香港政府が一部の会場使用料を全額補助へ 国際会議や展示会の主催者が対象

香港政府・商務及経済発展局は9月24日、香港会議展覧中心(HKCEC/香港コンベンション&エキシビションセンター)と亜洲国際博覧館(AWE/アジアワールドエキスポ)で開催予定のビジネスイベントについて、主催者に対し会場使用料を100%助成することを発表した。

助成はコンベンション&エキシビション産業補助金制度に基づくもので、対象となるビジネスイベントは今年の10月3日から2021年の10月2日に開催される展示会と国際会議。展示会は展示スペースが1,200㎡以上であること、国際会議は参加者の半数以上が海外からの来場者かつ、総参加者数が400人以上であることが条件となっている。

支払いは過去の実績に基づいて行われる。HKCECまたはAWEで2015年から2019年、(もしくは2016年から2020年)までの5年間に毎年開催している、または2010年から2019年(もしくは2011年から2020年)まで隔年で開催した実績のある民間の展示会主催者は、事前申請することで会場費の50%を政府から補助される。会場費の残り50%は政府が支払う。会場使用料が超過した場合は、主催者は開催後に補助金を受け取ることができる。

また実績が不十分な主催者は事前に会場費を受け取ることはできず、開催後に会場運営者を通して申請を行い、審査に通過した主催者のみに会場費相当の支払いが行われる。