業界の未来担う若手に展示会産業の意義を ~日本展示会協会人材育成セミナー~


日本展示会協会人材育成委員会は4月21日、産経新聞社会議室で「第1回人材育成セミナー」を開催。業界の若手社員など約42人が出席した。

開催に先立ち、人材育成委員会の委員長を務めるマイナビ専務取締役浜田憲尚氏が挨拶。例年4月から6月にかけて開催していたビジネスフォーラムとセミナーを、今年度から年間を通して開催すること、内容も実務に役立つより充実したものにすることなどを語った。

 

一般社団法人である日本展示会協会会長の石積氏は「日本経済発展の切り札、それは展示会(国際見本市)」と題して、これからの産業を担う若手社員にむけて講演を行なった。

講演では、展示会が日本にもたらすメリットは出展者、来場者、産業界にとどまらず、国や都市に大きな経済波及効果や国際競争力向上の効果があるほか、業界に大きな売上げと雇用をもたらしていることを、「スマートエネルギーWeek2014」を例に具体的な数字を挙げて解説した。さらに業界発展と日本の経済発展のために、新規展示会の立ち上げと大規模展示会場の建設などが必要であることを説明した。

メッセ・デュセルドルフ・ジャパンのA・メルケ代表取締役社長が「グローバルな視点で見た日本展示会産業の課題・可能性について」をテーマに登壇し、国際展示会主催企業からみた日本の展示会産業について語った。

また、マイナビの山下弘喜氏とフジサンケイビジネスアイ日本工業新聞社の橋本権氏が、経済産業省展示会業界人材検討委員会が作成した、展示会産業のテキストや業界動向について解説した。

セミナー終了後には、参加者たちの交流会も開催された。