JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2017 初日レポート
【展示会ダイジェスト】

2017年8月24日、千葉・幕張メッセで「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2017」(DIYショー)が開幕した。DIYショーはDIY、ホームセンターに関係する幅広い商品を一堂に集めた国内屈指の「住生活に関する総合展示会」であり、今回で通算53回目を迎える。初日の24日はバイヤーズ・デーとなっており、多くのバイヤー・業界人が来場した。その模様をレポートする。

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今回、何と言っても一番の注目は今年から新設された“男の工房”ゾーンだ。

近年DIY業界は女性の活躍がめざましく、DIYショーでも“キラリ!DIY女子”というゾーンを設け、人気を博してきた。しかし、男にも男ならではのこだわりがあるのもまた事実。そこで新設されたのがこのゾーンだ。

その特徴だが、まず見た目からして他のゾーンとは一線を画している。幕張メッセ5ホール入口から通路を直進すると突き当りに見えてくるのが、「溶接DIY“Weld It Yourself”鉄は熱いうちに打て!!」ブースだ。バチバチっという音と共に上がる火花はまさに男の職人の世界といったようすだが、担当者によると「プラズマカッターや溶接機を使うため、力は不要で女性からも好評です」とのこと。

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溶接DIY“Weld It Yourself”鉄は熱いうちに打て!!

 

溶接DIYブースを左に曲がれば、「ガレージハウス展示」が見える。

いかにも男の隠れ家的な見た目は男なら一度は憧れるものだ。ブース内の「レザークラフト工房」ではオリジナルコインケースの製作体験ができる。自分の名前を入れたり、オリジナルの模様を入れることができ、世界に1つだけのマイコインケースを作成でき、参加も無料だ。日頃革細工に触れる機会は少ないと思うので、立ち寄る機会があれば是非体験してほしい。

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ガレージハウス展示
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レザークラフト工房

もちろん、男の工房以外にも女性向けDIYを応援する“キラリ!DIY女子”、未来のDIY愛好家育成に向けた“こども・未来ゾーン”など、例年人気を博しているコーナーも健在だ。

 

初日のメインステージでは「日本DIY商品コンテスト」エントリー者による3分間のセールス・スピーチも行われ、熱気の入ったプレゼンが観客を楽しませるとともに、審査員の厳しい着眼点による質問によるドキドキ感を味わうこともできた。

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「日本DIY商品コンテスト」3分間セールス・スピーチ

 

 

ほかにも、「ホームセンタービジネスマッチング」では出展企業とバイヤーが熱い商談を交わしたり、「出展者ワークショップ工房」でそこでしか体験できない貴重な経験をするなど、初日のバーヤーズ・デーは大きな盛り上がりを見せた。

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出展者ワークショップ工房

 

DIYショーは26日まで開催しており、25日・26日が一般公開日となっている。出展者数は475社で、約12万人の来場を見込むだけあってその熱気は折り紙つきだ。業界関係者はこの機会を見逃さず参加してほしい。