予算がなくてもすぐにできること
これまで挙げた方法を実践しようとしても、予算面が厳しい出展者もいるだろう。特に性能の良い照明器具は1灯当たり1万円を超す場合もある。そこで、出展費用をかけられない出展者でもすぐにできる3つの方法を竹村氏に聞いた。
①会社名の代わりに商品の特徴がすぐにわかるキャッチの言葉を
頭より上に表記すること
②通路際に商品を置くこと
③待機の仕方を工夫すること
この3つを最大限意識すれば、ある程度の集客が可能だという。
竹村氏は「展示会に出展しただけでは、人が集まるとは限りません。200社から300社が集まる会場において、基本は来てくれないという前提で対策をしておく必要があります。ブースは集客でとても大切な要素であり、細部まで計算して作ること。その上でスタッフの立ち位置を計画すること。この二つさえできれば、見込み客は自然と集まってくるものです。人海戦術で無理やり人を集めるのではなく、計画して手順を踏みさえすれば、向こうからバイヤーは来てくれます。予算を掛けられない出展者も前述の3つを実践してみて欲しいです」と話す。
「見本市展示会通信」788号より抜粋(2018年10月15日発行)