【P O P 交流フォーラム】ビジュアル&ライティング特集①-1

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ピーオーピーは11月21日、40周年記念行事の一環として“展示会・イベントにおける映像演出の可能性に関して”をテーマに「第1回POP交流フォーラム」を東京・ハロー貸会議室上野駅前で開催した。

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〈基調講演〉イベントにおける映像演出の可能性に関して
〈講師〉㈱アクイラ 代表取締役社長 鷲 禎弘 氏

これまでにない魅力的な映像コンテンツが必要

近年、映像を見る生活者に大きな変化が起こっている。インターネット普及率の伸びや回線速度の向上、携帯デバイスの進化と普及率の向上、撮影デバイスの進化と無料動画配信サービスの充実、デジタルサイネージの普及などにより、生活者における映像コンテンツとの距離感が近くなったのだ。たとえばビルの壁に投影されるデジタルサイネージは、多くの予算を投入して作られたものにもかかわらず、生活者はそれを無料で見ることができる。またプロでなくてもクオリティの高い映像を撮ったり、作ったり、ネット上に上げることも容易だ。これからの映像はこれまでにない「魅力的なコンテンツ」でなければならず、ただ映像を普通の「モニターで見るだけ」ではもはや感動がないと言える。

変化が起こっているのは映像の制作環境も同様だ。リニアからノンリニアになってきており、撮影機材に一眼ムービーやドローン、アクションカメラ、360VRなどが登場した。今までにはない映像を作れたり、機材がコンパクトになったことで以前は多大な予算を投じなければ作れなかった映像を安価で制作できるようになった。編集ソフトも充実した結果、プロの映像を作る側にはいかにうまく切り替えを行なうかが求められるようになってきている。

展示会における映像演出の変化

展示会における変化は一部照明のLED化やグラフィックの大型出力化、モニターの軽量・薄型化程度にとどまっている。しかし、ハードの進化によってこれまでよりも「リアル空間」と「デジタルコンテンツ」の連結や融合が促進している。その代表例として挙げられるのがプロジェクションマッピングだ。ここ10年来の傾向を見てみると、16:9や4:3の
モニターではなくても低コストで作成が可能となっており、既存の画角から解放されたと言える。また、環境と映像の境界線のシームレス化により、映像とは四角い既存フレームのなかで見るコンテンツという認識からリアル空間を構成する要素としての存在に変化してきている。これは舞台で言うところの「早変わり」であり、セットに映像の要素を加えることでこれまで以上のシーンメイキングが可能になる。映像は〝見る〞ものから〝触る〞ものや、〝入る〞ものに少しずつ変わってきていると言える。

 

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