ニッケン刃物 「メゾン・エ・オブジェ・パリ2020」初出展

日本一の刃物のまち、岐阜県関市。関市が開設した公的産業支援施設、関市ビジネスサポートセンターSeki-Bizが支援する、ニッケン刃物株式会社は2020年1月にパリの展示会に出展し、本格的な日本刀はさみシリーズの海外展開に乗り出します。刃物のまちの中小企業の快進撃が続いています。

海外展開に乗りだす日本刀はさみ

■ニッケン刃物の快進撃

ニッケン刃物株式会社(本社:岐阜県関市、代表取締役:熊田 祐士)は、1946年の創業以来、刃物の町関市で各種はさみ、ペーパーナイフを中心とした刃物を製造しています。若手のプロジェクトチームにより開発された日本刀はさみが、観光庁の「おみやげグランプリ2016」のグランプリ及び観光庁長官賞を受賞し、外国人観光客や刀剣好きの女性などから高い評価を得ています。2016年からスタートした、地域限定ご当地武将とのコラボモデルでは、8武将とのコラボが実現。忠実に再現された波紋や、各武将をイメージした鞘のデザインなど、ファンから熱い支持を受け、日本刀はさみは2019年10月時点で累計10万本を売り上げています。「日本刀はさみ」が順調に進む中で、土方歳三資料館と共同で開発した土方歳三の愛刀「和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)」のペーパーナイフ商品化に向けて挑戦したクラウドファンディングでは、目標額の100万円をはるかに上回る1,617万円の支援を達成し、Makuake Award 2017 Makuake賞にも輝くなど、数々のヒット商品を生み出しています。

■トップモデル カーラ・デルヴィーニュが大絶賛

VOGUE JAPANのIn The Bagというセレブがバッグの中身を紹介するコンテンツでは、トップモデルで女優としても活躍しているカーラ・デルヴィーニュが、鞄の中から日本刀はさみ 金龍モデルを取り出し、「日本でかっこいいから買っちゃった!ほんとに特別な逸品。日本の刀って最高」と大絶賛しました。

(出典:VOGUE JAPAN「カーラ・デルヴィーニュのバッグの中身を大公開!愛用するジャパニーズ・ブランドとは?|In The Bag」: https://www.vogue.co.jp/fashion/trends/VJ1012-InTheBag-2019-05-ORIG_CaraDelevingne/videos )

■メゾン・エ・オブジェ・パリ2020について

“インテリア業界の「パリコレ」とも呼称される、華やかさとトレンド発信力を備えた「メゾン・エ・オブジェ」には、メゾン(家)に関連する、私たちの生活空間を彩るあらゆるアイテムが、年2回(1月と9月)集結します。本見本市は、出品希望者が多く出展スペース確保が難しいことでも有名で、出品実績そのものがブランド力を高めるとも言われています。これまでも、欧州域内だけでなく世界中の出品者が、海外への販路開拓、ブランディングの場として本見本市を活用し、成果を収めてきました。”

ニッケン刃物は2020年1月17日から21日まで開催される同見本市に初出展致します。

(引用:日本貿易振興機構JETRO: https://www.jetro.go.jp/events/far/5949198609c5c564.html )

■関市ビジネスサポートセンターについて

地域の中小企業、個人事業主の売上アップに向けたサポートを行っている関市ビジネスサポートセンターは、2016年7月の開設から順調に相談事業者数、相談件数ともに伸びています。当初30件/月の相談件数の目標を大幅に超え、1年目は平均相談件数127件/月、そして2年目は143件/月、3年目は149件/月、4年目は168件/月で、1日約7~8件の相談をお受けしています。2019年12月28日までの3年6か月で807社、6,154件の相談が寄せられ、お金をかけず、業界の常識にとらわれない知恵出しや継続的なサポートによって、地域のお店の売上アップ事例が続出し、地域経済の活性化に大きく貢献しています。

ニッケン刃物に関しては、日本刀はさみの販路開拓に向けて相談に来られた同社の熊田代表から伺った、オリジナルのデザインを50個の小ロットから自社で製造できる強みと歴女や刀剣ブームで日本刀に注目が集まっている時流に着目し、全国のご当地武将モデルを受注生産してはと提案。ご当地武将モデルがスタートし、5万本を超える売り上げアップに繋がりました。同社の販路開拓に向け、継続的にサポートしています。