EventBiz Vol.8
スポーツの産業化の動きは加速している。行政はスポーツ庁を筆頭に数値目標が掲げられ、そこへ向かって走り始めている。民間企業もビジネスチャンスを掴むため、何かしらの取り組みをはじめている。スポーツとイベントから見えてくる新たな動きを追った。
そのほか、MICE特集や、展示会の総合分析・論考などの理論的な内容、東京2020に向けた動きに関する記事も掲載した。
■目次、サンプルはこちらから(http://www.eventbiz.net/?p=53774)
スポーツの産業化の動きは加速している。行政はスポーツ庁を筆頭に数値目標が掲げられ、そこへ向かって走り始めている。民間企業もビジネスチャンスを掴むため、何かしらの取り組みをはじめている。スポーツとイベントから見えてくる新たな動きを追った。
そのほか、MICE特集や、展示会の総合分析・論考などの理論的な内容、東京2020に向けた動きに関する記事も掲載した。
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世界最大の来場者数を誇る「パリモーターショー」は、パリのポルト・ド・ヴェルサイユ見本市会場で2018年10月4日から14日まで開催する次回展よりコンセプトを一新する。
同展は創設以来120年、業界のイノベーションのショーケースとしての役割を果たしてきたが、より一層トレンドを先取りし新しいサービスを紹介する展示会を目指す。見どころとしては、初のスーパーカー特化エリアである「スーパーカー・ゾーン」、パリモーターサイクルショーを吸収し、二輪・三輪駆動車に特化した「モンディアル・ドゥ・ラ・モト」、デジタル分野の新企業、モビリティ分野でのデジタル技術の新利用法やサービスを、一般来場者がインタラクティブなイベントを通じて発掘する「モンディアル・ドゥ・ラ・モビリテ」などが挙げられる。
最後に、当日の参加者から寄せられたアンケートを一部紹介する。
・大友さんのお話は体験に基づきとてもわかり易かったです。時間が短かったと感じたくらいです(製造業・人事)
・社員の本音の部分が聞けた気がします(卸売小売業・人事)
・女性社員として、復帰後の勤務制度は重要な案件であるため、興味深い講演でした(食品製造業・人事)
・現在産休・育休を取る予定の社員がおります。在宅勤務が業務上難しいかと思いますが、先輩ママさんとの意見交換等、ママカフェは実施してみたいなと思いました(医療機器製造業・人事)
・大友様の現場レベルのお話に、たいへん共感できました。社内スタッフにも聞いてもらいたい内容でした(卸売小売業・人事)
・男性の自分にとって、働く女性の気持ちが切実に伝わりました。違った視線で人事業務に取り組めるようになると思います(建設業・人事)
展示会やMICEなどに関する最新ニュースを伝えるタブロイド判の業界紙
「第761号 見本市展示会通信」を発行しました。
【主な記事】
・1面のニュース:ギフト・ショーWEEK秋2017 日本最大から世界最大へ 〈インタビュー〉日本スペシャルティコーヒー協会 ほか
・〈MICEプラス〉ユニークベニューの利用促進に向けて視察会実施・・・(2面)
・〈出展社に聞く!〉「バルーン工房 バルーン宇宙葬の会」・・・(7面)
・〈出展社に聞く!〉「アトムサポート」・・・(8面)
・実践MICE講座 第6回 日本コンベンションサービス(株)MCI-JCS Japan 小川原桜子氏・・・(2面)
・業種別開催データ(2017年10月~2018年3月)<消費財関連>・・・(3~5面)
発行について:第761号 2017年(平成29年)9月1日
ピーオーピーは、2017年8月30日に『EventBiz』Vol.8を発刊いたしました。
『EventBiz』Vol.8のタイトルは
スポーツの産業化の動きは加速している。行政はスポーツ庁を筆頭に数値目標が掲げられ、そこへ向かって走り始めている。民間企業もビジネスチャンスを掴むため、何かしらの取り組みをはじめている。スポーツとイベントから見えてくる新たな動きを追った。
そのほか、MICE特集や、展示会の総合分析・論考などの理論的な内容、東京2020に向けた動きに関する記事も掲載した。
8月25日、東京・ベルサール六本木コンファレンスセンターで第6回目となる「ZeeMユーザー会・総会」が開催された。ZeeMはクレオが開発、販売を行う会計・人事給与システム。
MICE業界では国際会議などを手がける日本コンベンションサービスが導入しており、同会第2部の合同セッション「働き方改革の切り札?!テレワークの有効性と可能性を考える!」では、同社国際会議部の大友眞生氏が働き方に関する招待講演を行った。下記に概略を紹介する。
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出産前、大友氏は責任も仕事量も多い国際会議ディレクターという仕事に大きなやりがいを感じていた。幸い、仕事に割ける時間も無制限にあった。そんな大友氏が産休・育休を取得したのが2014年1月のこと。
1年2カ月にわたる休暇を終え、仕事に復帰することとなった大友氏だが、胸中には以前と同じく国際会議ディレクターとして働きたいという強い思いがあった。
それまで国際会議ディレクターとして復帰した社員はあまりいなかったが、個人の裁量が大きく出張先での仕事も多いことから、在宅勤務は可能であるはずとも考えた。
育児と仕事の両立に一抹の不安を覚えながらも、人事に在宅勤務可能な制度を検討してほしいと相談。結果として無事に理解を得ることができ、晴れて「ママディレクター第一号」となったのである。
こうして大友氏はママディレクターとして順風満帆な滑り出しを見せるかのように思われた。だが、その矢先に想定外の事態が起きてしまう。
大友氏にとって想定外だった出来事は3つ。
まず、子供が待機児童となってしまったこと。区の待機児童専用グループ保育施設に入ってどうにか復帰するが、延長保育ができない、給食がない、通常よりも迎えの時間が早いなど制限は多かった。
また、今までの仕事のスタイルを変えることも容易ではなく、在宅勤務も思うようにいかなかった。
さらに、ひとたび子供が病気をすれば仕事の時間は減り、予定通り進まなくなってしまう。
大友氏のなかにある「仕事も育児も自分がやりたい」という強い思いが空回ってしまった結果だった。
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そんな悩みを抱えながらもなんとか仕事をこなし、数カ月が過ぎた。
あるとき、子連れで神戸まで出張しなければならなくなってしまう。それも1日や2日ではない。チームと調整し、夫や実家の母親の助力を得て、なんとか仕事を滞りなくこなそうとするも、出発日に子供が発熱してしまうという予想外のトラブルに見舞われる。現場入りは1日遅れとなった。
同僚や家族、周囲へ負担をかけてしまったことを悔いる大友氏。胸に「今までの働き方では無理だ。働き方を変える必要がある」という思いが飛来する。
働き方を変える決意をした大友氏。自身の制約を受け入れ、チーム制を確立し、役割をシフトするようにした。今まで自分がしていた仕事を他者に振るということに、ジレンマもあった。しかし、チームでの動きを俯瞰してみているうちに、仕事を任せることが若手社員の自立や育成にもつながるということに気づいた。
今日ではチーム制は大分浸透した。また、同社では社員のさまざまな働き方への理解促進・風土づくりのため「ママカフェ」や「家族参観日」を設けるほか、部門を交えたワークショップの開催により部門毎の課題や特性に応じた施策を実施する、個人デスク中心だったオフィスレイアウトを変更し、共有スペースを増やし手軽に打ち合わせを行うことで業務効率をアップするなど、働き方改善に向けたさまざまな取り組みに挑戦している。
今年5月には「女性活躍推進法」に基づく認定マーク「えるぼし」の最上位をPCOとして初めて取得するという快挙も成し遂げた。
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講演の最後、大友氏は在宅勤務をするうえで「仕事はやり過ぎない、やらなさ過ぎない」、そして「仕事も育児もできる限りちゃんとする」ことが大事だと語り、締めくくった。
本日8月30日、東京ビッグサイトで「第84回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2017 LIFE×DESIGN」の開会式が行われ、Gift Show Week秋がスタートした。
この展示会は「暮らしとデザイン」に特化した専門展で、会場内にはオシャレな照明や素材の良さを生かした雑貨、デザイナーによるこだわりの食器、インテリアなどが並ぶ。
開会式の開会宣言で、主催者であるビジネスガイド社の芳賀信享社長は「秋開催の中では過去最大の開催となり、今回展は8つカテゴリーで構成しました。暮らしからデザインをテーマに展開し、土曜開催はギフト・ショーの長い歴史の中でも初めての試みとなります。新たなイノベーションを促すためにも、ビジネス機会の創出を目指し、日本から世界へ情報発信していきたい」と意気込みを語った。
LIFE×DESIGNを構成するエリア
■「ACTIVE DESIGN&CRAFT FAIR」、「ACTIVE CREATORS」
コンセプトゾーン「ACTIVE CREATORS」をはじめとして新進気鋭のプロダクトデザイナー、ファッションデザイナー、雑貨アーティスト、クラフトマン、デザインディレクターなどが集まる。
このエリア内に展示されている「パイプロイド」は慣れた人なら10分程度、初めての人でも30分以内でかわいらしいペーパークラフトだ。のりを使わないので、作品の関節が動き、作ったあとも楽しめそうだ。
■「NIPPON BRAND FAIR」
日本の伝統文化の趣を取り込んだ食器や雑貨が並ぶ。
このエリアからリズミカルな音がしたので向かってみると、「東京手仕事」というブースに辿り着いた。漆塗りの照明や、シックなデザインの三味線、見たことない文様の切子細工のグラスなどの奥で、職人さんが鉄を叩いていた。伝統工芸品の深い味わいにデザイナーの視点が加わることで、新しい風合いが生まれる。その上品な世界観に注目だ。
■「SOZAI展」
日本の伝統の知恵や経験から生まれた技を今に活かす素材を中心に、技術を提案・発信するエリア。出展者と来場者で活発なコミュニケーションが図られており、常に多くの来場者がブース内に集まっていた。
他にもたくさんのこだわりのエリアが来場者を迎えてくれる。同展はパブリックデーを含め2日まで。是非デザインとライフスタイルの最新情報を会場でゲットして欲しい。
ヒビノは8月21日より、車載型LEDディスプレイシステム「RIGGING MOVER MINI(リギングムーバーミニ)」のレンタルを開始した。
リギングムーバーミニは、360度回転できる203インチ(W4,480mm×H2,560mm/アスペクト比16:9)の全天候型LEDスクリーンを搭載しており、屋外でのスポーツ大会のライブ映像表示やパブリックビューイングでも使用が可能だ。輝度は5,000cd/㎡。
また、1台に架台や電源、映像・音響システムなどを備え、大がかりな舞台や外部電源を必要としないため、設置・撤去時間の短縮や運営コストの削減も期待できる。