観光庁、IR追加申請を2027年5〜11月に設定へ 政令改正案でパブコメ開始

観光庁は17日、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)を巡り、整備地域の追加選定に向けた自治体の申請受け付けを2027年5月6日から11月5日までとする方針を明らかにした。申請期間を政令で定める必要があるとして、当該期間を追加する政令改正案について、意見公募手続(パブリックコメント)を開始した。

IR整備法では、都道府県または政令指定都市が民間事業者と共同で区域整備計画を作成し、国土交通大臣の認定を受ける仕組みで、認定数は最大3区域を上限としている。現在認定されているのは大阪・夢洲地区の1件にとどまっており、政府は追加申請の枠組み整備を進める。

意見公募は2025年12月17日から2026年1月16日まで実施し、電子政府の窓口(e-Gov)を通じて詳細を案内するとしている。

(写真は大阪で計画されている大阪・夢洲地区特定複合観光施設)