が進展していく中で高齢者を含む誰もがデジタルの恩恵を受けることが可能となるような新しいユーザーインターフェースの在り方を提案するとともに、日本のイノベーションを世界に向けて発信することにより、出展企業の海外市場の獲得やビジネス化につなげていく。

 

出展企業名、展示概要(五十音順)

ispace(J-Startup):史上初民間主導による月面探査ミッションを行う月面探査ローバー
Idein(J-Startup):実世界の情報をソフトウェアで扱えるようにするエッジコンピューティングプラットフォームサービス「Actcast」
INDETAIL:ブロックチェーンとIoT技術を用いた電気自動車充電スタンド、エアロネクスト:産業用ドローンの機体の安定性、燃費、機動性を向上する独自の重心制御技術搭載「フライングロボット」
XPAND:空間リンク用の新しいバーコード「XPANDコード」
Empath(J-Startup):音声から感情を解析する人工知能「Empath」
QDレーザ:誰もが見やすい網膜走査型レーザアイウェア「RETISSA® Display」
SkyDrive:日本発、世界最小の空飛ぶクルマ「SkyDrive」のスケールモデル
Shiftall:アプリと専用冷蔵庫で残数と消費ペースを自動判断するビール補充サービス「DrinkShift」等
Xenoma:衣類型ウェアラブル「e-skin」を使った、モーションキャプチャーシステムとスポーツフォーム解析
ダイナミックマップ基盤:日本と北米におけるcm級HDマップデータの提供(自動走行システム、先進運転システム向けHDマップ)
凸版印刷:5GとVR技術を用いて日本の伝統的な文化を体験できる臨場感空間
トリプル・ダブリュー・ジャパン(J-Startup):排尿のタイミングをお知らせするウェアラブルデバイス「DFree」
NeU:NIRS技術で脳血流量の変化を通して脳活動を測定する、世界最小・最軽量の脳活動測定装置「ExBrain XB-01」
ピクシーダストテクノロジーズ(J-Startup):超音波を制御することで特定の人に音を届ける指向性スピーカー「Holographic Whisper」、その他
mui Lab:木製スマートホームデバイス「mui-柱の記憶」
ユカイ工学(J-Startup):しっぽふりふりセラピーロボットの「Qoobo」やコミュニケーションロボット「BOCCO emo」の展示
ユニファ:保育園でのお昼寝中の園児の体の向き・体動チェック用のアプリ「ルクミー午睡チェック」等
Unipos(J-Startup):共に働く仲間とオープンに送り合う新しい成果給ピアボーナス「Unipos」
ラングレス:世界初・HRV技術を用い愛犬の心の状態を5つの色で表す犬用ウェアラブルデバイス「INUPATHY」