京都府と京都産業21、バーチャル展示会プラットフォームを開発

京都府と京都の中小企業支援を行う京都産業21は、ウィズコロナ社会における府内の中小企業の営業活動や新規販路開拓を支援するための遠隔・非対面・非接触でのバーチャル展示会プラットフォーム「VPK(バーチャルパーク京都)」を開発した。第1回目のバーチャル展示会として10月26日から30日にかけて「Kyoto Virtual Food Messe 2020」を開催する。

新型コロナウイルスにより展示会や商談会の中止・延期が相次いでおり、中小企業の新規販路開拓が縮小している状況を踏まえ、京都府と京都産業21では感染リスクがなく素早く開催・運営できるバーチャル展示会のプラットフォームを開発。京都のゲーム関連企業が技術開発やデザインを担い、「誰でもゲーム感覚で楽しめる展示会場」を実現した。特定のアプリケーションやVR機器などが不要で、ブラウザだけで参加できる仕様に仕上げ、リアルな展示会場を視覚的に再現する。

第1回目となる「Kyoto Virtual Food Messe 2020」ではホテル・料亭向け京のおばんざい、グラフィックデザイナーが手がける次世代和菓子、宇治茶の名匠が作り上げた玉露や抹茶のティーバッグ・お菓子、京都産の豚ロース肉だけを使い本場イタリアの製法で作った生ハム、無添加ちりめん山椒や京佃煮など京都のこだわり食品が多数出展される。会期中は会場にコンシェルジュブースを設け、参加バイヤーや来場者が求めるニーズを伺い、対応可能な出展企業を紹介する。