千葉発 地域経済の発展のために

 「人・モノ・情報」が集まる展示・コンベンション施設は経済の活性化、産業の振興、雇用の創出など、地域に大きな波及効果を及ぼす。その先駆けとなったのが、1989年10月にオープンした「幕張メッセ」である。
そこで、『見本市展示会通信』では、地域経済の牽引役として幕張メッセがどのような役割を果たし、どのような展望を掲げているのかを浮き彫りにするため、中村俊彦・株式会社幕張メッセ代表取締役社長に全体像を聞くとともに、その具体的な活動事例となる人事交流と新規事業(MTS)にについてレポートした。また、地域経済の包括的な動きを中島秀幸・千葉県商工労働部経済政策課長に紹介してもらった。
中村社長は「展示会場が地域に及ぼす経済波及効果を示す取組みにより、国や地方自治体の皆様方に見本市や展示会、イベント、国際会議は大事な産業分野なんだということを示したい」と話すとともに、「幕張メッセを含めた街全体としての《幕張ブランド》を外にアピールしていきたい」と幕張メッセの目指している方針を語った。 
 (07/02/13)