オープンソリューションフォーラムの会場規模が1.5倍に~JASIS2018

日本分析機器工業会と日本科学機器協会が主催するアジア最大級の分析機器・科学機器展示会「JASIS2018」が5日、幕張メッセで幕を開けた。

日本分析機器工業会の栗原権右衛門会長は「7回目となる今回は出展者数494社、出展小間数1,462小間と過去最大だった昨年とほぼ同規模での開催となった。世界の状況を見てみるとIoTやビッグデータ、量子コンピューターなど技術革新が進んでいる。さまざまな分野のイノベーション、変化していくビジネスモデルに機敏かつ柔軟に対応し、ソリューションを積極的に提供したい」として、会員企業の声にこたえていく姿勢を見せた。

日本科学機器協会の矢沢英人会長は講演会・セミナーの一部(約50タイトル)を視聴できる専用ウェブサイトJASIS WebExpoに言及し「時期や場所問わないため、大きな可能性を秘めている。会員各社にも積極的に活用してもらい、地方ユーザーへの周知に努め、リアル展示会との相乗効果を図りたい」と意向を示した。また、来年2月9日にグランキューブ大阪で初開催となる「JASIS関西2019」に対しては「傘下組織である大阪科学機器協会では、積極的に盛り上げる機運を見せている」として期待感を露わにした。

今回JASISでは“未来発見。Discover the Future.”をキャッチフレーズに、特別企画ライフサイエンスイノベーションゾーンや米・PITTCON/ETCとの合同セッションを展開。特別企画オープンソリューションフォーラムは会場規模を1.5倍に拡大し、新技術説明会では昨年を上回る352件のテーマが発表された。

19年のJASISは9月4日から6日までの3日間、幕張メッセで開催する。20年は幕張メッセが五輪・パラリンピックで使用されることから会期をずらし、11月11日から13日に開催することが決定している。